2019年4月に東海大学へ進学し、新たなスタートを切った児玉ひかる（東海大学1年）。6月には全日本学生柔道優勝大会に出場して12年ぶりの優勝に貢献するなど、早くもチームの中心として存在感を発揮している。

大学生として最初の大会出場となった全日本選抜柔道体重別選手権大会では、1回戦で2018年大会の覇者・素根輝（環太平洋大学1年）と対戦。中盤までは指導ポイントでリードしていたものの後半に追い付かれ、ゴールデンスコア（延長戦）の末に反則負け。大会初勝利を挙げられず、2年連続で初戦敗退に終わった。

続く皇后盃全日本女子柔道選手権大会では、52kg級の中村美里（三井住友海上）との初戦に勝利するなど順調に勝ち上がったが、4回戦で冨田若春（コマツ）に敗れ5位入賞にとどまった。

2018年は全日本ジュニア柔道体重別選手権大会で2連覇を達成し、世界ジュニア柔道選手権大会でもオール一本勝ちで金メダルを獲得。重量級期待のホープとして、一日も早いシニア大会での優勝が待ち望まれる。