■ 2022年9月12日
芳田 司 よしだ つかさ(女子57kg級)
プロフィール
- IJFポイントランキング:21位
- 強化指定:B強化
- 階級:57kg級
- 年齢:30歳
- 段位:4段
- 最近の主な戦績
- 2021年
- |柔道ワールドマスターズ・ドーハ 57kg級 優勝
- 2021年
- |東京五輪(柔道) 57kg級 3位
- 2022年
- |全日本選抜柔道体重別選手権大会 57kg級 準優勝
※掲載内容は公開時(2022年9月12日)の情報となります。

■ 2022年9月12日
※掲載内容は公開時(2022年9月12日)の情報となります。
2019年大会以来、3年ぶりの出場となった2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会(以下、選抜体重別選手権)で、決勝まで勝ち上がったものの準優勝に終わった芳田司(コマツ)。
1回戦と準決勝はともに延長戦を戦い抜いて指導3の一本勝ち。通算3度目の優勝を懸けて、舟久保遥香(三井住友海上)との決勝に臨んだ。2019年大会王者と2021年大会王者の対決となった一戦は、序盤から組み手争いで劣勢を強いられる苦しい展開となり、開始1分40秒、3分37秒に指導を宣告され本戦が終了。ゴールデンスコア(延長戦)突入後も打開策を見出せないまま時間が経過し、迎えた延長戦1分54秒に3つ目の指導を宣告され反則負け。指導ポイント3-0と圧倒されての敗戦、そして世界柔道選手権大会代表の座を譲る形となり畳の上で悔しさをあらわにした。
それでも、2週間後に開催された第37回皇后杯全日本女子柔道選手権大会では、初出場ながら2勝を挙げてベスト16に進出。積極的な仕掛けと、スピード感あふれる柔道でファンを楽しませてくれた。
6月には銅メダルを獲得した東京五輪(柔道)以来、初の国際大会となる柔道グランドスラム・ウランバートルに出場。初戦を一本で勝ち上がるなど上位進出が期待されたが、準々決勝で相手の肘関節を固めたまま一本背負投を浴びせたとして反則負け。規定により敗者復活戦への出場もできずメダル獲得を逃した。
選抜体重別選手権のあとには、全日本柔道連盟のA強化指定を舟久保遥香に譲る形となったが、2大会連続の五輪出場に向けた今後の巻き返しに注目が集まる。