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平成23年度金鷲旗高校柔道大会

2011年7月22(金)〜24日(日)に開催される全国高校3大大会のひとつ「金鷲旗高校柔道大会」。大会の魅力や今年の男女有力校などを九州柔道協会会長 藤田弘明氏(全柔連副会長・九段)にお聞きしました。

大会直前特集

九州柔道協会会長 藤田弘明氏に聞く

今回の大会は、男子334校、女子167校によって金鷲旗を争います。海外勢の出場では、台湾からは男女合わせて3校が出場しております。

大会の見どころとしては、男子では昨年優勝の国士舘高校(東京)と、準優勝の東海大学付属相模高校(神奈川)の優勝争いではないかと思います。その中で、修徳高校(東京)と、大成高校(愛知)がどこまで食い込んでくるのかが注目ですが、現状では上位2チームの実力が抜けているのではないでしょうか。

女子については、昨年優勝の淑徳高校(東京)は太田晴菜、準優勝の新田高校(愛媛)は井上愛美が卒業した今、その穴をどう埋めるかが課題ですね。

今年は地元九州勢の敬愛高校(福岡)、阿蘇高校(熊本)が力を持っており注目しております。 5人制の点取り試合は、粒が揃っていないとなかなか勝てませんが、勝ち抜き試合では、一人だけでも大物というか、大砲がいれば優勝できる可能性が十分あります。

例を挙げると、昭和50年に東海大学付属相模高校が優勝したときは、山下泰裕選手が初日の一回戦から、決勝戦までずっと大将で出場し勝ち続けたのです。

通常は2日目くらいまでは大将の出番が少ないのですが、これは金鷲旗始まって以来の出来事でした。

このように、 山下選手の様な絶対的な力があれば優勝できます。それが5人制での点取り試合と、勝ち抜きの金鷲旗との違いです。

また、インターハイでは各県予選で優勝した学校のみしか出場することができませんが、金鷲旗では、各県予選で1位2位を争う上位の学校をはじめ、すべての学校が出場することができますので、一戦、一戦勝ち抜くのが大変難しいです。そこが他と大きく違う金鷲旗のこだわりです。

世界を狙うためには、基本に忠実に一本を獲れる技を身につけないといけません。もし、一本を獲れない場合は時間内、相手を圧倒するぐらい攻める敢闘精神が必要です。

それを身につけないと、国際大会、世界柔道選手権大会、オリンピックに行っても勝つことはできません。

ぜひとも、この金鷲旗での経験を糧に、精神面、体力面などを身につけて、多くの選手が世界に羽ばたいて欲しいものです。

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柔道チャンネル「金鷲旗高校柔道大会」について
柔道チャンネルでは、高校柔道の三大大会のひとつ「金鷲旗高校柔道大会」の動画をYouTubeにて配信しています。勝ち抜き戦ならではの試合展開、そして一本を取る豪快な技の数々などダイジェスト動画でご覧頂けます。また、選手・大会写真集、大会結果、選手コメントなどの大会情報も掲載しています。
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