2017年10月にクロアチアで開催された世界ジュニア柔道選手権大会で、金メダルを獲得した荒木穂乃佳（兵庫県警察）。

初戦から順調に勝ち上がり、決勝ではサンネ・フェルメール（オランダ）と対戦。ヨーロッパジュニアチャンピオンを相手に一歩も引くことなく、背負投で技ありを奪い見事優勝に輝いた。また、初開催となった男女混合団体戦にも出場しチームの金メダル獲得に貢献している。

全日本柔道連盟のB強化指定としてシーズンに臨んだ2017年は、4月の全日本選抜柔道体重別選手権大会で初の3位入賞を果たすと、9月の全国警察柔道選手権大会で2連覇を達成。全日本ジュニア柔道体重別選手権大会では、決勝で嘉重春樺（東大阪敬愛高校3年）を破り2連覇を成し遂げ、国際大会でも2月のベルギー国際柔道大会でジュニアの部・シニアの部の両部門で3位、4月のロシアジュニア国際大会で3位に入賞するなど好成績を残している。

11月の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会では2回戦敗退を喫し、柔道グランドスラム東京への出場を逃したが、世界ジュニアチャンピオンとして、今後はシニアカテゴリでの活躍が期待される。