平成24年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会

大会直前特集

平成24年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 男女階級別の見どころ

体重別日本一を決定する「平成24年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会」の魅力や、今年の有力選手を全日本柔道連盟の斉藤仁強化委員長にお聞きしました。

リオデジャネイロ柔道競技(五輪)への再出発

男子のみどころ

ロンドン柔道競技(五輪)が終わって、今年の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会は4年後のリオデジャネイロ柔道競技(五輪)への再出発の大会であり、来年、ブラジルで開催される世界柔道選手権大会(以下、世界柔道)の第一次選考会でもあります。

柔道の世界においては、五輪が世代交代のひとつの契機となっており、五輪を目指していたベテラン選手が、選手生活に区切りをつける時期でもあります。

それと同時に、次の五輪を目指す若手の選手たちにとっては、今大会がまさに4年後の五輪に向けてのスタートの大会となるのです。

ロンドン柔道競技(五輪)が不本意な結果に終わったこともあり、今大会では、「新生」日本を担う若い力にぜひ出てきてほしいですね。

男子の見どころ

男子60kg級:世界柔道選手権代表の山本が優勝候補筆頭!

男子 60kg級

ロンドン柔道競技(五輪)銀メダリストの平岡拓晃了徳寺学園職員)がケガのために出場しないので、今大会は2011年パリ世界柔道代表の山本浩史綜合警備保障)が優勝候補の筆頭と言えます。平岡の後継者としてこの階級の第一人者になるためにも、今大会ではきっちりと結果を出してほしいですね。

ロンドン柔道競技(五輪)(男子60kg級)

それと、昨年の本大会で平岡を破った世界ジュニア柔道選手権大会(以下、世界ジュニア)チャンピオンの藤直寿(東海大学1年)がこの1年でどれだけ成長しているのかが楽しみですね。得意の小内刈、掬投、肩車はスピード、パワーともに若手では群を抜いています。

世界ジュニア柔道選手権大会 2011年大会(男子60kg級)

その他では、昨年、本大会優勝の川端龍(了徳寺学園職員)、全日本学生柔道体重別選手権大会(以下、学生体重別)2連覇の木戸慎二(日本体育大学4年)、2位の志々目徹(日本体育大学3年)あたりがどんな試合をするのか、注目したいですね。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2011年大会(男子60kg級)

全日本学生柔道体重別選手権大会 2012年大会(男子60kg級)

全日本学生柔道体重別選手権大会 2011年大会(男子60kg級)

男子60kg級トーナメント表

男子66kg級:世界王者・森下の順当優勝なるか?高上、小寺らの戦いにも注目!

男子 66kg級

ロンドン柔道競技(五輪)銅メダリストの海老沼匡パーク24)は、10月末の世界柔道団体選手権大会(以下、世界柔道団体)に出場したので今大会は出場を免除しています。ですから、2010年東京世界柔道優勝の森下純平筑波大学4年)が順当に優勝できるかが、この階級の一番の見どころ。

ロンドン柔道競技(五輪)(男子66kg級)

世界柔道選手権大会 2010年大会(男子66kg級)

森下は足車や内股など、技の切れでは群を抜く鋭さを持ちますが、組ませてもらえない相手に対し実力を発揮できずに敗れるケースが少なくありません。組めたら強いではなく、組めない相手にも勝つことが求められているわけですから、今大会もそこが大きな課題です。

森下を追うのが、昨年の本大会を制し、柔道グランドスラム東京でも優勝した上智史(日本体育大学3年)。さらに2010年の本大会チャンピオンで、森下とは小学生時代からずっと同門でありライバルでもある小寺将史(筑波大学4年)やベテランの福岡政章(綜合警備保障)あたりになると思います。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2011年大会(男子66kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2010年大会(男子66kg級)

柔道グランドスラム東京 2011年大会(男子66kg級)

男子66kg級トーナメント表

男子73kg級:大野、西山ら大学生の活躍に期待!

男子 73kg級

ロンドン柔道競技(五輪)銀メダリストの中矢力(綜合警備保障)と2010年東京世界柔道優勝の秋本啓之(了徳寺学園職員)がケガのため出場していませんので、今大会は、若手中心の戦いになると思います。

ロンドン柔道競技(五輪)(男子73kg級)

世界柔道選手権大会 2010年大会(男子73kg級)

担ぎ技を得意とし、アグレッシブな柔道が身上の世界ジュニアチャンピオン・大野将平(天理大学3年)、内股など技の切れに定評のある2012年柔道グランドスラム・モスクワ優勝の西山雄希(筑波大学3年)、今年の学生体重別を制した太田慶一(東海大学4年)、さらに中村剛教(山梨学院大学4年)や六郷雄平(明治大学3年)らは、いずれも大学生。次の五輪の代表候補になってくる選手だと思いますので、しっかりとアピールしてほしいですね。

世界ジュニア柔道選手権大会 2011年大会(男子73kg級)

柔道グランドスラム・モスクワ 2012年大会(男子73kg級)

全日本学生柔道体重別選手権大会 2012年大会(男子73kg級)

その他、そろそろベテランの域に入ってくる2010年東京世界柔道3位の粟野靖浩(了徳寺学園職員)は実力を持っているため、若手に負けないで出てきてほしいですね。

男子73kg級トーナメント表

男子81kg級:長島、川上のライバル対決、新鋭・永瀬の戦いぶりにも注目!

