膝車

概 略
支釣込足と同類の足技
技の特徴
膝車は、支釣込足(ささえつりこみあし)と同様に、釣り手と足を使って、足手を180度回転させるようにしながら、一気に投げる技です。
技の性質
支釣込足と異なる点としては、支釣込足が、相手の足首に自分の足裏をあてるのに対し、膝車は、膝下の辺りにあてるところです。
自然体で組んだあと、相手に一歩大きく踏み込み、相手に密着したあと、踏み込んだ足を支点にしながら体を反転し相手の足の膝下辺りに自分の足裏をあてます。
反転と同時に引っ張られ、足元を捉えられた相手は、重心を崩します。
このときに、釣り手と引き手を車のハンドルを回すようなイメージでひねりながら、相手を投げます。
実戦では、膝車か支釣込足かを選んでかけると言うより、そのとき次第と言うのがほとんどですが、手足の長い選手にはこの膝車が有利となります。
そのため、欧米ではこの技を得意とする選手が多いようです。
技をかけるときのポイント
- ・手だけで投げようとすると、失敗しやすいため、体を反転するときの勢いを利用することと足を支点にして体を回転させることに気を付けます。
- ・軸足となる足は大きく踏み込むことで、体のひねり効果が大きくなります。