接骨院・整骨院
治療機器「超音波治療器」/ホームメイト
人間の耳が聞き取れる音波の周波数は20KHz以下で、それを超える周波数の音波は超音波と呼ばれています。産業用センサーや魚群探知機をはじめ、金属やプラスチックの溶接・研磨・殺菌、スピーカーや加湿器まで用途は多岐にわたり、様々な分野で活用されています。イルカやコウモリなどの動物が、仲間同士の意思疎通に使っていることでも知られています。初めて医療機器に応用されたのは、1939年(昭和14年)のドイツだとされています。以来、胎児などの様子を画像として見られる超音波診断と、患部に働きかける超音波診療の両面で活用されています。近年では超音波機器の小型化も進み、持ち歩けるポータブルタイプが発売。スポーツ選手などから人気を集めているようです。
超音波治療器の原理

超音波治療器の特長は、刺激が深い部位まで届くことです。深い患部には1MHzの周波数を、浅い患部には3MHzの周波数を用います。また出力レベルを変化させたり、振動の間隔を変化させたりすることで、様々な施術が可能となっています。では、この超音波が、私たちの体にもたらす効果は、具体的にどのようなものでしょう。例えば肩こりは、肩回りの血流が悪くなり、筋肉が収縮している状態です。そうすると老廃物が排出されにくくなり、筋肉の中に疲労物質が溜まって引き起こります。そこに超音波治療器を当てると、温熱や振動によって血管が拡張し、疲労物質が流れ出すという仕組みです。
超音波治療器の施術について
超音波治療器を使用するときは、患部に確実に照射するために照射用のゲルを塗ります。超音波は空気の中を伝わらないため、治療器と体との間には、超音波伝導物質が必要となるからです。治療器を患部のある皮膚に当てて照射するとき、連続して100%照射すると「熱効果」が得られ、20〜50%の照射では「非熱効果」が得られます。患部の状態や症状に応じて、照射方法が選択されています。施術の際に痛みや違和感はほとんどありません。
超音波治療器による効果
温熱と非温熱では、得られる効果は以下の通りです。
温熱効果
組織の収縮機能改善、血流の改善、疼痛緩和、筋肉の緊張をほぐす、骨格筋の収縮機能改善など
非温熱効果
細胞膜の活性化、炎症の治癒、細胞組織液の運動活発化、むくみの軽減など
超音波治療器が役立つ症状
超音波治療器で役立つ症状は以下の通りです。
温熱効果
慢性痛、肩こり、ギブス固定後の拘縮、術後の癒着、瘢痕など
非温熱効果
靱帯損傷・腱損傷、捻挫・打撲、創傷、潰瘍、局所の浮腫など
必ず守りたい注意点
以下のような方や部位には、超音波治療器による施術はできません。
- 脊髄疾患(多発性硬化症、脊髄灰白質炎、脊髄空洞症)のある方
- 知覚障害のある方
- ペースメーカーを埋め込んでいる方
- 成長期の子どもの骨
- 心臓、生殖器官、内分泌器官
- 悪性腫瘍がある部位
- 虚血部位
- 眼
一般的に温熱効果による施術ができない方や部位は以下です。
- 血栓症、動脈硬化症、乏血・うっ血のある組織や浮腫
- 結核、感染症などの疾患がある方
- 火傷や急性炎症のある部位
