2018年11月の柔道グランドスラム大阪で優勝し、グランドスラム大会で初めての金メダルを獲得したウルフ・アロン（了徳寺学園職員）。2019年の初戦となった2月の柔道グランドスラム・パリでは、初戦から一本勝ちを重ねて順当に勝ち上がったが、決勝でリオデジャネイロ五輪（柔道）90kg級銀メダリストのリパルテリアニ（ジョージア）の内股に屈して優勢負け。2大会連続優勝を逃し、銀メダル獲得となった。

ブダペスト世界柔道選手権大会で金メダルを獲得した2017年から一転、2018年の序盤は左膝の負傷で大会欠場が続いた。それでも、全日本実業柔道団体対抗大会（3部）で復帰を果たすと、8月の柔道グランプリ・ブダペストで優勝。連覇を狙ったバクー世界柔道選手権大会は3位決定戦で敗れたものの、柔道グランドスラム大阪での優勝で復活をアピールした。

東京五輪（柔道）出場に向けて、結果が求められる2019年。体調に万全を期して代表争いを戦ってほしい。