夏の整体情報整体院 夏の施設情報
「夏の整体院情報」についてご紹介します。整体院は体の不調などを緩和するために、整体師が手技療法を中心に施術を提供する施設です。骨格の歪みを矯正したり、筋肉のコリ・疲労を揉みほぐしたりすることで、筋肉・関節の調整を行い、痛みを改善します。
しかし、季節によって体に表れる病気・症状も様々。そのため、症状に合わせた施術を受ける必要があります。
本記事では、夏になるとなりやすい病気・症状と、効果的な整体の施術、施術を受ける際のポイントについてまとめました。
夏になりやすい病気・症状

夏は熱中症や夏バテによる体調不良をはじめ、様々な病気や症状があります。具体的に見ていきましょう。
熱中症
熱中症とは、高温多湿な環境にいることで体温調整機能が低下し、体に様々な症状が現れる状態のこと。通常、体温が上がれば、体は上がった熱を下げるために、汗をかきます。しかし、夏の暑い日は熱が体の中にこもりやすく、大量の汗をかくことで体内の水分と塩分が失われがちに。それによって立ちくらみやめまい、頭痛、吐き気、けいれん、高体温、意識障害などの症状を引き起こします。場合によっては死に至ることもあるのです。
熱中症になる主な原因としては、「真夏の炎天下に長時間いた」「暑い日に運動をしていた」ということが挙げられますが、実は気温が低い場合でも湿度が高ければ、熱中症を引き起こしやすいため、室内にいるときも気を付けなくてはなりません。
熱中症を予防する場合には、直射日光を浴びないように帽子や日傘を使ったり、綿や麻など通気性のいい素材の服を着用したりすることが大切です。
また夏は知らず知らずのうちに汗をかき、体内の水分が失われていきます。そのため、水や麦茶などをこまめに飲み、水分補給することがおすすめ。ただし、カフェインや糖分が多く含まれている飲み物、アルコールは水分補給に適していません。またスポーツドリンクはミネラルが含まれていますが、糖分も多いため、飲み過ぎには注意が必要です。
冷えによる体調不調

冷えとは、体温調整がうまく機能せずに体が冷たくなってしまう症状のこと。夏の暑い日にエアコンの効いた部屋に長時間いると、身体は体温を維持しようと血管を収縮します。その結果、血行が悪くなり、手足から冷えていくのです。また夏は汗をかきやすい季節。汗をそのまま放置したり、汗を掻いた状態でエアコンの風を浴びたりすることで汗が蒸発し、体が冷える原因となります。
その他にも冷たい飲み物や食べ物を多く摂取したり、偏った食生活を送ったりすることも体を冷やす原因のひとつです。
体が冷えると胃腸の不調や食欲不振をはじめ、寒気やふるえ、だるさ、頭痛、肩こり、睡眠不足の症状が現れます。これらの症状を改善するためは、エアコンを冷やしすぎたり、冷たい飲食物を過剰に摂りすぎたりしないこと、またバランスの良い食生活を心がけることが大切です。
夏バテによる食欲不振
夏バテとは高温多湿の環境に体が付いていけずに起こる体調不良のこと。夏バテで体力が消耗するばかりか、食欲が落ちる人も少なくはありません。また気温の高い屋外とエアコンで冷えた室内の温度差によって自律神経が乱れ、胃腸の働きが弱まって、消化不良などの症状が現れます。そして食欲不振になれば、体が疲れやすくなり、体力が回復するにも時間がかかってしまう場合も。夏バテを避けるには、温度差や体の冷やし過ぎに気を付け、睡眠を十分取り、いつも以上に栄養バランスに気を付けることが肝心です。
夏太り
夏太りとは、夏の時期に体重が増えること。夏は暑く汗をかきやすいことから、体の中からミネラルやビタミン類が不足しがちになります。ミネラル・ビタミン類が不足すると脂肪が燃焼しにくくなり、痩せにくい体になってしまうのです。
また夏は基礎代謝が低下しやすい時期と言われています。基礎代謝とは、体温維持や呼吸、心拍など人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことです。この基礎代謝が低下すると消費カロリーも抑制されてしまうため、太りやすくなります。
そのため、夏太りを防ぐには、糖質やカロリーの高い飲食料を控え、たんぱく質やビタミンを中心としたバランスの良い食事を摂ることがおすすめ。また朝や夕方など涼しい時間帯に適度な運動を取り入れることも夏太りの予防に効果的と言えます。
自律神経の乱れによる頭痛や不眠
自律神経とは、呼吸や代謝、血圧、消化、排泄、体温といった体の機能を自分の意思とは関係なく、自動的に働かせる神経のこと。体温調整機能も自律神経のコントロールしている機能のひとつです。この自律神経には、臓器や器官などの動きを向上させる「交感神経」と心身を休ませるために臓器や器官などの動きを抑制させる「副交感神経」があります。
特に夏は暑さによって熱が体内にこもりやすく、交感神経が過剰に働いた状態になりがち。そのため、疲労感や頭痛、めまい、不眠などの様々な症状が現れます。自律神経を整えるために、37〜39℃程度のぬるま湯に20〜30分浸かったり、半身浴(下半身のみ湯船に浸かる入浴方法のこと)を行ったりすることもおすすめ。心臓や肺に負担をかけることなく、体の疲れが取れることを期待できます。
整体院での施術

ここでは、夏になりやすい病気・症状を改善するために、整体院でどのような施術を行うかについてまとめました。
自律神経を整える施術
自律神経が乱れていると、体温の調整が上手くいかず、熱中症を引き起こしたり、冷えによる頭痛や首、肩こり、体のだるさなどにつながったりします。また自律神経は基礎代謝と大きくかかわりを持っているため、自律神経のバランスが崩れると基礎代謝も低下し、夏太りの原因にもなってしまうのです。
整体の施術では、筋肉の緊張やコリを揉みほぐし、体をリラックス状態にすることが期待できます。体が休まれば、副交感神経が優位な状態になるため、疲労回復だけではなく、胃腸の動きが活性化されたり、血行が良くなったり、冷えや睡眠不足の改善にも繋がるのです。
夏に整体院を訪れる際のポイント

ここでは、夏に整体を受ける際に気を付けておくとよいポイントについてご紹介します。
動きやすい服装
整体の施術では、施術台に横になって施術を受ける場合がほとんどです。また体の状態をチェックしたり、手足を大きく動かしたりします。シワができても気にならないTシャツ、足の可動域を狭めないレギンス、柔らかい素材のジャージなどがおすすめ。アクセサリーやイヤリング、ピアスなどを事前に外しておくことも大切です。
また夏の場合は、他の季節より汗をかきやすいため、着替えや汗拭き用のタオルを持参すると良いでしょう。
施術の邪魔にならない髪型
整体では、体を動かすことが多いため、ピンや飾りを付けたり、ワックスで固めたりすると、施術の邪魔になる場合があります。長髪の場合は、固く髪を結ばず、施術で髪型が崩れても構わないように髪留めを持参するなどし、施術後に手直しすることがおすすめです。
こまめな水分補給
梅雨時から夏にかけては高温多湿のため、十分に水分補給をしなければ、脱水症状を起こしたり、血液がドロドロになって老廃物が溜まりやすくなったりします。その状態で整体を受けることは、老廃物や毒素が流れにくくなるだけではなく、かえって気分が悪くなる場合もあるため、施術前後には冷たすぎない水か白湯をコップ1杯飲むと良いでしょう。
水分を補給することでリンパが流れやすくなり、疲労物質や毒素が排出されやすくなります。