第3回全日本女子柔道強化合宿
ロンドンオリンピック日本代表 女子48kg級 福見友子選手
今月末から開催されるロンドンオリンピックに向けた「第3回全日本女子柔道強化合宿」が、2012年6月28日(木)から北海道釧路町で行なわれている。
合宿には、ロンドンオリンピック柔道女子日本代表の7選手をはじめ、シニア強化選手や全日本柔道連盟コーチらが参加。ロンドンオリンピック開幕まで1ヵ月を切った今回の合宿では、最後の追い込みと外国人選手対策に力を入れている。
昨年の世界柔道決勝で旗判定の末、フランスのエヌマ(IJFポイントランキング2位)に敗れた地元北海道出身の63kg級:上野順恵(三井住友海上)は、「エヌマ選手との組み手の対応は、特に考えなければならない。強いというよりも、試合運びがうまいだけに、相手を少しでも混乱させて勝ちたい」と、決勝での再戦を見据え対策に余念がない。
また、日本勢金メダル第1号の期待がかかる48kg級:福見友子(了徳寺学園職員)は、乱取りでは得意の背負い投げを確認。「どれだけ良い状態で本番を迎えられるか」と自信をのぞかせている。前回の北京オリンピックで銅メダルだった、52kg級:中村美里(三井住友海上)も順調な調整ぶり。園田隆二監督も二枚看板である48kg級・52kg級には、特に金メダルの期待を寄せている。
昨日(7月5日)は、ロンドンオリンピック柔道女子日本代表の7選手とコーチ陣を交えた激励会も開催された。激励会を主催したのは、全柔連オフィシャルパートナー東建コーポレーションの左右田鑑穂(そうだかんすい)社長である。左右田社長からは、激励の言葉があり、各選手とも気持ちを引き締めた。
全日本女子柔道強化合宿は、7月7日(土)まで続く。4年に一度の大舞台にピークを合わせようと調整に余念がない時期。しっかりと調整をして、本番に備えたいところだ。