【柔整ナビ】柔道整復師専門学校ブログ|柔整スタディ

柔道整復師の国家資格を取得するなら、専門学校に通うのが一番早い方法です。専門学校で3年間の授業を受ければ整復法・固定法・後療法という柔道整復師に必要な3種類の施術方法を学ぶことができ、国家資格の受験資格が得られます。入学して1~2年は基本的な知識を学び、3年生になれば主に試験対策。資格取得後、就職や開業によって柔道整復師として活躍するのが主な流れです。

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二宮 柔と加納 吾郎
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2018年3月26日

柔道整復師の資格取得!専門学校入学から卒業までのカリキュラムについて

柔整専門学校の授業イメージ

高齢化社会が急速に進行している現在、注目されているのが『柔道整復師』。柔道整復師は接骨院・整骨院スポーツトレーナーとして活躍できる職種で、骨や関節にかかわるケガを施術します。

自然治癒力を活かした方法なので体への負担が少なく、高齢者向けの施術に注目されていますが、柔道整復師は国家資格を取得する必要があり、専門学校へ通う人が多数派。今回は専門学校の入学から卒業までの一般的なカリキュラムを紹介します。

柔道整復師専門学校に入学してから卒業までの主な流れ

柔整専門学校の授業イメージ

柔道整復師として活躍するためには、国家資格の取得が必要ですが、高校卒業後に、指定の学校や施設で3年以上の勉強をした人に受験資格が与えられるので、専門学校に通う期間は一般的に3年間です。

柔道整復師専門学校は全国各地に存在し、主に2種類に分類できます。ひとつ目は柔道整復師という単体の学科がある所で、2つ目は柔道整復師と鍼灸師両方をまとめて勉強する学校です。

後者は3年間で2つの資格取得を目指すため、前者よりも密なカリキュラムになります。しかし、柔道整復師に関して学ぶ知識の量は同じなので、後者はこれから述べる一般的なカリキュラムに鍼灸師の授業が加わるという点に注意しましょう。

専門学校に入学して1年目は知識をメインに柔道整復師の基礎を学び、2年生になると基礎知識をベースにし、実践授業によって、現場に近いリアルな技術を身に付けます。最終学年の3年生は国家試験が目前に迫るため、授業と並行して試験対策を行なう学校が多数。

毎年3月上旬に柔道整復師の国家試験が実施されるので、3年間の授業を終えて受験します。試験に合格かつ必要な単位を取得していれば卒業後、就職や開業によって現場で就業。これが専門学校に入学してから卒業までの主な流れです。

一例になりますが、それぞれのカリキュラムについて詳しく紹介します。

柔道整復師専門学校カリキュラム:1年生

手話

柔道整復師として学ぶ内容は大きく分けて、基礎系専門基礎系専門系応用の4種類へ分類できます。

1年生は4種類の中から基礎系専門基礎系を中心に学ぶため、専門科目を中心としながらも、一般科目が3割程度占めていることが特徴です。

『基礎系』はスポーツや手話など、他の職業でも使える知識を指し、ここには体の仕組み業務用語も含まれています。

『専門基礎系』は体の構造器官の機能を学ぶ分野です。体の仕組みをより詳しく学ぶため、基礎系よりも難易度が高度。解剖学生理学外科学概論などが例として挙げられます。病気の仕組みも学習内容に含まれるため、学ぶことはバリエーション豊富です。

1年生の一般科目は栄養学・経営管理・スポーツ・手話の主に4種類。健康的な生活を送るためには施術の他に、生活習慣のアドバイスをすることも柔道整復師の重要な役割です。

生活習慣病を予防できるように、『栄養学』で健康的な体に必要な栄養について学びます。開業を考えている場合は、経営する上で大切な税務に関する内容が含まれているため、『経営管理』も必要。

『スポーツ』は実際に自分の体を使って運動することで体の仕組みや症状の発生方法を学ぶことが可能です。机に向かって勉強するイメージが強いものの、実は頻繁に体を動かす授業を取り入れている専門学校が多数。

『手話』では実技だけではなく、視覚や触覚を重視して生み出される「ろう文化」を学習します。柔道整復師の接する機会が多い高齢者は、加齢現象によって耳の遠くなっている人も少なくありません。互いに手話を覚えていればスムーズに会話でき、利用者が快適に施術を受けることができます。また、柔道整復師にとって手で触れる、つまり触覚は非常に重要な感覚です。ろう文化を通して柔道整復師の新たな一面を知ることにも?がります。

1年生の段階で基礎知識を身に付け、2年生の学習をスムーズに頭へ入れる目的があるため、専門科目では生理学・解剖学・柔道といった、2年生でも習う科目が多め。『運動器』という科目では頭部・体幹・上肢・下肢の4種類に分けて、それぞれの運動機能の基礎知識を蓄えます。

『骨と筋肉』は子供から老人まで、どのような人にでも施術結果を伝えられるように分かりやすく説明できる能力を磨く科目です。『包帯』『固定法』といった分野で、患部を固定して悪化させない方法を知ることができます。

その他に医学の歴史を学ぶ『医学史』、柔道整復師以外の療法を知る『医療関係法規』、専門用語を学ぶ『業務用語』という知識をメインにした科目を設けていることが特徴。1年生は実践授業に必要な知識を身に付ける期間なので、実技は少ない傾向です。

