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平成22年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会
女子の大会見どころ
女子の大会見どころ
今回で2回目となる女子は、全国の地区予選を勝ち上がった18校によって優勝が争われる。 世界柔道選手権2010東京大会(以下、世界選手権)のメダリスト達に、先日行なわれた全日本学生柔道体重別選手権大会で優勝した選手がどう立ち向かうか。優勝の行方と見どころを紹介しよう。
世界選手権のメダリストも出場!
大会1日目 女子配列順
- 先鋒78s超級
- 次鋒52s級
- 五将48kg級
- 中堅70s級
- 三将57s級
- 副将78s級
- 大将63s級
優勝候補には、全日本学生柔道優勝大会優勝(以下、学生優勝大会)の山梨学院大学を筆頭に、東海大学、帝京大学、筑波大学の名が挙げられる。男子同様、配列順が抽選であり、女子の配列は右の通り。
世界選手権48kg級優勝の浅見八瑠奈を擁する山梨学院大学と、世界選手権無差別級3位の田知本愛を筆頭に学生優勝大会のリベンジに燃える東海大学は、前半安定と言えるだろう。
昨年、初代王座に輝いた筑波大学は、世界選手権78kg級3位の緒方亜香里が居るので後半まで粘れるかが重要だ。
果たして栄冠はどこの大学の頭上に輝くのか、世界選手権メダリスト達の活躍次第で大会が面白くなるに違いない。
山梨学院大学と東海大学の2強争い
今大会、まず優勝候補に挙がるのは、山梨学院大学だ。
今年6月の学生優勝大会で優勝し、48s級の浅見八瑠奈が世界選手権で金メダルを獲得するなど勢いがある。
選手層的にも、この浅見をはじめ、先日行なわれた全日本学生体重別選手権大会(以下、学生体重別選手権)で優勝を果たした52kg級の浅海静香、70kg 級に同大会2位の谷口亜弥、78kg超級に同大会3位の山部佳苗と、ポイントを取れる選手がズラリと並び、その他の階級を見ても非常に穴は少ない。
全日本学生柔道体重別選手権大会 2010年大会(女子52kg級、70kg級、78kg超級)
浅見は4年生ということもあり、「個人ではなく、みんなで力を合わせて戦いたい」と、今大会にモチベーションを高めているという。
それを追う東海大学も山梨学院大学に引けを取らない布陣だ。 軸になるのは田知本姉妹だろう。姉の田知本愛は78kg超級の世界選手権無差別級の銅メダリストで、妹の遥は2008、2009年と世界ジュニア柔道選手権大会70kg級で連覇を果たしているホープだ。
田知本姉妹の他にも、学生体重別選手権52kg級2位の渡邉美樹、同大会63kg級3位の渡辺華奈などなかなかのタレント揃いで、学生優勝大会敗戦のリベンジに闘志を燃やしている。
初日から有力校が激突!2日目に進むのは?
帝京大学も総合力では上位2校に負けていない。ポイントゲッターは48s級の近藤香だ。学生体重別選手権では連覇を達成、昨年の本大会は浅見八瑠奈を破って優勝しており、実績程の大きな差はない。
全日本学生柔道体重別選手権大会
2010年・2009年大会(女子48kg級)
昨年の筑波大学との決勝では、大将として出場し、チームの敗戦を決める無念の敗退を喫した近藤だけに、今大会への思い入れは強そうだ。
近藤以外の有力選手としては、後半の57kg級の石川慈、63kg級の池田千華、78kg級の鈴木亜紀奈の名が挙げられる。先の学生体重別選手権では全員が3位に入ったが、いずれも今年4年生。最後に大輪の花を咲かせたい。
全日本学生柔道体重別選手権大会 2010年大会(女子57kg級、63kg級、78kg級)
昨年の覇者・筑波大学は世界柔道選手権2010東京大会78kg級銅メダリストの緒方亜香里が主軸。
それ以外では57kg級の牧志津香、63kg級の山本小百合が有力だ。筑波大学と帝京大学が対戦する3回戦は、初日の一番の見どころと言えそうだ。 その他の3回戦の組み合わせでは、東海大学vs環太平洋大学、そして淑徳大学vs立命館大学の対戦も接戦が予想される。
東海大学と対戦する環太平洋大学は今年で創部4年目。古賀稔彦総監督、矢野智彦監督のもと、着実に力を付け、過去最強のチームで臨んでくる。東海大学と言えども侮れないだろう。
淑徳大学はキャプテンの貝沼麻衣子(63kg級)、立命館大は学生体重別選手権70kg級優勝の大野陽子が軸になる。
全日本学生柔道体重別選手権大会 2010年大会(女子70kg級)
過去の実績では淑徳大だが、最近の勢いを考えると立命館大学が勝ち上がる可能性も十分にある。2日目に進む4校は山梨学院大学、帝京大学、東海大学、淑徳大学と予想されるが、他の大学が勝ち上がる可能性も十分にある。
男子同様、配列によっても試合の流れは大きく変わることが予想され、いかに流れを引き寄せるかがポイントになる。昨年以上に激しく、厳しい展開になりそうだ。
「日本柔道強化メンバー(女子ナショナルチームメンバー)」コンテンツにて、平成22年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会に出場する選手のうち、主な女子選手の情報をご覧頂けます。
