【柔整ナビ】柔道整復師専門学校ブログ|柔整スタディ

柔道整復師は国家資格のひとつで、取得後は接骨院や病院といった職場で働くことができる他、スポーツトレーナーとしても活躍できます。一方、整体師やあん摩マッサージ指圧師の仕事内容と誤解される場合もあるのが柔道修復師。そこで今回は、柔道整復師の役割や代表的な施術方法、よく似た資格との違いや資格取得後の就職先などについてご紹介しましょう。

二宮 柔と加納 吾郎
日本全国の柔道整復師専門学校の情報をまとめた柔道チャンネルの「柔整ナビ」
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2018年2月28日

国家資格「柔道整復師」の役割や魅力について

国家資格柔道整復師の役割や魅力について

「ほねつぎ」や「整骨師」などとも呼ばれる柔道整復師は、国家資格のひとつ。柔道整復師の国家試験を受験し、合格することで資格を取得できます。柔道整復師の資格を持っていると、接骨院や病院、スポーツトレーナーとしても活躍することができるほか、接骨院や整骨院などの施術所を開業することも可能です。

柔道整復師は、骨折や脱臼などの損傷を手術せずに施術することで、人々の健康を支えることが主な仕事。また、施術行為に対して保険が適用されます。整体師やあん摩マッサージ指圧師の仕事内容と誤解されることもあるため、柔道整復師を目指すなら正しい知識を持っておくことが大切です。

ここでは、柔道整復師の役割や代表的な施術方法、よく似た資格との違いや資格取得後の就職先などについてご紹介します。

柔道整復師の役割と主な業務

柔道整復師の役割と主な業務

柔道整復師は、骨や関節、筋、靱帯などに加わる外傷性が明確な原因により発生する骨折や脱臼、捻挫、打撲などのケガに対し、手術を行なわない「非観血的療法」という方法で患部の固定や整復をし、ケガの回復を図る役目を担っています。

柔道整復師の主な仕事

柔道整復師の仕事は、医業類似行為のため、医師や看護師などのように医療器具を駆使して施術を行なうことはありません。患部を観察し、触れることで、正確にケガの具合を判断し、人間が本来持っている治癒力を活かした施術を行なうことが、柔道整復師に求められる仕事と言えます。

また、国家資格である柔道整復師の施術行為には、保険が適用されます。この場合の施術行為とは、外傷性が明らかな原因の損傷に対する施術のこと。ただし、慢性的な肩こりや内部疾患による腰痛などに対する施術は、保険の対象外になります。

患部以外の施術も行なう

「ケガの施術」と聞くと、損傷部分だけを施術するイメージを持つ人もいます。しかし、ケガで損傷した部分だけでなく、それが原因で不調に見舞われてしまった部分などの施術も行なうのが柔道整復師。また、見た目だけでケガが良くなっても、以前のように自由に患部が動かせないこともあります。

こうしたお客様に対し、改善できるよう施術を行なうことも大切な役割です。

柔道整復師が行なう代表的な施術方法とは

柔道整復師が行なう代表的な施術方法とは

柔道整復師は主に3種類の方法を駆使して、骨折や打撲などのケガの施術に当たります。それぞれどんな特徴や違いがあるのか見ていきましょう。

①整復法

骨折脱臼の際に用いられる代表的な施術法のひとつ。手を使って骨や関節をもとの状態に戻すことを目的として行なわれる方法です。

まずは症状を聞き、患部を観察し、実際に触って状態を把握します。その上で患部を圧迫したりけん引したりして、もとの状態に戻していくのが整復法。特に脱臼の場合はこれまでの施術経験が問われることが多く、腕の見せ所とも言える施術です。

②固定法

固定法はその名の通り、ギプス包帯などで患部を固定する施術法のこと。

骨折や脱臼などの場合、無理に動かすとさらに症状が悪化し、なかなか良くなりません。そのため、様々な方法で固定を行ない、早く回復するように施術を行ないます。ケガの具合に合った固定法を行なうことが求められる方法です。

③損傷した組織を回復させる後療法(こうりょうほう)

回復期にある人に行なわれるリハビリテーションのこと。この施術法には3つの方法があり、お客さんの状態を見て適切な施術を施します。

ひとつめは、特定の機器を用いて行なう物理療法。超音波機器を使った施術や温熱を利用した施術法などが主な例として挙げられます。

2つめは、身体を動かすことで症状の軽減や機能の回復を図る運動療法です。手で行なうものもあれば、器具や医療機器を使って行なうものもあります。

3つめは患部を施術者の手で揉んだりさすったりして症状の改善を目指す手技療法。筋肉や神経、血液などに様々な作用を与え、不快感や痛みの緩和を図るものです。

柔道整復師ならではの魅力とは?

