講道館杯2020
大会の見どころ 男子

講道館杯2020 大会の見どころ 男子

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講道館杯2020をさらに楽しむ、男女階級別の見どころポイント!「講道館杯2020」大会の見どころ-男子-

講道館杯2020の男子柔道について、各階級別の見どころポイントをご紹介します。

※掲載内容は、2020年10月23日時点のものです。 ※直近3年間の大会成績をリンクしています。

女子の見どころはこちら

男子60kg級

講道館杯2019
決勝戦
古賀玄暉 vs 青木大

この階級の東京五輪(柔道)代表は高藤直寿パーク24)。その高藤と代表争いを最後まで演じた永山竜樹了德寺大学職員)は今大会出場せず。第1シードには昨年の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)を制した青木大(パーク24)、そして、第2シードには昨年準優勝の古賀玄暉(日本体育大学4年)が配された。

青木の初戦は昨年の全国警察柔道選手権大会チャンピオンの右田晃介(福岡県警察)。昨年は3回戦で対戦し、そのときは青木が片手絞で一本勝ちしており、今大会も青木の勝ち上がりが予想される。2回戦は、小西誠志郎(国士舘大学4年)と中原諒人(東レ滋賀)の勝者。中原は昨年の講道館杯で、2015年アスタナ世界柔道選手権大会銅メダリストの志々目徹(了徳寺大学職員)を小外掛「技あり」で破っており侮れないが、実績的に見てここも青木優位か。

準決勝は、昨年3位の福田大悟(鹿屋体育大学3年)、一昨年優勝の大島優麿(旭化成)、そして、昨年は準々決勝で大島を破り準決勝進出を果たしている山本達彦(北関東綜合警備保障)、いずれかの選手との対戦が予想される。2年連続決勝進出となるか。

反対側のブロックは古賀が最有力。古賀の初戦(2回戦)は昨年の全国高等学校柔道選手権大会王者の福田大晟(筑波大学1年)。若手相手に地力の差を見せられるか。初戦を勝ち上がると3回戦は納庄兵芽(天理大学4年)、近藤隼人(国士舘大学1年)、濱田大樹(鹿屋体育大学1年)のいずれかの可能性が大きい。納庄とは昨年の3回戦で対戦し隅返「技あり」で古賀が勝利している。いずれの選手が上がってきても古賀優位は揺るがないだろう。

準決勝は、昨年3位の竪山将(パーク24)。一昨年は2回戦で対戦し、そのときは竪山が崩上四方固で一本勝ちしている。古賀が成長した姿を見せられるか。それとも、このところやや低迷気味の竪山の復活となるか。力の差はそれほどないと思われ、接戦となりそうだ。

決勝のカードは、順当であれば昨年同様、青木vs古賀と予想される。昨年はゴールデンスコア(延長戦)の末に、隅返で青木が一本勝ちしているが、果たして今年はどのような結果となるのか。

どの階級にも言えることではあるが、コロナ禍の状況において、どれだけ稽古、トレーニングができていたかが試合の結果に大きく表れることが予想される。同じ状況下であっても、できること、やれることをしっかりとやっていたかどうか。そして、それが試合に臨むメンタルの部分にも影響を及ぼすことになりそうだ。

男子66kg級

講道館杯2019
決勝戦
相田勇司 vs 西山祐貴

66kg級は、東京五輪(柔道)の代表候補が唯一決まっていない階級ながら、代表を争う丸山城志郎(ミキハウス)と阿部一二三(パーク24)は不出場。今大会は、世界のトップを走る両選手のあとを追う、いわば3番手争いの大会ではあるが、レベル的にはかなり高い。

第1シードは相田勇司(國學院大學3年)。相田は、昨年の講道館杯で優勝を果たして柔道グランドスラム大阪2019の出場権を得ると、2015年世界柔道選手権大会王者のアン・バウル(韓国)を破る健闘を見せて3位入賞。丸山、阿部に続くポジションを手中にした。今回は、その実力の真価を問われる大会と言って良いだろう。

