2014年8月2日(土)〜6日(水)に開催される「平成26年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)柔道競技大会」。
今大会に向けての意気込みと展望を、「平成26年度金鷲旗高校柔道大会」男女優勝校の各監督にお伺いしました。
大会直前監督インタビュー(男子)
修徳高校 大森淳司監督

大森淳司監督
うちの選手は一人ひとり、そこそこの力を持っているとは思いますが、勝負はやってみないと分からないですからね。
春(全国高等学校柔道選手権大会)に優勝できたからといって、今回もいけるだろうみたいな気持ちはまったくありません。東京予選でも国士舘高校に負けていますし。
選手の状態は、いつもと変わりません。周りからは小川雄勢がとても注目されていますが、私は全選手、同じように期待していますし、全選手が状況をしっかりと判断し、自分のすべきことをやれれば、どこが相手でもいい試合ができると思います。
組み合わせに関しては、特にいいとか悪いとかという感想はありません。はっきり言って、全国大会に出てくる学校はどこも強いですから、少しでも気を抜いたら負けると思っています。
先のことを考えず、一戦一戦ですね。できれば東京予選で負けている国士舘高校にもう一度胸を借りたいという思いはありますが、3年生にとっては最後の団体戦ですから、まずは楽しんで欲しい。
うちは勝利至上主義ではないですが、普段の練習にしても、選手たちは自分自身で考えて、一生懸命にやっています。そういう姿を見ていますし、応援してくれる人もたくさんいるので、勝たせてあげたいという気持ちはもちろんあります。
でも、学校教育ですから、勝ち負けよりも、とにかく、精一杯戦って、いい思い出を作って欲しい。それが一番だと思っています。
大会直前監督インタビュー(女子)
埼玉栄高校 本松好正監督

本松好正監督
2009年に高校3冠(全国高等学校柔道選手権大会、金鷲旗高校柔道大会、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)柔道競技大会)を達成していますが、今のチームの選手たちも「先輩に追いつこう」とやる気満々で、私はそんな選手たちの気持ちに応えて勝てるように援助するだけです。
組み合わせを見ると最初(2回戦)に敬愛高校(福岡県)とあたります。大きい選手が揃っているし強豪ですが、ここをなんとか突破しないと…。
うちも冨田若葉を軸に桑原佑佳、泉雅子、工藤七海と経験を持った選手がいるので失点を少なくしてなんとか上に進みたいと思っています。今年3月の全国高等学校柔道選手権大会57s級準優勝の柴田理帆は、個人戦も考慮に入れたうえで使うかどうかを決めます。
補欠で登録している茉原をどこで起用するかも戦略のひとつだと考えています。今年は金鷲旗とインターハイの間が短いですが、強化と休息をよく考え、体調を壊さないようにしなければと思っています。うちの学校の体育館は、屋根がトタンで暑いので県武道館を借りて練習をやっています。
先日、昨年チームを引っ張ってくれた安沙好が来てくれて、3年生と話し合い、チームの結束を固める努力をしてくれました。そんなサポートもあるし、選手たちは頑張ってくれると思います。