【柔整ナビ】柔道整復師専門学校ブログ|柔整スタディ

柔道整復師は柔道整復を行なうことができる国家資格です。この資格を得るためには国家試験を受験する必要があり、そのためには3年以上の専門教育を受ける必要があります。柔道整復師専門学校もそういった養成施設のひとつで、日本全国に様々な学校が点在。柔道整復師の資格に関する関心度の高まりから、養成施設に通う生徒数は年々増加傾向にあります。応用できる分野が広いことも将来の展望が明るい理由のひとつ。

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二宮 柔と加納 吾郎
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2018年3月19日

今後の展望は?全国の柔道整復師専門学校の定員と就学状況について

ヒアリング

柔道整復師は、介護スポーツなど様々な分野において大きな注目を集めている国家資格です。この国家資格を受験するためには3年以上専門の養成施設に通って専門の教育を受けなければなりません。

柔道整復師専門学校もそうした養成施設のひとつで、日本全国に100校近くが存在しています。そこで今回は柔道整復師資格の詳細と将来の展望、また柔道整復師になるために通う柔道整復師専門学校の定員数などについてご紹介しましょう。

柔道整復師ってどうやったらなれるの?

柔道整復師

柔道整復師とは、古くから「ほねつぎ」「接骨師」という名で知られてきた仕事。

一説では整形外科の元祖であるアンブロイゼ・パレの記したフランス語の医学書が江戸時代に蘭学として伝承されたことがその始まりとも言われています。現在では柔道整復師とは柔道整復を行なうことができる国家資格試験に合格してその国家資格を持つ者のことを言うのです。

法律上は柔道整復師法の第二条において「厚生労働大臣の免許を受けて、柔道整復を業とする者」とされています。民間資格である整体師やカイロプラクティック師、国家資格であるあん摩・マッサージ・指圧師とは異なっているので注意が必要。

柔道整復師になるには国家資格試験に合格する必要があります。その後臨床研修を行なうことで接骨院や整骨院を開業することが可能。この国家試験は毎年1回行なわれ、合格率はおよそ70%です。

特に必修問題正答率80%が合格ラインとなっており、たとえ他の問題ができていても必修問題で20%以上が不正解であった場合には不合格になります。この国家試験の受験資格を得るためには、文部科学大臣が指定した学校か、あるいは厚生労働大臣が指定した柔道整復師養成施設を卒業していることが必須条件。

柔道整復師はどんな施術を行なうの?

整骨院の施術風景

柔道整復師の施術は医業類似行為として扱われており、主な業務としては接骨院や整骨院で捻挫や打撲など軟部組織の損傷に対して「非観血的療法」による整復・固定などを行なうことです。

「非観血的療法」とは外科手術や薬品の投与といった方法によらずに、応急的もしくは医療補助的方法によってその回復を図ること。

柔道整復師による施術は、まず被施術者の症状を聞き、患部を目視によって観察、その後患部に直接触れることで診断を行ない、被施術者の状態が柔道整復師の業務範囲に含まれているかどうかを判断します。捻挫によってできた関節部分のずれなどを熟練の手技により正常な状態に戻す整復を行なうのです。

整復が終わると患部の回復の促進や再転倒の防止のため、ギプステーピングを施して患部を固定。施術後の後療法としては、柔整マッサージなどの手技療法や運動療法、温熱などによる物理療法などがあります。

ただし骨折や脱臼の場合には応急手当てを行なうことしかできず、その後の施術については医師の同意を得なければいけません。柔道整復師は業務独占資格であり、医師と柔道整復師以外の資格を持たない者が柔道整復を行なうことは許されていないからです。

柔道整復師は接骨院や整骨院として開業というケースだけでなく、外科整形外科に勤務するというケースもあります。その他スポーツトレーナーとして活躍するために柔道修復師の技術を身に付ける人も多いです。

年々急増!柔道整復師の将来の展望

スポーツトレーナー

柔道整復師養成施設の新規開設は厚生労働省の行政指導により長らく制限されてきましたが、1998年(平成10年)8月に福岡地裁において柔道整復師養成施設不指定処分取消請求事件の判決が下されたことにより、厚生労働省は養成施設指定規則さえ満たしていれば設置を認める方針に転換しました。

このことにより他分野の専門学校や異業態からの参入が相次ぎ、1998年(平成10年)には14校だった柔道整復師養成施設は2011年(平成23年)には103校となるまでに急増。それと同時に以前には1,000人程度であった学生数も一気に増加し、医学生の数に匹敵する毎年約7,000人が養成施設を卒業しています。

そして2014年(平成26年)に厚生労働省が発表した「平成26年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、全国で就業柔道整復師の数は63,873人、登録されている整骨院は45,572件です。日本全国にあるコンビニの数が55,000件程度ですので、それとほぼ同数の接骨院や整骨院があり、そこに勤めていたり開業していたりする柔道整復師がいるということになります。

