今年の全国高等学校総合体育大会柔道競技（以下、インターハイ）78kg超級で準優勝した滝川真央（富士市立高校）。しかしながら、昨年のインターハイでも準優勝だった滝川にとっては、悔しさばかりが残る結果となってしまった。

準決勝では、前回大会の決勝で敗れた朝比奈沙羅（渋谷教育学園渋谷高校）に雪辱を果たし決勝に進出したものの、月波光貴穂（新田高校）の前に惜しくも敗退。振り返れば、2010年の全国中学校柔道大会でも、2人の壁を超えられなかった。

それでも、今年は全国高等学校柔道選手権大会無差別級で3位入賞。また、高校生として皇后盃全日本女子柔道選手権大会に出場するなど、その実力が同世代のトップレベルにあることは疑いない。

悔しさをバネに稽古に励み、立ちはだかるライバルを倒したその先には、きっとライバルを圧倒する力強さが身に付いているはずだ。