■ 2022年11月28日
冨田 若春 とみた わかば(女子78kg超級)
プロフィール
- IJFポイントランキング:5位
- 強化指定:A強化
- 階級:78kg超級
- 年齢:28歳
- 段位:5段
- 最近の主な戦績
- 2021年
- |全日本選抜柔道体重別選手権大会 78kg超級 優勝
- 2021年
- |世界柔道選手権大会 78kg超級 準優勝
- 2022年
- |柔道グランドスラム・パリ 78kg超級 優勝
- 2022年
- |全日本選抜柔道体重別選手権大会 78kg超級 優勝
- 2022年
- |皇后盃全日本女子柔道選手権大会 優勝
- 2022年
- |柔道グランドスラム・ハンガリー 78kg超級 優勝
- 2022年
- |世界柔道選手権大会 78kg超級 3位
※掲載内容は公開時(2022年11月28日)の情報となります。

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2年連続出場を果たした2022年世界柔道選手権大会(ウズベキスタン)で、銅メダルを獲得した冨田若春(コマツ)。
前回大会は決勝で敗れ銀メダル。初の世界柔道選手権大会制覇を目指して、初戦から積極的な攻めの柔道を展開し、1回戦は試合時間1分46秒までに小外刈と肩車で技ありを奪ってヴォルスチャク(ポーランド)に合技一本勝ち。2回戦で開始早々の崩上四方固でマーン(インド)に圧勝すると、ヘルシュコ(イスラエル)との準決勝でも3分29秒の内股で技ありを奪い、そのまま袈裟固につなぐ鮮やかな連絡技で世界ランキング3位の強豪を一蹴。金メダル獲得に向け、充実した試合内容でトーナメントを駆け上がった。
迎えた準決勝。世界ランキング2位のソウザ(ブラジル)との1戦は、互いに良い形が作れず指導2を分け合って本戦4分間が終了。ゴールデンスコア(延長戦)でも我慢比べが続いたが、延長戦1分50秒に3つ目の指導を宣告され、決勝進出を阻まれてしまった。それでも、気持ちを切り換えて臨んだ3位決定戦では、指導ポイント1-1で迎えた1分44秒の足車でキム・ハユン(韓国)に一本勝ちして銅メダルを確保。2大会連続で表彰台に立って意地を見せた。
世界チャンピオンには手が届かなかったが、2022年はグランドスラム大会を2度制し、全日本選抜柔道体重別選手権大会、皇后杯全日本女子柔道選手権大会でも優勝するなど絶好調。持ち味である多彩な組み手と技の切れに磨きをかけ、2024年パリ五輪出場を虎視眈々と狙っている。