7月24日大会レポート
国士舘高校が十度目の優勝!高校柔道三大大会二冠達成!
7月24日(火)、「第92回 平成30年度金鷲旗高校柔道大会」の最終日は、男子の4回戦から決勝戦までが行なわれ、春の高校柔道選手権大会の王者・国士舘高校(東京都)が天理高校(奈良県)を破り、高校柔道三大大会二冠を達成した。
決勝は、斉藤立選手(国士舘高校2年)と中野寛太(天理高校3年)の大将対決にもつれ込む接戦。お互いに一歩も譲らない激しい攻防が続く中、斉藤立選手が大外刈で一本を奪い勝利し、春の高校柔道選手権大会に続き優勝を果たした。
3位には、日体大荏原高校(東京都)、大牟田高校(福岡県)が入賞している。
高校柔道三大大会最後となる「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)柔道競技」は8月8日(水)より津市産業・スポーツセンター(三重県)にて開幕。今大会で優勝を飾った国士舘高校が、高校柔道三大大会三冠を成し遂げるのか注目だ。
男子優勝:国士舘高校 岩渕公一監督のコメント

岩渕公一監督
春の高校柔道選手権大会で優勝しているので、この金鷲旗も絶対に優勝しようという決意がチームの皆にありました。
決勝戦の天理高校(奈良県)は軽量級にも強力な選手が揃っていましたね。なので、きちんと対策をしなければ勝てないだろうと考えていました。
決勝で安藤稀梧を起用しなかったのは、安藤の攻めのリズムが対戦相手に読まれていると感じたからです。チーム全体の流れを変えるためには、良い選択だったと思います。
今回の優勝は、チームの更なる成長に繋がる良いきっかけになりました。斉藤立に関して言えば、下半身の安定性の強化が課題ですね。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)柔道競技までにみっちり練習させようと思います。
7月23日大会レポート
南筑高校が大会二連覇を達成!
7月23日(月)の第92回 平成30年度金鷲旗高校柔道大会は、女子の5回戦から決勝戦までが行なわれ南筑高校(福岡県)が大成高校(愛知県)を破り、大会二連覇を達成した。
決勝では、南筑高校の副将である素根輝選手が圧倒的な強さで3人抜き。最後は大成高校の大将・佐藤陽子に一本で勝利し、見事チームを連覇へと導いた。
春の高校柔道選手権大会で優勝し、二冠を狙う夙川学院高校(兵庫県)と敬愛高校(福岡県)はともに準決勝で敗れ3位に終わった。
一方の男子は、2回戦の途中から3回戦までが行なわれ、春の高校柔道選手権大会優勝の国士舘高校(東京都)をはじめ、大会連覇を狙う桐蔭学園高校(神奈川県)、天理高校(奈良県)、大成高校(愛知県)などの強豪校が順当に勝ち進んだ。
明日(24日)は、男子の4回戦から決勝戦が行なわれ、男子の優勝校が決定する。
女子優勝:南筑高校 松尾浩一監督のコメント

松尾浩一監督
大会連覇を期待されるプレッシャーから開放されてほっとしています。また、副将の素根輝にもかなりのプレッシャーがかかっていたと思います。
準決勝の夙川学院高校との試合はとても厳しい試合内容でした。準決勝で勝つことができたのは、毎日の練習で妥協しなかったお陰です。身体的なスタミナも大事ですが、心のスタミナも勝つためには必要だと思いみっちり練習してきました。
辛い時こそ耐えて、勝利に繋げようとする意思の強さが、優勝に繋がったと思っています。
7月22日大会レポート
大会初日:女子は、本大会2連覇を狙う南筑高校などが勝ち進む
7月22日(日)、第92回 平成30年度金鷲旗高校柔道大会の大会初日が終了。
女子は1回戦から4回戦までが行なわれ、本大会2連覇に期待がかかる南筑高校(福岡県)が難なくベスト16入りを果たした。南筑高校は国際大会でも活躍している素根輝選手もエントリーしており、その戦いぶりに注目が集まる。
また、春の高校柔道選手権大会で優勝した夙川学院高校(兵庫県)や同大会準優勝の帝京高校(東京都)も順当に勝ち進んだ。
一方の男子は、1回戦から2回戦の途中まで試合が行なわれ、春の高校柔道選手権大会で優勝した国士舘高校(東京都)、準優勝の天理高校(奈良県)ともに初戦を突破した。
大会2日目の23日(月)は、男子は2回戦の途中から3回戦まで実施。女子は5回戦から決勝戦までが行なわれ、今年度の優勝校が決定する。
7月21日大会レポート
第92回 平成30年度金鷲旗高校柔道大会 開会式
2018年7月21日(土)マリンメッセ福岡(福岡県)で、高校柔道三大大会の1つである「第92回 平成30年度金鷲旗高校柔道大会」の開会式が行なわれた。
今年度は、男子は昨年よりも8チーム増えて330チーム、女子は165チームの合計495チームが参加し、昨年よりも多くの高校で優勝争いが繰り広げられる。
今年春に開催された高校柔道選手権大会を制した男子:国士舘高校(東京都)、女子:夙川学院高校(兵庫県)が二冠を達成できるのかにも注目が集まる。