2012年の全日本ジュニア柔道体重別選手権大会（以下、全日本ジュニア）で優勝し、脚光を浴びた坂口仁美（国際武道大学）。

小諸商業高校（長野県）時代までは、全国高等学校総合体育大会（インターハイ）出場、全日本ジュニア5位という実績しかなかったが、弛まぬ努力を重ねて実力を磨き上げ、大学生となって全日本ジュニア柔道体重別選手権大会で優勝。その後、初めて全日本柔道連盟のC強化指定に選出された「努力人」だ。

大学2年生となった2013年は、目標だった全日本ジュニアの連覇はならなかったものの、国際大会で大活躍。4月のロシアジュニア国際大会と、12月のアジア・ジュニアユース選手権大会（海南島・中国）で、得意の背負い投げを武器にいずれも優勝を飾っている。

2014年のターゲットは、2年ぶりの全日本ジュニアのタイトル奪還と、世界ジュニア柔道選手権大会での優勝。そして階級を48kg級に上げ、シニア大会挑戦にも期待がかかる。