柔道整復師の魅力

柔道整復師は、他の医療にはない様々な魅力があります。ここでは柔道整復師が持つ魅力の中から、特に知っておいてほしいものをご紹介します。

手術をせずに施術できる

柔道整復師の魅力のひとつは、手術をすることなく、体への負担ができるだけ少ない施術によってお客さんを救うことができる点です。手術の多くは、どんなに小さくても体にメスを入れなければならないことがほとんど。できれば体に傷を残すことなく回復したいと思っている方が多い中、注目を集めています。

また、手術を行なうには手術を受ける人の体力が必要です。高齢者や子どもの場合、十分な体力がなく手術が受けられないこともあるため、手術せずに施術を行なうことができる柔道整復師の技術は、こうした人たちを救うことができる手段のひとつでもあるのです。

お客さんとの信頼関係を築きやすい

柔道整復師の施術は症状を聞き、触れて判断することがメイン。そのためお客さんとの距離が近く、信頼関係が築きやすいことも魅力のひとつです。

お客さんとの信頼関係構築は、スムーズな施術ができるだけでなく、独立開業の礎(いしずえ)にもなります。もちろん独立開業のためには実力や経験を積む必要がありますが、顧客が付くかどうかも重要な要素。

独立開業ができる国家資格である

柔道整復師を目指す理由のひとつに「独立開業ができる国家資格」だということが挙げられます。お客さんと近い距離で医業類似行為に携わりたい人はもちろん、将来的に独立開業を考えている人にとっても柔道整復師は魅力的。

ただし、2017年(平成29年)厚生労働省から発表された「施術管理者の要件について」によれば、柔道整復師が独立開業するには、最大3年間の実務経験と一定の施術管理研修が必要であることに注意。

女性が活躍しやすい職業

男性が占める割合の多い職ではありますが、柔道整復師は女性も大いに活躍できる職です。お客さんが女性の場合、同性ならではの観点でお客さんに寄り添うことはもちろん、繊細な箇所への施術も行ないやすいと言えます。そのため、女性の柔道整復師による施術を希望されるお客さんも少なくはありません。

また、柔道整復師の資格とエステやアロマといった民間の資格を組み合わせることで、より深い知識を持って働くことも可能です。

柔道整復師とよく似ている資格・職種の比較

柔道整復師と似ている資格や職種の比較

柔道整復師と似ている職種としては、「あん摩マッサージ指圧師」や「整体師」などが挙げられます。あん摩マッサージ指圧師は、柔道整復師と同様に国家資格のひとつですが、施術方法はマッサージが中心です。また、整体師は民間資格。保険が適用される施術を行なうことはできません。

ここでは、より細かく柔道整復師との違いについて確認してみましょう。

整体師とは

整体師は、関節や骨の歪みなどを、手や足を使った施術で矯正する技術を持つ民間資格です。民間療法を行なうカイロプラクティックをはじめ、リフレクソロジーやセラピストといった代替医療(医業類似行為)を行なうことができます。

柔道整復師は厚生労働省もしくは文部科学省が許可した柔道整復師専門学校もしくは大学での勉強が必要となりますが、整体師はこうした指定は特にありません。開業することもできますが、保険が適用される施術や行為をすることができないという大きな違いがあります。

あん摩マッサージ指圧師

柔道整復師は主に打撲や骨折、脱臼などの手術をせずに施術を行ないますが、あん摩マッサージ指圧師はマッサージ指圧などによって症状の改善を図ります。 そのため柔道整復師とは異なり、肩こりや腰の痛みなどの悩みを改善することが主な施術目的。

また、柔道整復師は限られた場合でしかマッサージができませんが、医師の指示がなくてもマッサージができるというのも、あん摩マッサージ指圧師の大きな特徴です。こうした点が柔道整復師とは大きく異なります。

柔道整復師になるために必要なことは?

柔道整復師になるために必要なこと

柔道整復師になるためには、国家試験の受験資格を得る必要があります。国家資格を受験するには、高校卒業後、厚生労働省が指定する「柔道整復師養成施設」へ3年以上通学、または、文部科学省が指定する大学で必要科目を履修することが条件です。

なお、柔道整復師の試験では、精度の高い技術や実技を必要とするため、通信教育のみで資格取得はできません。

試験について

柔道整復師の国家試験は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論および関係法規の科目から出題。医学に関する様々な知識が問われることが分かります。

試験はマークシート形式での選択式問題ですが、重度視力障害者や申請により、点字や試験問題を録音したDAISY-CDの使用または併用による受験が可能。弱視者に対しては、弱視用試験による受験が認められています

また、柔道整復師の試験は毎年1回実施されますが、期日や場所、受験願書の提出期限については9月初旬に公告。受験料手数料は16,500円です。

なお、試験地は北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県のいずれかの試験会場で行なわれます。

出題数と合格ライン

2020年(令和2年)に行なわれた「第28回柔道整復師国家試験」では、必修問題が50問、一般問題が200問の計230問が出題されました。

合格ラインはそれぞれで異なり、必修問題については総点数の80%以上を合格、一般問題については総点数の60%以上を合格としましたが、片方だけでなくは両方の合格基準を満たす必要があるため、どちらも偏りなく勉強しておく必要があります。

合格率

厚生労働省のホームページによると、「第28回柔道整復師国家試験」の受験者数は5,270名、そのうち合格者数は3,401名、合格率は64.5%でした。つまり、指定の学校に入ったからといって、必ず合格できるわけではないということです。その点を踏まえてしっかり学習に励むことが大切だと言えます。

柔道整復師が活躍できる就職先は?

