出場権獲得のルール変更
国際大会の中でも選手が1番の目標としているのは、夏季五輪の柔道競技です。その五輪に出場するための選考基準に関するルールが、大きく変更されることになりました。
今までのルール
2008年に行なわれた第29回五輪北京大会までは、国際柔道連盟が主催する世界柔道選手権大会で上位入賞することや、アジア柔道連盟が主催するアジア選手権大会の優勝者になることなど、大きな大会で規定されたポイントを獲得することが基準となり、国ごとに出場できる選手の数が決まっていました。
しかし、2012年に開催される第30回五輪ロンドン大会からは、国際柔道連盟の理事会(2008年10月)で決定された出場するためのルール(2009年3月に改訂)が適用されます。
新ルール
ロンドン五輪への出場資格を得るためには、IJFグランプリシリーズ(2010年5月〜2012年4月までが対象)に出場してポイントを獲得しなければなりません。
出場権が得られるのは、獲得したポイントのランキングに基づき、男子は上位22位まで、女子は上位14位までと決められています。これまでの出場枠が国に対して与えられていたことに対し、新ルールでは、選手個人に出場権が与えられるということになります。
ただし、出場は各階級につき各国1名の原則には変わりはなく、ランキング内に同じ国の選手が複数含まれる場合の選考に関しては、その国に委ねられることになりました。ランキングに届かない国・地域に対しては、5大陸ごとに別途出場枠が設けられます。ポイント制を導入することで、競技者同士の実力を客観的に明確に評価できるという利点があります。
IJFグランプリシリーズ
IJFグランプリシリーズとは、五輪、世界選手権大会、大陸選手権を除く国際大会を4つに格付けされた柔道国際大会です。対象となる国際大会は格付けされ、ランクによってポイントが異なります。 ランクが高い大会程、多くのポイントを獲得できます。ポイントとして累積される試合数は、年間に5試合となっています。
国際大会のランクは、次のような順になっています。
- ・五輪(4年に1度)
- ・世界選手権(2009年から毎年開催)
- ・マスターズ(ランキング上位者のみに出場資格が与えられる大会。毎年韓国で開催)
- ・グランドスラム(モスクワ、リオデジャネイロ、東京、パリの4大会)
- ・グランプリ(ドイツ、チュニジア、中国、アラブ首長国連邦)
- ・大陸大会(年1回。パンナム、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカで開催)
- ・ワールドカップ(グルジア、ブルガリア、ハンガリー、オーストリア、ポーランド、チェコ、ルーマニア、ポルトガル、エストニア、スペイン、ブラジル、イングランド、アゼルバイジャン、ベラルーシ、モンゴル、サモア、韓国)
IJFグランプリシリーズ 柔道大会別獲得ポイント
| 順位 | 五輪 | 世界選手権 | マスターズ | グランド スラム |
グランプリ | 大陸選手権 (オセアニア) |
ワールド カップ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 600 | 500 | 400 | 300 | 200 | 180 (80) | 100 |
| 2位 | 360 | 300 | 240 | 180 | 120 | 108 (48) | 60 |
| 3位 | 240 | 200 | 160 | 120 | 80 | 72 (32) | 40 |
| 5位 | 120 | 100 | 80 | 60 | 40 | 36 (16) | 20 |
| 7位 | 96 | 80 | - | - | - | 28 (12) | 16 |
| ベスト16 | 72 | 60 | - | 36 | 24 | 20 (12) | 12 |
| ベスト32 | 48 | 40 | - | 24 | 16 | 12 (8) | 8 |
| 1試合勝利 | 24 | 20 | - | 12 | 8 | 8 (4) | 4 |
| 参加ポイント | - | 4 | - | - | - | 2 (2) | - |

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