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医療系の国家資格は、その難易度の高さから長期的な勉強が必要になる資格も珍しくありません。しかし、資格の取得を通して高度な専門性が身に付くことから、「手に職を付けたい」と考える人にとって無視できない資格群でもあります。本記事では日本で実施されている医療系の国家資格をまとめました。医療系の資格に興味のある方は、資格探しにお役立て下さい。

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二宮 柔と加納 吾郎
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2018年4月23日

こんなにあった!手に職を付けたい人向け医療系国家資格まとめ

手に職つけたい人向け国家資格まとめ

手に職を付けたい人から高い人気を集めている資格といえば、医療系の国家資格です。ただ、医療系の国家資格は「自ら患者を治療できる資格」「医師の補助をする資格」「治療に必要な機器の調整・製作を担う人」というように、資格ごとに担当できる分野が大きく異なります。

当記事では日本で実施されている医療系の国家資格を一覧にするとともに、それぞれの特色についてまとめました。これから医療系の国家資格を取ろうとお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

そもそも国家資格とは

そもそも国家資格とは

国家資格とは文字通り、国が主催している資格のことです。

日本の資格には、主に「国家資格」「公的資格」「民間資格」の3つがあります。いずれの資格も、個人の知識と技能が試験によって試されることや、試験の合格とともに自分の能力を証明できることなどが共通点です。

3つの資格の違いと、国家資格の強み

各資格の大きな違いとしては、資格の運営を行なう「主催者」の違いが挙げられます。例えば国家資格の主催者は国、公的資格は公益法人などの行政機関、民間資格は民間企業が主な主催者です。

特に国家資格は、国が試験や選考を行なっていることから社会的な信頼性が高い他、「業務独占資格」を取得できるところが大きな魅力と言えます。

国家資格にも主に3つの種類がある

国家資格には、主に「業務独占資格」「名称独占資格」「設置義務資格」があり、業務独占資格に分類されるのは弁護士司法書士医師栄養士などで、有資格者以外が業務に就くことはできません。

また、資格を持っていない人がその職業を名乗ることも不可能です。医師免許を持っていない人が患者に医療行為を行なったり、「自分は医者だ」と詐称したりする危険性について考えると、業務独占資格の意義がお分かり頂けると思います。

一方「名称独占資格」とは、有資格者のみがその職種名を独占できる資格のこと。資格を持っていない人でも業務に就くことはできますが、その職種名を名乗ることは禁じられています。具体例としては、税理士司法書士社会福祉士などが有名です。

最後の「設置義務資格」は、特定のビジネスを行なうにあたって設置が義務付けられる資格のこと。具体的には計量士クリーニング師宅地建物取引主任者電気主任技術者などが該当します。

企業が特定の業務をするにあたって必ず配置しなければならない存在なので、就職や転職にも役立てやすい資格です。

手に職を付けたい人必見。国家試験一覧(医療系)

手に職を付けたい人必見。医療系国家資格一覧

国家資格には様々な物がありますが、手に職を付けたい人から特に人気といえるのが「医療系」の国家資格です。医療系の国家試験を以下にまとめました。

  1. 医師関連(医師国家試験) 以下、国家試験略
  2. 歯科関連(歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士)
  3. 看護関連(看護師、助産師、保健師)
  4. リハビリ関連(理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士)
  5. 医療技術関連(臨床工学技士、義肢装具士、診療放射線技師、臨床検査技師)
  6. 鍼灸・柔整関連(はり師、きゅう師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師)
  7. 救命救急関連(救急救命士)
  8. 薬学関連(薬剤師)

難易度が高い国家試験は医師、薬剤師関連

上記の国家試験群のうち、特に高難易度を誇るのが医師歯科医師薬剤師の試験です。特に医師国家試験については、試験内容の難しさはもちろんのことですが、医学部の卒業見込や「医師国家試験予備試験」への合格が求められるなど、厳しい受験資格が設けられています。医療系で随一の実用性を誇るものの、取得に相当の努力が求められる資格です。

比較的合格しやすい試験は

比較的合格しやすい医療系の国家試験としては、助産師保健師看護師などが挙げられます。試験の合格率も90%前後と高めです。

ただし、これは医療系の国家試験全般に言えることですが、医療系の試験の対象者は国が指定する養成学校にて一定の専門性を身に付けた人となっています。

合格率の高さは試験の安易さのためではなく、専門性を磨いた受験者の努力の結果であることを覚えておきましょう。

人々の歯と笑顔を守る、歯科関連の国家資格の特徴

歯科関連の国家資格の特徴

医療系の国家資格の特色について、さらに詳しく見てみましょう。まず歯科関連の国家資格に該当するのが、歯科医師歯科衛生士歯科技工士です。

いずれも歯科治療に携わる資格ではありますが、それぞれ担当できる業務が大きく異なります。

歯科医師

虫歯の治療や歯並びの矯正、抜糸といった外科的な治療を主に行なう職種です。歯科医院で働くのが一般的ですが、学校歯科医や警察歯科医として地域社会に深く貢献する人も珍しくありません。

なお、歯科医師になるためには、厚生労働省指定の6年制大学を卒業したのち、歯科医師国家試験に合格する必要があります。自分で病院を開業するには臨床研修をはじめとする実務経験が求められる点も特徴です。

歯科衛生士

主に歯科医師の診察の補助を行ないます。混同されがちな歯科助手との大きな違いは、歯石の除去やフッ化物の塗布といった医療行為が行なえる点。職場にもよりますが、手術室で歯科医師の補助をすることもあります。