柔道整復師が活躍できる就職先

柔道整復師の資格を取得後、主な勤務先は、接骨院や整骨院の他、病院勤務や介護施設など多岐にわたります。また、実務経験によって培った知識と技術を用い、スポーツ分野でのトレーナーや、ジムトレーナーとして活躍する人もいるのです。

やりがいは勤務先や働き方によって様々。ここでは、それぞれのやりがいについてご紹介しましょう。

接骨院や整骨院でのやりがい

他の医療機関に比べ、お客さんとの距離が近いことが、接骨院整骨院の大きな特徴です。手術を行なわない施術のため、損傷によっては回復するまでの期間が長くなります。そのため、お客さんと関わり合いが深まり、直接お礼を言われる機会も少なくありません。

また「この先生にお願いしたい」と指名を受けることもあり、頼りにしてもらえる実感を得やすい職場だと言えます。

病院(整形外科)でのやりがい

接骨院・整骨院と違い、病院は手術や投薬に対応しているため、様々な症状の方に対して施術を行なうことが特徴です。

また、医師や看護師をはじめ、理学療法士といった柔道整復師以外の医療スタッフから刺激を受けることも多く、新たな視点で症例を考えられるきっかけが得られることも長所。柔道整復師として多くの経験や知識を身に着けたい人は、病院はおすすめの職場だと言えます。

スポーツトレーナーとしてのやりがい

アスリートにとってなくてはならない存在と言えるのがスポーツトレーナーです。

フィットネスクラブなどで活躍できる他、経験を積むことで、プロアスリート専属のスポーツトレーナーになることも可能。選手がケガをした時には、医療系の国家資格を持っている者しか体に触れることができません。柔道整復師は、打撲や脱臼などその場で応急処置を行なえるだけではなく、回復までのケアも可能です。縁の下の力持ちとして彼らを支えられることは、大きなやりがいにつながります。

機能訓練指導員としてのやりがい

福祉施設で働くことの多い機能訓練指導員は、人材不足が叫ばれる介護分野で重宝される存在のひとつです。

デイサービスや特別養護老人ホームといった施設では、機能訓練指導員を1人以上配置することが義務化されています。また、機能訓練指導員は、看護師や准看護師をはじめ、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師といった医療系国家資格を取得していなければなることができません。「いつ・何人対応するか」というのが計画的に決められていることが多く、一人ひとりの状態に合わせ、しっかりと向き合うことが可能です。また、病気や加齢が原因で支援が必要となった方に対し、機能訓練やリハビリを行ない、自立した生活を送れるように支援できることは大きなやりがいに繋がります。

以上、柔道整復師のやりがいについてご紹介しました。ここからは具体的な勤務先事例として、東京及び大阪で人気の整骨院情報を紹介します。

【勤務先事例】関東・中部・近畿・沖縄エリアで人気の整骨院「iCure鍼灸接骨院グループ

【勤務先事例】関東・中部・近畿・沖縄エリアで人気の整骨院「iCure鍼灸接骨院グループ

メディアにも度々登場する「iCure鍼灸接骨院グループ」。東京都新宿区や千代田区など都心をはじめ、関東・中部・近畿・沖縄エリアで52店舗の接骨院を展開しています。全員が国家資格を持った施術者であること、また多種多様の研修プランがあることが魅力です。

企業ビジョンと働く上での魅力

iCure鍼灸接骨院グループは『健康寿命プラス5の実現』を目指しています。お客さんをベストな方法で施術できる理想の地域社会を造ること。それが成し遂げたい夢でもあります。

また、一流の施術者になるための技術研修をはじめ、人間性の向上を図るマネジメント研修など様々な研修制度が用意。充実した環境の中で働くことができます。

【施設情報】

【勤務先事例】大阪で人気の整骨院「整骨院ヒーリングハンド

【勤務先事例】大阪で人気の整骨院「整骨院ヒーリングハンド」

腰や肩などの痛みを根本的に施術できる技術を誇る「整骨院ヒーリングハンド」。独自の施術「美療骨格矯正」を開発し、口コミなどでも話題となっている人気の整骨院です。柔道整復師の募集は随時行なわれており、説明会やインターンシップも実施されています。

企業ビジョンと働く上での魅力

社員が輝く会社を目指す、整骨院ヒーリングハンドの魅力は、「」。アットホームな雰囲気で、技術だけでなくスタッフの人生の質をも向上させたいというのが総院長の思いです。

アットホームなのはスタッフ間だけではありません。被施術者とも気軽にコミュニケーションが取れるよう、教育や指導を行なっていることも大きな魅力のひとつ。被施術者とのコミュニケーション能力はどの職場でも問われます。技術以外で柔道整復師に必要な能力を磨けるのは、特に将来独立を考えている人にとって、大きな長所です。

【施設情報】

※この記事は、2020年(令和2年)9月時点の情報に基づいて作成されています。

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