相田の初戦の相手は橋口祐葵(パーク24)。初戦から橋口とのカードが組まれることからもこの階級のレベルの高さがうかがい知れる。この一戦、かなりの苦戦を強いられると思われるが、勢いからすれば、相田の勝ち上がりとなりそうだ。しかし、橋口に勝っても難敵との対戦が続く。3回戦は一昨年の講道館杯を制した藤阪太郎(大阪府警察)と湯本祥真(筑波大学3年)の勝者、そして、準決勝は昨年3位の田川兼三(学習院中等科教員)、60kg級から階級変更してきた実力者、志々目徹、昨年準決勝進出の武岡毅(國學院大學3年)らの中から勝ち上がった選手との対戦となる。誰が上がってきても混戦必至だ。

一方、第2シードの西山祐貴(警視庁)は、初戦で西願寺哲平(筑波大学2年)、3回戦は内村光暉(自衛隊体育学校)-新井雄士(國學院大學3年)の勝者との対戦が予想されるが、西山の勝ち上がりの可能性が大きそうだ。続く準決勝の相手は、昨年3位の磯田範仁(国士舘大学職員)かベスト4の藤阪泰恒(パーク24)となりそう。磯田と藤阪は一昨年の準決勝で対戦しており、そのときは磯田が小外掛「技あり」から横四方固に抑えて一本勝ち。今回も磯田が勝ち上がることになるのか。ちなみに、西山と藤阪は昨年の準決勝で対戦し、西山が「指導3」の反則勝ちで勝利している。担ぎ技に切れを見せる西山か、足技の巧い磯田か、好試合が期待される。

昨年同様、相田と西山の決勝となるのか、それとも他の選手が混戦を勝ち上がり決勝進出を果たすのか。いずれにしても、丸山、阿部を脅かすような選手の台頭に期待したい。

男子73kg級

講道館杯2019
決勝戦
海老沼匡 vs 原田健士

2017年ブダペスト世界柔道選手権大会の覇者で、大野将平(旭化成)と東京五輪(柔道)代表の座を争ってきた橋本壮市(パーク24)は今大会を欠場。

この階級は第1シードのベテラン・海老沼匡(パーク24)と、昨年の講道館杯決勝で、その海老沼から裏投と隅返で「技あり」2つを奪って完勝し、今大会第2シードに選出された原田健士(日本体育大学4年)の2人が優勝候補一、二番手。そして、一昨年の講道館杯で優勝し、かつて代表候補として大野、橋本と互角に渡り合っていた立川新(旭化成)が第3シードとして復活を期して臨む。

海老沼は、初戦の2回戦で一昨年3位の石郷岡秀征(筑波大学4年)と対戦。屈指の攻撃力、技の切れを持つ海老沼だが、ときに受けのもろさを見せることもあるだけに、初戦の「入り」は重要。石郷岡戦での戦いぶりは要注目と言えそうだ。

順当であれば、海老沼は3回戦では塚本綾(日本体育大学3年)か昨年の全国警察柔道選手権大会チャンピオン・村上洋平(大阪府警察)のいずれか、そして、準決勝では昨年3位のベテラン・佐藤雄哉(日本エースサポート)か同3位の土井健史(三重県スポーツ協会)、もしくは大吉賢(日本体育大学4年)、内村秀資(東海大学2年)らの中から勝ち上がった選手の挑戦を受けることになる。

実績、地力的には一枚上回る海老沼だが、30歳と体力的なピークは過ぎており、長期戦となった場合に、そのあたりがカギになりそうだ。

一方、年齢的にちょうど脂が乗った良い時期なのが原田。昨年は爆発的な技の切れを見せ、全試合一本勝ちで初優勝を果たした。続く柔道グランドスラム大阪2019では、準決勝で海老沼に「技あり」を奪われてリベンジされたが、思い切りの良さや、技の威力は特筆すべきものがある。

その原田の初戦の相手は竹内信康(立川拘置所)。両者は昨年の1回戦でも対戦しており、原田が背負投で快勝、原田の快進撃はそこから始まっている。原田が幸先の良いスタートを切り、さらに3回戦を勝ち上がると、準決勝では立川との対戦が予想される。抜群の組み手の巧さを持つ立川に対し、原田が持ち前の爆発力を発揮できるか?崖っぷち立川にすれば、原田は復活をアピールするには格好の相手であり、この対戦で復活の狼煙を上げたいところ。注目の一戦となりそうだ。