歯科技工士

歯科医師の指示のもと、歯科治療に必要な器具を作成する仕事です。作成物の具体例は、歯にかぶせるクラウン、入れ歯、部分入れ歯、マウスガードなどですが、どれも患者の口にぴったり合うように作らなければならないため、手先の器用さと根気強さが求められます。高齢化が進む現代において、さらなる需要の高まりが予想されている職種。

専門学校の入学者数第1位。看護関連の国家資格の特徴

看護関連の国家資格の特徴

看護関連の国家資格としては、看護師助産師保健師が挙げられます。看護関連の資格は就職・再就職に役立つことから、専門学校の教育分野の中でも特に人気が高く、毎年の入学者数も多いところが特徴です。各資格の特色を見てみましょう。

看護師

医師の診察の補助や、療養中の患者の介助を通して、チーム医療に貢献する仕事です。看護師としての実務経験を5年以上積むことにより、「専門看護師」「認定看護師」といった上位の看護師資格に挑戦することもできます。

患者との接点が多く、介助を通して感謝の言葉をもらうことも多い仕事です。

助産師

妊産婦の産前産後を支える仕事。妊娠の健康管理や分娩の介助、出産後の母乳指導などを通して、母子の健康を支援します。

資格の取得には看護師免許が必要となりますが、看護職でありながら自分で助産所を開業できるなど、資格取得後の選択肢を幅広く持てるところが魅力です。

保健師

学校や保健センターなどにて、地域の人々の健康維持に貢献する仕事。けがや病気をしない暮らし方を提案する保健指導や、定期的な健康診断の実施などが主な職務となります。

土日祝日に休みを取りやすいことや、公務員として働ける職場が多いことなど、仕事と私生活の調和が取りやすい点も人気の理由です。

高齢化社会に際して需要が高まる、リハビリ関連の国家資格の特徴

リハビリ関連の国家資格の特徴

リハビリ関連の国家資格には、理学療法士作業療法士視能訓練士言語聴覚士があります。これら4種の国家資格の共通点は、人々の日常生活に欠かせない身体機能の改善を目指す職種であることです。指定の養成施設の卒業をしないと国家試験が受けられない点も特徴のひとつ。

ただ、試験の合格率は80%前後と高めなので、養成学校のカリキュラムが修得できていれば無理なく合格できる難易度と言えます。

似ているけど実は違う、理学療法士と作業療法士

リハビリ関連の国家資格のうち、特に混同されやすいのが理学療法士作業療法士

しかし、これらふたつの資格には当然ながら違いがあります。理学療法士は起きる、歩く、寝返りを打つといった日常動作のリハビリを中心に行なうのに対し、作業療法士はトイレに行く、靴を履く、服を脱ぐなどの複合的動作のリハビリを行なう点が特徴です。

また、作業療法士は患者のメンタルケアも合わせて担当します。ただ、仕事内容に違いはあるものの、給与をはじめとする待遇や国家試験の難易度に大きな差はありません。将来的な待遇ではなく、「自分はどのようなリハビリの専門家になりたいのか」に重きを置いたうえで、取得する資格を選ぶと良いでしょう。

医療技術関連の国家資格の特徴

医療技術関連の国家資格の特徴

特定の医療機器の操作や、装具の製作技術に特化した国家資格群です。例えば臨床工学技士は生命維持装置をはじめとする医療機器の操作や管理、診療放射線技師は放射線を用いた検査や治療、臨床検査技師は採血や脳波などの臨床検査を専門としています。

義肢装具士は採寸や採型といった過程を踏みながら、患者の体に合う装具を作ることが仕事です。義肢装具士は医療関係者ではありますが、勤務先は義肢装具の製作を専門に行なう補装具製作施設などで働くことが多いのも大きな特徴のひとつ。各医療機関の作業療法士や医師と連携しながら、患者の日常生活の支援を行なっています。柔道整復師の資格取得には、柔道整復師専門学校に通うのが主流です。

鍼灸・柔整関連の国家資格の特徴

鍼灸・柔整関連の国家資格の特徴

鍼灸・柔整関連の国家資格としては、はり師きゅう師柔道整復師あん摩マッサージ指圧師が挙げられます。いずれも施術を通して人体の自然治癒力の向上を促すことができ、健康維持を支える分野として期待されている点が特徴。

中でも柔道整復師が行なう保存的療法(体に外傷を与えずに施術する方法)は、アスリート選手の怪我の施術をはじめ、高齢者の健康保持を支える技術として注目が集まっており、今後も学術的な発展が期待される分野です。手に職を付けられるだけでなく、医学の発展にも積極的に貢献しやすい資格といえます。

救命救急関連の国家資格・救急救命士の特徴

救急救命士の特徴

「救急救命士」は、救命医療現場の最前線で活躍する医療技術者です。119通報に応じて現場に駆け付けたのち、傷病者に適切な応急処置を行ないながら、すみやかに医療機関に搬送することが主な職務となります。

救命救急士は医師ではありませんが、医師の指示のもとであれば特定の医療行為が認められている点が大きな特徴。

なお、救急救命士の主な勤務先は消防署になるため、救急救命士の国家試験に加えて、消防官採用試験にも合格する必要があります。救急救命士を目指す際の参考にしてみて下さい。

※この記事は、2017年12月時点の情報に基づいて作成されています。

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