柔道整復師専門学校カリキュラム:2年生

救護手当

2年生になると『公衆衛生学』『骨折理論』『施術概論』といった知識面の授業以外に、実技授業が開始。これまで学んだ知識を実技で活かし、体に覚えさせることができます。

実際に体験した方が覚えやすいので、知識と実技の両方を取り入れている専門学校がほとんど。3年生は試験対策があり、実際は2年生のうちに学ぶことが最も多くなるため、一般科目は非常に少なく、柔道整復師について詳しく学ぶ『専門系』や固定方法を含む『応用』の専門科目がほとんどを占めています。

1年生から習っている『解剖学』や『生理学』は2年生になるとレベルアップし、応用編に突入。解剖学で器官の場所を知り、症状を見極める際に役立ちます。生理学は人間の生理現象を学ぶことで、施術に活かすことが主な目的です。

炎症などの症状を学ぶ『病理学』、投げ技といった柔道の形を学ぶ『柔道』、健康に生活するために必要な知識を身に付ける『公衆衛生学』などがあります。

『骨折理論』『脱臼理論』『物理療法理論』では具体的な外傷を例に挙げて施術方法を学ぶため、柔道整復師に必要不可欠な知識が満載です。この科目は知識だけではなく、実技科目あり、具体的には、部位別に施術に至るまでの施術の流れを実際に体験して学び、知識を定着させます。

『ケガの手当』では医療器具がないときの応急処置法を学ぶので、災害時に活用することも可能。

2年生ではさらに現場の生の情報を入手するために、『施設見学』という授業を設けている場合があり、実際に柔道整復師として働いている人の所へ行き、対応の仕方や施術方法を自分の目で確かめます。働く上で大変なことなど、学校では分からないリアルな意見を聞けることが魅力です。特に柔道整復師として活躍している卒業生が多い専門学校は、積極的に施設見学を取り入れています。

柔道整復師専門学校カリキュラム:3年生

機能訓練

3年生は1~2年生で習ったことを復習してまとめる時期です。これまで習ったことに応用が加わるだけなので、比較的スムーズに学ぶことができます。つまり、柔道整復師になるためには基礎学習が非常に重要ということです。基礎をしっかり固めておいた方が、実践授業で能力を活かしやすくなります。

知識がメインとなる授業では新しく『整形外科学』『外科学概論』が登場。整形外科は捻挫打撲骨折といった症状を扱い、外科は手術を行なうのが大きな違いです。

厳密に言えば外科は脳神経外科・心臓血管外科など、数多くのジャンルに分類されます。多くの施術法を学ぶことによって、様々なアプローチが可能になるのです。

実技の準備をする分野では『テーピング固定法』『骨折整復法』『機能訓練』などの授業を導入している専門学校も多数あり、柔道整復師ならではの施術法を学ぶことになります。

機能訓練は体の一部を損傷した、または老化によって体の機能が低下したときに行なう療法。体に無理のない範囲で動かすことで、機能向上を図ります。柔道整復師にとって非常に重要な分野なので、試験を間近に控えている3年生で習うケースが多いです。

2年生と同じように施設見学によって、これまでの知識を活かす機会も急激に増加します。3年生で『臨床実習』が登場することが、大きな特徴。プロの柔道整復師を学校へ招待する、または生徒が接骨院や整骨院へ行って現場の一連の流れを学ぶ他、医療器具を取り寄せて、使用方法を専門家に学ぶこともありますが、専門学校によって最も実施内容が異なる部分なので、事前に確認しましょう。

3年生は専門学校によって様々なカリキュラムが存在します

特別ゼミ

3年生は様々なカリキュラムが設けられているため、専門学校の特徴を見極めやすいです。

夏休みは学習や就職活動において非常に重要な期間なので、6~7月頃就職ガイダンスが実施され、その際に履歴書の書き方面接方法を訓練し、社会人として必要な知識を身に付けます。国家試験が3月となるため、秋から冬の間に卒業試験を済ませるケースが非常に多いです。

柔道整復師の技術を活かしてスポーツトレーナーを目指す人は、海外研修を実施している専門学校も選択肢のひとつ。スポーツ界で有名な学校が海外に多いので、本場の高度な技術を学ぶことができます。長期休みになる夏休みに海外研修を実施する専門学校が多いです。

専門学校の特徴を問わず、3年生で必ず行なっているのは国家試験対策の『特別ゼミ』。授業以外で試験合格を目指して問題を解く時間を取っており、夏休みや冬休みには、学校を開放して希望者限定で特別ゼミを開催していることもあります。

柔道整復師の国家試験は解剖学生理学運動学など、科目のバリエーションが豊富です。これまで習ったことがすべて出題されるため、1~2年生の学習内容を復習する特別ゼミも多く見られます。

専門学校によっては、模擬試験補習講座といった授業も展開。柔道整復師は一般企業よりも就職しやすいので国家試験と同時進行で就職活動を始める人もいますが、試験終了後に就職活動を始める生徒も多いです。

アフターサービスが充実している専門学校なら、卒業後でも相談会特別ゼミなどを実施しています。

※この記事は、2017年12月時点の情報に基づいて作成されています。

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