世界柔道選手権2010 東京大会

全日本柔道連盟強化委員長 吉村和郎氏インタビュー

大会3日目 9月11日(土)  階級アップの秋本も金の可能性大!

73kg級

秋本啓之選手

73kg級の秋本啓之(了徳寺学園職員)が調子を上げており、金メダルを狙える位置にいる。

左右同じように技を繰り出すことができる背負投袖釣込腰は切れ味も抜群だ。

桐蔭学園高校時代は、66kg級の小さい身体ながら、2003年全国高校柔道選手権大会の無差別級で優勝しており、パワーのある外国人選手をも気にしないだろう。

2007年リオデジャネイロ世界柔道選手権大会(ブラジル)では66kg級で出場し、力を出し切れなかった秋本だけに、今大会への思い入れは強い。目指すのはもちろん金メダルだ。

大会4日目 9月12日(日)  若手、海老沼と平岡の雪辱に期待

66kg級

海老沼匡選手

66kg級は海老沼匡(明治大学3年)が注目度No.1になりそうだ。

実力で「第一人者」の座を奪い取った海老沼だけに、周囲の期待も大きく、切れ味の鋭い内股背負投にも注目だ。

60kg級

平岡拓晃選手

60kg級では2009年ロッテルダム世界柔道選手権大会(オランダ)2位の平岡拓晃(了徳寺学園職員)に注目したい。

平岡は「ロッテルダム大会で日本惨敗と言われたのは、自分が金メダルを獲れなかったせい。この大会で雪辱する」と強い気持ちを打ち出している。

しかし、ロッテルダム世界柔道選手権大会金メダリストのザンタラヤ(ウクライナ)、現在IJFワールドランキング1位のソビロフ(ウズベキスタン)などライバルも多く、優勝までの道のりは決して容易ではない。

2009年 ロッテルダム世界柔道選手権大会成績(60kg級)

大会最終日 9月13日(月)  無差別の王座に就くのは果たして?

無差別級

立山広喜選手

無差別級には、4人のエントリーが可能となっており、立山広喜(日本中央競馬会)と上川大樹(明治大学3年)はすでに出場が決まっている。残る2人は初日の100kg超級、100kg級の戦い方次第で決定する。

ベテラン鈴木桂治になるか、全日本柔道選手権大会の覇者・高橋和彦か、それとも昨年の全日本柔道選手権大会の覇者、穴井隆将か、残る2つの代表枠にも注目したい。

外国人選手では、出場してくればリネールが最大の敵となる。その他、現在IJFワールドランキング2位のエルシャハビ(エジプト)も強敵であることは間違いない。

2009・2010年 全日本柔道選手権大会成績

IJFポイントランキング(男子)

「日本柔道強化メンバー(男子ナショナルチームメンバー)」コンテンツにて、世界柔道選手権2010 東京大会に出場する主な男子選手の情報をご覧頂けます。


柔道チャンネルでは、柔道部・日本柔道・国際柔道・世界柔道・柔道整復師・柔道整復師専門学校・接骨院の関連情報がご覧頂けます。また、柔道大会情報や柔道家・選手紹介、柔道組織情報、柔道関連情報など柔道に関する情報も掲載しています。

注目ワード