2018年9月にアゼルバイジャンで開催されたバクー世界柔道選手権大会で優勝し、大会2連覇を成し遂げた新井千鶴（三井住友海上）。ガヒエ（フランス）との決勝戦を含め、全5試合のうち3試合で一本勝ちを収め、残り2試合も技ありを奪って優勢勝ちするなど、勝負強さを印象付ける金メダル獲得となった。

また2018年12月の柔道グランドスラム大阪でも、初戦から一本勝ちを重ね難なく決勝に駒を進め、ベルンホルム（スウェーデン）を技ありで下し、2013年・2015年に続き3度目の大会制覇。グランドスラム大会通算5個目の金メダルを獲得し、2年連続となる年間世界ランキング1位を確定させた。

バクー世界柔道選手権大会、柔道グランドスラム大阪の両大会で優勝したことで、2019年8月に東京で開催される世界柔道選手権大会の代表にも内定。悲願の東京五輪（柔道）出場を目指して、万全の状態で大会を迎え3連覇に挑んでもらいたい。