柔道整復師:柔道整復師の基礎知識
柔道整復とは
「柔道整復」と言う言葉が初めて使われたのは大正時代になってからのことです。
「柔道整復」とは、柔道整復術を使って、骨折や脱臼、打撲、捻挫などの施術(治療)をすることを指します。
柔道整復は、医業類似行為であり、柔道整復師法(15条)に、医師である場合を除き、柔道整復師でなければ、業務として柔道整復を行なってはならないことが定められています。
激しく投げたり、絞めたりして闘う柔道には、骨や筋、関節などに強い力がかかり、骨折や脱臼、打撲、捻挫をすることも少なくありません。元々は、そういった患部を治療することから始まった柔道整復は、「柔道整復術」とよばれる治療法を用います。
柔道整復の特徴は、麻酔などの注射や投薬をせずに、直接患部に手を当てて触り、しっかりと状態を確かめながら治療していくことです。患者とのコミュニケーションをとりながら手当てをすることで、患者の自らの治癒力を高め回復に向かわせます。
参考
- 脱臼・・・骨の関節が外れること。
- 捻挫・・・関節をねじってくじくこと。
- 打撲・・・体に外的な力が加わって起こる痛み。
- 骨折・・・骨が折れること。
