2017年8月の全国高等学校総合体育大会（以下、インターハイ）78kg級をオール一本勝ちで制し、高校カテゴリ初優勝を飾った和田梨乃子（愛知・大成高校3年）。

同大会での団体戦ではまさかの初戦敗退。3連覇を逃したものの、個人戦では決勝を含む全5試合で中盤までに勝負を決める圧倒的な強さを披露。同じくオール一本勝ちで優勝した2014年の全国中学校柔道大会（70kg級）に続くビッグタイトルを、見事獲得した。

無差別級で出場した3月の全国高等学校柔道選手権大会では、決勝まで勝ち進むも素根輝（福岡・南筑高校2年）に敗れ2年連続の準優勝。2016年も全日本カデ柔道体重別選手権大会（70kg級）で3位、インターハイと全日本ジュニア柔道体重別選手権大会では3回戦敗退と悔しい結果が続いていただけに、高校柔道最後の大会で頂点に立った喜びは格別だったはずだ。