決勝に勝ち上がるのは原田か立川か、そして、第1シードの海老沼との対戦は?準決勝、決勝と目の離せない緊迫した戦いが続きそうだ。

男子81kg級

講道館杯2019
決勝戦
友清光 vs 小原拳哉

第1シードは昨年優勝の友清光(国士舘大学4年)、第2シードは昨年準優勝の小原拳哉(パーク24)、そして、昨年3位の佐々木健志(綜合警備保障:ALSOK)と長島啓太(日本中央競馬会)が第3、第4シードに配された。永瀬貴規(旭化成)と東京五輪(柔道)の代表争いを演じた2018年バクー世界柔道選手権大会準優勝の藤原崇太郎(日本体育大学4年)は出場していない。

優勝候補の筆頭は、昨年頭角を現した友清。昨年は準決勝で優勝候補最右翼と目された佐々木に小内刈で一本勝ちすると、決勝の小原には、延長戦8分を超える長期戦の末に隅落「技あり」で勝利しビッグタイトルを獲得した。

友清は、順当に勝ち上がれば、3回戦で渡邊神威(東海大学4年)、準決勝で長島、丸山剛毅(パーク24)、佐藤正大(自衛隊体育学校)のいずれかとの対戦となる。長島とは昨年の大会の3回戦で対戦しており、そのときは「指導」を先行されながらも、延長戦に入って「指導」を取り返してタイスコアにし、最後は得意の小内刈で「技あり」を奪って逆転勝ちを果たしている。とは言え、長島にしても、このところやや元気のない丸山にしても佐藤にしても、勢いに乗ったときは手の付けられない力を発揮する選手であり、決して油断はできない。友清にとっては試練の試合となりそうだ。

反対側のブロックから準決勝に進出するのは、小原と佐々木が濃厚と思われるが、1回戦の岡虎(東海大学4年)と笠原大雅(天理大学4年)、そして、その勝者と竹市大祐(国士舘大学1年)が対戦する2回戦。さらに、その勝者と小原の3回戦も、どんな展開になるのか楽しみなところだ。

一発の破壊力では階級ナンバー1の呼び声が高いものの、試合運びの粗さが玉にキズと言われる佐々木だが、果たして今大会はどんな試合を見せてくれるのか。若い賀持喜道(日本大学2年)、地力のある江畑丈夫(パーク24)との対戦で波に乗ることができれば、小原、そして友清を破り、2017年以来の優勝も十分にあり得る。友清にすれば、昨年の優勝が実力によるものだと証明するためにも、また永瀬、藤原といった上位陣を脅かす存在になるためにも、今回はしっかりと連覇を果たしたいところだ。

男子90kg級

講道館杯2019
準決勝戦
村尾三四郎 vs 増山香補

第1シードは、昨年優勝の村尾三四郎(東海大学2年)。昨年は決勝で、リオデジャネイロ柔道競技(五輪)金メダリストのベイカー茉秋(日本中央競馬会)を内股の「技あり」で破っての初優勝だった。

村尾に続くシード選手は、第2シードが昨年3位の田嶋剛希(パーク24)、第3シードがやはり昨年3位の前田宗哉(自衛隊体育学校)、そして、第4シードが増山香補(明治大学4年)。

東京五輪(柔道)代表の向翔一郎(綜合警備保障:ALSOK)とベイカーを除く、現在の階級トップ選手がほぼ出揃った陣容だ。

村尾は2回戦で清崎竜平(明治大学4年)を破ると3回戦は北野裕一(パーク24)との対戦が予想される。曲者の北野はやや戦いづらいと思われるが、現在の力関係を考えると村尾優位と考えて良いだろう。

準決勝で村尾との対戦が予想される増山は体幹が強く、高い位置から繰り出す背負投に威力がある。昨年は、準決勝で対戦し、村尾が大外刈で一本勝ちしているが、増山が前の試合で負傷していたことを考えると、昨年同様の結果となるかは不明。村尾と増山の戦いは今後を占う上で非常に重要な一戦となりそうだ。