男子 81kg級

日本のウィークポイントと言われ、ロンドン柔道競技(五輪)でもメダルに手の届かなかったこの階級ですが、まずは国内の大会でコンスタントに結果を出せる選手に出てきてほしいですね。ただ今回は、五輪代表の中井貴裕流通経済大学4年)はケガのために出場しません。

その中で有力視されるのは、昨年の本大会を制している長島啓太(日本中央競馬会)、準優勝の川上智弘國學院大学職員)。先の世界柔道団体には両選手を連れて行きましたが、実際に試合に出したのは長島だけでした。川上にしたら悔しい思いをしていると思いますから、その気持ちをこの大会でどう表すか、注目したいですね。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2011年大会(男子81kg級)

あと、ここに来て非常に注目を集めているのが永瀬貴規(筑波大学1年)。全日本ジュニア柔道体重別選手権大会で優勝しており、先の全日本学生柔道体重別団体優勝大会でも際立つ強さを見せていたと聞きます。今大会でもぜひ活躍してほしいですね。

全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 2012年大会(男子81kg級)

男子81kg級トーナメント表

男子90kg級:全日本王者の加藤が本命。社会人1年生の吉田の活躍にも期待!

男子 90kg級

ロンドン柔道競技(五輪)銅メダリストの西山将士新日本製鐵)は世界柔道団体に出場したため今大会は出場免除。

その西山の大学の同級生で、今年の全日本柔道選手権大会で優勝を果たした加藤博剛(千葉県警察)が最有力と言えるでしょう。得意の寝技を駆使して今回も活躍できるか注目したいと思います。

ロンドン柔道競技(五輪)(男子90kg級)

全日本柔道選手権大会 2012年大会

加藤を追うのは吉田優也(旭化成)。昨年までトップ争いをしていた小野卓志(了徳寺学園職員)が100kg級に転向。西山大希(筑波大学4年)はケガで欠場していますから、今大会においては、しっかりと結果を出してほしいと思います。

その他、9月の学生体重別で優勝を果たした下和田翔平(日本体育大学4年)、超高校生級選手として注目を集めているベイカー茉秋(東海大学付属浦安高校3年)もシニアの中でどんな戦いをするのか、非常に楽しみです。

全日本学生柔道体重別選手権大会 2012年大会(男子90kg級)

男子90kg級トーナメント表

男子100kg級:本命不在の100kg級を制するのは?

男子 100kg級

穴井隆将(天理大学職員)、高木海帆(東海大学4年)、羽賀龍之介(東海大学3年)らの有力選手が不出場なので、今回は本命不在の混戦が予想されます。

第1シードには熊代佑輔(綜合警備保障)が入っています。本大会では昨年3位、一昨年2位とコンスタントに上位進出を果たしておりますので、有力選手が欠場の今回は、しっかりと結果を出してほしいと思いますね。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2011年大会(男子100kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2010年大会(男子100kg級)

また、90kg級でトップ選手として活躍していた小野卓志(了徳寺学園職員)が今回から階級を上げています。今までと違って減量がほとんどないと思いますから、思わぬ力を発揮する可能性も十分にあります。もともと切れる技を持っていますからね。

その他では小林大輔(綜合警備保障)、今年の全日本選抜柔道体重別選手権大会2位の浅沼拓海(国士舘大学2年)、同じく学生体重別を制した羽沢頼誠(国士舘大学3年)。ベテランの増渕樹(旭化成)も、まだまだ侮れない存在だと思います。

全日本選抜柔道体重別選手権大会 2012年大会(男子100kg級)

全日本学生柔道体重別選手権大会 2012年大会(男子100kg級)

男子100kg級トーナメント表

男子100kg超級:優勝候補筆頭は七戸。学生王者・原沢の戦いぶりに注目!

男子 100kg超級

優勝候補筆頭は第1シードの七戸龍(九州電力)。七戸は世界柔道団体では精神的な弱さが出てしまう試合もありましたが、世界で戦える力は十分に持っています。今大会でもしっかりとその力を出してほしいと思いますね。

若手で期待しているのは、原沢久喜(日本大学2年)と王子谷剛志(東海大学2年)。原沢は9月の学生体重別でも圧倒的な存在感を見せていましたし、これからの日本の重量級を背負って立つような選手に成長してほしいと期待しています。

一方の王子谷は世界ジュニアで2連覇しており、安定感に定評がある選手。この辺で上がってくると面白くなるのではないでしょうか。

全日本学生柔道体重別選手権大会 2012年大会(男子100kg超級)

世界ジュニア柔道選手権大会 2011年大会(男子100kg超級)

世界ジュニア柔道選手権大会 2010年大会(男子100kg超級)

また、昨年、大学卒業後に階級を上げ今年の全日本実業柔道個人選手権大会を制した西潟健太(旭化成)も力は十分にありますから、台風の目になるかもしれません。

全日本実業柔道個人選手権大会 2012年大会(男子100kg超級)

男子100kg超級トーナメント表

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