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世界柔道選手権2010 東京大会
全日本柔道連盟強化委員長 吉村和郎氏インタビュー
前回の2009年ロッテルダム世界柔道選手権大会(オランダ)では、日本男子は史上初の金メダル「ゼロ」という屈辱を味わったが、今大会は地元東京開催ということもあり、大会に臨む日本選手団の意気込みは半端なものではない。
代表選手の決定以来、ほとんど休みなく繰り返された海外遠征と強化合宿の結果、選手は逞しく変貌を遂げつつある。
また、代表選手が各階級2名ずつ(無差別級は4名)になったため、同一階級の代表同士、ライバル意識も高まっており、練習に取り組む意欲や姿勢にもつながっているようだ。
大会初日 9月9日(木) ベテラン鈴木・日本のエース穴井に注目!
100kg超級
100kg超級の日本代表は鈴木桂治(国士舘大学教員)と高橋和彦(新日本製鐵)だ。
海外の有力選手としては、2007年リオデジャネイロ世界柔道選手権大会(ブラジル)、2009年ロッテルダム世界柔道選手権大会(オランダ)を連覇しているフランスのリネールが絶対的な実力を持ち、今大会の優勝候補筆頭と言っても過言ではない。204cmと長身で、切れる技があるわけではないが、スタミナがありパワフルで、受けも強い。
今年の全日本柔道選手権大会の覇者である高橋とベテラン・鈴木が、このリネールの牙城をどの様に崩すかが、最大の見どころと言っていいだろう。
100kg級
100kg級には、日本のエース・穴井隆将(天理大学職員)が登場する。
IJFワールドランキング1位の穴井が優勝候補一番手ではあるが、穴井は4月以降、国際大会3戦連続で優勝を逃しており、安定感という点では今ひとつ。
ランキングが示す通り実力では世界一の穴井だけに、今大会で名実ともにチャンピオンであることを証明したい。
大会2日目 9月10日(金) 絶好調・小野、悲願達成なるか?
90kg級
90kg級は何と言っても小野卓志(了徳寺学園職員)に注目だ。
昨年12月のグランドスラム東京以来、国際大会5連勝中と、IJFワールドランキングはダントツの1位。
得意の内股に加え、小外刈、大内刈、さらに意表を突く背負投などにも切れを見せる。 30歳にして全盛を迎えた小野の世界柔道選手権大会、初優勝に期待したい。
81kg級
日本のウィークポイント81kg級は、若手の中井貴裕(流通経済大2年)に注目だ。
変則の組み手で、ガンガン前に出て攻め続ける柔道は今までの日本人にはないタイプである。現在進行形で強くなり続けている中井だけに目が離せない。
「日本柔道強化メンバー(男子ナショナルチームメンバー)」コンテンツにて、世界柔道選手権2010 東京大会に出場する主な男子選手の情報をご覧頂けます。
