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平成24年度金鷲旗高校柔道大会

優勝監督のコメント

男子優勝:東海大学付属浦安高校 竹内徹監督のコメント

東海大学付属浦安高校  竹内徹監督

竹内徹監督

一回戦から選手達の調子が抜群に良かったので、できれば大将のベイカーに一度も回したくないなというのが本音でした。

選手達からも「ベイカー先輩には回さないようにしよう」と目標を立てたと聞いておりました。春の全国高等学校柔道選手権大会は、ベイカーひとりの活躍で優勝したと言われたことが選手達も悔しかったようで、今回の目標を立てたそうです。本当に良く頑張ってくれましたよ。

準決勝で一試合だけベイカーが出場しましたが、ほぼ目標も達成できて良かったのではないかと思っています。

勝因としては、1年生の村田が活躍して鎌田、女良を温存してくれました。影の殊勲者ではないですかね。

戦前、石神がポイントになるだろうと思っておりましたが、最初は良くなかったですね。なので、6回戦の足立学園で「何のためにここまでやってきた、このまま終わって良いのか、お前、レギュラーから外すぞ!」と、物凄く檄を入れました。彼は檄を飛ばした方が力を発揮できる選手です。その後は思った通り、ポイントとなって頑張ってくれました。

ベイカーは今大会一試合しか出ていませんが、コンディションは抜群に良かったと思います。本人も試合がやりたくて、しょうがなかったくらいです。とにかくこの会場で沸かせたい、という彼の目標があったみたいです。

決勝前は「今日はとにかく暴れまくって、福岡に来ている皆さんを感動させなさい」と送り出しました。感動させるということは、技をたくさん掛けること、強気でいくことです。

春の大会は持ち味を出すことができませんでした。完全ではないのですが、決勝を含め、今大会は持ち味が出せたのではないでしょうか。特に鎌田と女良が闘志あふれる試合内容でしたね。

私も熊本の出身で、高校のときに先鋒で出場して優勝した大会。とにかく指導者としても、この大会は絶対に優勝したかった。実は今日の決勝戦の試合内容は、私のときと全く同じ。別の感動もありましたね。今日はおもいっきり選手達を褒めてあげたいです。

インターハイに向けては最高の流れだと思います。今回がベイカーに頼った優勝であれば、考えなければいけませんでしたが、インターハイの点取り戦に向けて全員が活躍できたことが大きいですね。あえて課題を出すとすれば、「もうひとつ攻め込むこと」ですかね。でもインターハイまでは、今までと変わらない練習です。このまま全員が平常心でいけると思います。

優勝高校 選手のコメント

男子優勝:東海大学付属浦安高校 ウルフ・アロン選手のコメント

東海大学付属浦安高校  ウルフ・アロン選手

ウルフ・アロン選手

「ベイカー先輩には回さないようにしよう」というのがチームの目標でした。一試合だけ先輩に回ってしまい、本当に悔しいです。

自分自身は、準決勝で一度負けてしまいました。相手は小学校からの知り合い。春でも引き分け、今大会でも取り切ることができなくて残念です。

決勝では気持ちを切替えて挑めました。最後は、技を掛けて優勝を決めたかったのですが、団体戦なのでチームが勝利できて良かったです。

春の大会よりスタミナも増えて、力でも勝つことができるようになったため、成長を感じています。今日の優勝はインターハイに向けて、自信もつきました。

「抜き戦は、ベイカーがいるから優勝できる」と言われショックでしたが、浦安は一人ひとりが強いです。インターハイでも浦安の強さを出せるように、絶対に優勝します。

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