こんにちは!!北島坂口鍼灸整骨院です(`・ω・´)!!
この時期いろんな大会やそろそろ徳島マラソンが行われる時期ですね。なので今回は僭越ながら『肉離れ』についての簡単な説明、応急処置についてお話しさせて頂きます。
肉離れとは、筋肉が引き伸ばされると同時に収縮(力が入っている)ときに起こる筋肉の断裂の事をいい、ストレイン損傷の一種です。部分的に断裂することが多いですが、たまに筋肉が完全に断裂してしまうケースもあります。
例えば、ダッシュなどの急な動きをするときハムストリングス(太ももの裏の筋肉)はギュッと収縮しますが、この状態から走り出して膝を伸ばす動きをすると、収縮している筋肉は無理やり引っ張られる状態になり、この時に収縮する筋力が引っ張られる筋力に負けることで肉離れが起こります。
ちなみにストレイン損傷(strain)とは関連の運動機構である筋腱単位で損傷が発生することで、腱の付着部、腱、筋肉線維の断裂と不完全な修復によって機能的な障害が発生することを指します。
肉離れを疑う怪我を発症した場合には、ただちに応急処置を行いましょう。応急処置の方法は、『POLICE(ポリス)』=Protection(保護) Optimal Loading(適切な負荷) Ice(冷却) Compression(圧迫) Elevation(挙上)が基本です。
自分が学生の頃はRest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)のRICEの処置と習ったのですが、それが進化し、安静だけでは損傷した組織を保護できないことから、RICEにProtection(保護)を加えたPRICEと呼ばれる処置に変遷してきました。
さらに近年において、急性損傷の早期管理として必要以上の固定、安静は悪影響を及ぼすことがわかってきており、安静(Rest)をOptimal Loading(適切な負荷)に置き換えたPOLICEという概念が広まりつつあります。
早期に最適な回復を目指すアスリートにはPOLICEは有効な手段です。
しかし、外傷や大量出血、脱臼、骨折が疑われる著明な変形など、意識消失、ショック、重症な傷害の場合はすぐに病院にかかり、むやみに動かさないようにし、医師の指示に従うようにしましょう!!
肉離れに似た症状の所謂足がつる(こむら返り)、筋挫傷、筋膜炎、などがありますがそれはまた次の機会にさせて頂きます。
と、肉離れの説明、応急処置のお話をさせて頂いたんですが、本当は肉離れなど、怪我をしない事が一番なので運動前には動的ストレッチ(動きのあるストレッチ)、運動後には静的ストレッチ(動きのないストレッチ)を心掛けるようにして下さい。それだけでも変わってきますので。
それでは失礼します(*´ω`*)ノシ