特に大都市圏を中心にその数は増え続けており、今後は柔道整復師の過剰が予想され、養成施設での教育内容の低下や卒業後の就職困難、接骨院の乱立による経営の悪化などが懸念されていますが、

柔道整復師が増加し続けている理由が新規開業しやすいこと、開業後の経営がしやすいことに注目しましょう。実際、接骨院や整骨院のみで見てみると、新規開業から5年後の事業継続確率は約90%です。増加しすぎることに対する懸念はあるものの、柔道整復師はそうなるだけの魅力がある資格であるとも言えます。

また、活躍の裾野が広がっていることも柔道整復師の大きな魅力のひとつです。柔道整復師は5年以上の実務経験があるとケアマネジャー(介護支援専門員)の受験資格を得ることができます。

その他柔道整復師が持つ専門知識や技術はスポーツ選手のケアにも有効ですので、チームや選手個人のトレーナーとして活躍する人も多数。そういった介護関連の仕事やスポーツチームでのトレーナー活動など、その技術と知識を活かせる場が多いのも柔道整復師の大きなメリットです。

柔道整復師専門学校はどんなところ?

専門学校イメージ

柔道整復師になるためには国家資格に合格して厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。免許取得後に臨床研修を行なうことで接骨院や整骨院などの施術所を開業できたり、あるいは勤務柔道整復師として病院などで勤務したりすることができるようになるのです。

この受験資格を得るためには柔道整復師国家試験の試験科目を3年以上学んでいる必要があり、必修単位数は85単位以上。主な科目としては解剖学生理学柔道整復理論などが挙げられます。

これらの科目を3年間かけて学ぶことができるのが柔道整復師養成施設です。柔道整復師学校養成施設指定規則に基づいて設立されており、一般的には「ほねつぎの学校」とも呼ばれています。

これらの養成施設は3年制か4年制の専門学校であるか、あるいは3年制短期大学4年制大学。中には3年制の各種学校や、厚生労働省の認可を受けただけの3年制私設学校もありますので、入学する際にはあらかじめしっかり調べておくことが大切です。

多くの学校は学校法人が設置主体となっていますが、一部に財団法人社団法人医療法人などが設置主体となっています。これらの厚生労働省が定めた柔道整復師養成所のうち、文部科学省が認可した専修学校が柔道整復師専門学校です。

全日制定時制があり、修業年限は3年。入学資格は高等学校卒業か、あるいは旧制中学のようなそれと同等以上の学校の修了者であることで、どの施設でも共通して専門的な柔道整復術だけでなく概括的な一般医学の修得を目的とした教育が行なわれています。

学校選びで大切なことは、まず何よりも柔道整復師養成施設であることが前提条件ですが、それに加えて国家試験に強い実績カリキュラムが整っているかどうかということです。また実際に国家資格を取得して社会に出たときに施術の現場で求められる実践的なスキルを学べる臨床実習がどれくらい充実しているかも確認しましょう。

さらに自分の将来を考えたとき、スポーツトレーナー介護の世界で活躍したいという人や、接骨院や整骨院を開業後により幅広い施術が提供できるよう、はり師鍼灸師などの資格も取っておきたいと考えている人は、それらの資格取得にも有利な学校を選ぶことも一案です。

柔道整復師専門学校の定員と就学率

柔道整復師を目指す場合、4年制大学で学ぶのか、あるいは3年制の短大や専門学校で学ぶのかという点についてですが、4年制の大学は余裕を持ってじっくり学ぶことができることが大きなメリットである一方、3年制の短大や専門学校は早く卒業することができることと、その分学費を安く抑えられるところがメリットと言えます。

国家資格試験に合格した柔道整復師の中でどちらの方が就学率が高いのかは公表されていませんが、専門学校でも合格率90%以上をうたっているところも多数。

また学校によっては柔道整復師の資格のための授業だけでなく、スポーツ分野など他の分野でも活躍できることを想定したカリキュラムが組み込まれているところもありますので、卒業後に柔道整復師として接骨院や整骨院を開業したいのか、あるいはスポーツトレーナーなどもっと別の道を選びたいのか、自分の将来の働き方展望をよく考えたうえで選ぶことが大切だと言えます。

柔道整復師専門学校の数は全国に平成27年度時点で109校あり、定員数も30名前後の少人数教育を行なっているところから100名以上の定員数のところまで様々です。

大人数を受け入れることができる専門学校はそれだけ施設なども充実していることが想定できる一方、少人数の学校の方が丁寧な指導を受けられる可能性もあります。様々な学校の資料を取り寄せたり訪れてみたりすることで自分に合った学校を選びましょう。

※この記事は、2017年12月時点の情報に基づいて作成されています。

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