反対側のブロックは、前述の田嶋と前田が有力で、それを追うのは長井晃志(日本体育大学4年)と思われるが、順当に進めば、準決勝は田嶋と前田の対戦となるだろう。昨年は両者が4回戦で対戦。前半に小外刈で「技あり」を奪った前田が、そのあとの田嶋の攻めを凌ぎ切った形での勝利だったが、昨年の前田は足技にしても内股にしても、思い切りと威力があり、素晴らしい内容だった。果たして今年も昨年のような思い切りの良い柔道で上位進出なるか。

一方の田嶋も、思い切りの良さが最大の魅力。昨年の全日本学生柔道優勝大会では、階級上の飯田健太郎(当時、国士舘大学3年)を組み際の大外刈で破っており、一発ハマったときの破壊力は凄い。しかし、結果にムラがあるのが難点でそれが最大の課題と言える。いずれにしても、攻撃柔道が売りの両者の準決勝は、一本決着必至の対決となりそうだ。

優勝戦線は村尾が一歩リードながら、増山、田嶋、前田にも十分にチャンスはある。東京五輪(柔道)の代表は向で確定しているものの、向に突出した第一人者という印象は薄い。今大会は、ある意味、東京五輪(柔道)後の勢力争いの開幕戦と言えるかもしれない。

男子100kg級

講道館杯2019
決勝戦
羽賀龍之介 vs 西山大希

第1シードは大学生の飯田健太郎(国士舘大学4年)ながら、それを包囲する第2シードの羽賀龍之介(旭化成)、第3シードの西山大希日本製鉄)、第4シードの垣田恭兵(旭化成)は実力、実績ともにいまさら言うまでもないベテラン。そのベテランたちに挑む形で、若手有望選手が配された形だ。

飯田の対戦を見る前に、ベテラン勢の対戦に注目してみると、昨年の講道館杯優勝、2015年アスタナ世界柔道選手権大会王者の羽賀の初戦の相手は、高校生の中野智博(桐蔭学園高校3年)。両者は昨年の3回戦で対戦しており、そのときは羽賀が実力の差を見せ、内股で圧勝。中野がこの1年でどんな成長をしているかに注目したい。とは言え、勝ち上がりを考えると羽賀勝利が妥当。羽賀は中野を破ると3回戦は山口貴也(日本大学3年)対大辻康太(桐蔭横浜大学教員)の勝者との対戦と思われる。昨年は1回戦で対戦し山口が延長戦に大内刈で一本勝ちしているが、今年も長引けば若い山口が有利か。ただ、山口、大辻どちらが勝ち上がっても、羽賀優位は変わらないだろう。

一番下の山から準決勝に進出するのは、昨年準優勝の西山の公算が大きい。西山は羽賀のひとつ上の30歳。10年前の東京世界柔道選手権大会90kg級で準優勝し、90kg級と100kg級(2017年以降)でトップを走り続けている選手だ。今大会は、2回戦で若手の藤鷹裕大(明治大学2年)を破ると、3回戦は、昨年3位の石内裕貴(旭化成)、全日本学生柔道体重別選手権大会2位の後藤龍真(東海大学4年)、同3位の山下魁輝(国士館大学4年)との対戦となり、準決勝進出の道のりも楽ではない。

西山、あるいは石内、後藤、山下らのいずれかが準決勝に進んだとして、羽賀が実力的にやや上回ると予想。ただ、来年の東京五輪(柔道)以降のことを考えると、後藤、山下らの世代が台頭し、若さ溢れる戦いぶりで、羽賀を追い込むような展開を見せてほしいところではある。

一方、飯田のブロックのベテラン・垣田も、顔ぶれを見る限り準決勝進出の可能性は高い。とは言え32歳という年齢を考えると、試合を重ねるほどに厳しい戦いとなるのは必然。大物食いの高田大樹(旭川刑務所)の一発にも期待したいが、順当であれば、準決勝進出は試合巧者の垣田と見るべきだろう。

飯田は、2回戦で皆川大記(東洋大学2年)、3回戦では北山達也(警視庁)とグリーンカラニ海斗(日本体育大学1年)の勝者と対戦するが、いずれも実力の差は大きいと思われ、勝つこと自体より、どのように勝つかが問題。良い勝ち方で準決勝の垣田戦に繋げられるか。

