第3回全日本男子柔道強化合宿・懇親会開催
2018年6月12日(火)より、8月にジャカルタで開催されるアジア競技大会 柔道競技および、9月に開催されるバクー世界柔道選手権大会に向けた「第3回柔道男子日本代表強化合宿」が公益財団法人講道館(東京都)で行なわれている。
6月15日(金)の合宿は、今年の世界柔道選手権大会に出場する代表選手やシニア強化選手に加え、全日本柔道連盟のコーチや海外からの選手ら総勢200名が参加。寝技や乱取りの稽古など、4分間の試合と延長戦(ゴールデンスコア)を戦い抜くための持久力強化を中心に約1時間30分実施された。
2017年ブダペスト世界柔道選手権大会では、4つの金メダルを獲得した全日本柔道男子。昨年の金メダリストで、4度目の世界柔道選手権代表に選出された60kg級の高藤 直寿(パーク24)は、「プレッシャーも大きいですが、強い柔道を見せ付けるという思いと、今年も必ず金メダルを取るという気持ちで日々の練習に打ち込んでいます。この気持ちを継続して当日の試合に臨みたいです。」と意気込んだ。
今回の強化合宿は、稽古以外にもビデオ研究や講習を取り入れ6月20日(水)まで行なわれる。
また稽古後に、全日本柔道連盟オフィシャルパートナーの東建コーポレーション株式会社 代表取締役社長兼会長の左右田鑑穂が挨拶。
「遥々日本にお越し頂きましたことを心より歓迎の意を表したいと思います。私も柔道が大好きで小・中・高校、そして大学と一貫して柔道を勉強してきました。現在は、柔道の経験を活かして仕事に取り組んでいます。今日参加された選手の皆さんは、それぞれの国の代表ではありますが、柔道を通して選手同士の絆を深め、柔道発展のために、これからも頑張って頂きたいと思います。」と参加選手にエールを送っている。
なお、同日東京都内で世界柔道選手権大会日本代表選手とコーチ陣を交えた懇親会が開催された。懇親会は、東建コーポレーション株式会社 代表取締役社長兼会長の左右田鑑穂が主催。
「最近の日本柔道は、以前に比べ強くなったと感じます。昨年の世界選手権大会は選手がはつらつと試合をしており、観ている側も非常に見応えがありました。今年も9月にアゼルバイジャンで開催される世界柔道選手権大会までにしっかりと準備をして、当日の試合を全力で戦って頂ければと思います。」と左右田社長兼会長から激励の言葉があり、各選手とも顔を引き締める場面もあったが、懇親会では厳しい合宿を忘れ、監督やコーチ、選手全員がひとときの休息を得て、楽しい会話で盛り上がり笑顔があふれていた。