飯田と垣田の準決勝も興味深い。188cmの飯田に対し垣田は174cmだが、垣田はまったく体格差を問題にしないというより、むしろ大きい選手を得意としている。難敵・垣田を、飯田がどのように料理するのかに注目したい。

そして、決勝は飯田と羽賀、シード通りの対戦が実現すると思われる。飯田と羽賀は昨年4月の全日本選抜柔道体重別選手権大会で対戦し、そのときは羽賀が内股「技あり」で勝っているが、果たして今大会はどんな結果となるのか。

男子100kg超級

講道館杯2019
決勝戦
香川大吾 vs 熊代佑輔

今年2月の柔道グランドスラム・パリで、絶対王者のリネール(フランス)を破り、世界に衝撃を与えた影浦心(日本中央競馬会)が第1シード。そして、昨年の大会優勝者で、昨年100kg超級に階級変更してから快進撃を見せているベテランの熊代佑輔(綜合警備保障:ALSOK)が第2シード。以下、昨年2位の香川大吾(綜合警備保障:ALSOK)が第3、昨年3位の佐藤和哉(日本製鉄)が第4シードとなっている。ちなみに、注目の斉藤立(国士館大学1年)は今大会欠場。

影浦の初戦(2回戦)は久野壱虎(国士館大学4年)、そして、3回戦は木元拓人(日本製鉄)対松村颯祐(東海大学3年)の勝者だが、いずれも試合巧者の影浦を脅かす存在としては印象が弱い。木元にしても松村にしても、どちらかと言うと本格派。駆け引き上手で変則的な影浦に翻弄される可能性は高い。

影浦の準決勝は、同門の後輩・香川との対戦が濃厚と思われるが、香川は3回戦で、このところ結果の出ていない小川雄勢(パーク24)と対戦するため、入れ替わる可能性もある。ただ、香川、小川のどちらが準決勝に進んだとしても、戦略の引出しの多い影浦を相手に、決定的なチャンスを作り出すのは難しいと考えられ、決勝進出は影浦と考えるのが妥当と言えるだろう。

一方、反対側のブロックは混戦が予想される。シードは前述の通り、熊代と佐藤だが、若手注目選手の中野寛太(天理大学2年)、昨年の柔道グランドスラム大阪2位の太田彪雅(旭化成)、そして、2014年、2016年、2017年と3度にわたり全日本柔道選手権大会を制している王子谷剛志(旭化成)らが散りばめられており、誰が勝ち上がっても不思議ではない。当然、勝ち上がり予想も非常に難しいわけだが、強いて挙げるとするならば、太田と佐藤の準決勝対決。そして、決勝進出は太田と考える。

あくまで、昨年11月の講道館杯、柔道グランドスラム大阪までの結果と内容が最終的な情報であり、その後の選手個々の状態、状況がアップデートされていない中での展望ではあるが、現在の100kg超級のトップクラスのほとんどが出場しており、出場選手たちにとっては、かなり厳しいトーナメントであることは間違いない。

第1シードの影浦が、東京五輪(柔道)代表の原沢久喜百五銀行)に次ぐ2番手として、その力をしっかりとアピールできるのか、それとも、それ以外の選手が影浦ら実力者を破り、現在の力関係をリセットすることになるのか。

他の階級にも言えることだが、コロナ禍での稽古、トレーニング密度にはかなりの個人差があると予想される。まずは、今大会が開催されることに感謝しつつ、選手たちの奮闘を応援し、健闘を祈りたい。

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柔道チャンネルの「講道館杯2020」情報配信について
全日本柔道連盟主催の講道館杯2020(講道館杯全日本柔道体重別選手権大会兼全日本選抜柔道体重別選手権大会)が、2020年(令和2年)10月31日(土)~11月1日(日)の2日にわたって無観客にて開催されます。開催場所は千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)です。柔道チャンネルの「講道館杯2020」では、大会概要から出場資格、組み合わせ(トーナメント表)と結果、過去の大会の動画や写真、歴代の大会成績までご紹介。さらに男女・階級別の大会の見どころや、柔道選手応援メールを掲載しており、大会の情報と魅力をお伝えしています。
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