西日本新聞社代表取締役社長 川崎隆生氏インタビュー

西日本新聞社代表取締役社長 川崎隆生氏インタビュー

2014年7月21日(月・祝)〜24日(木)に開催される全国高校三大大会のひとつ「金鷲旗高校柔道大会」。
大会の歴史をはじめ、男女有力校などを主催者である西日本新聞社代表取締役社長 川崎隆生氏にお聞きしました。

大会を迎えるにあたり

大会を迎えるにあたり

全国各地からのオープン参加による本大会も、年を重ねるごとに参加チームが増加。おかげさまで今大会は、昨年より13チーム多い男女合わせて513チームに参加頂きます。

しかし、今年の大会を開催するにあたり、ひとつ心配していたことがありました。

参加チーム増に対応するため、マリンメッセ福岡に会場を移した1997(平成9)年から、参加料を徴収しております。これは大会運営を円滑に行なうためです。全国では初めて会場内に「対戦スクリーン」を導入し、2009(平成21)年からは参加料を1万5千円にしております。

しかし、外気温上昇による館内熱中症発生防止や参加チーム増による試合終了時刻の遅延により、会場使用(付帯)料などの経費負担が増えていたのが現状です。

そこで消費増税となった今年、選手・関係者が満足のいく環境で大会が継続できるように、参加料を2万5千円に改定しましたが、男女とも参加チームが増えたことは、参加頂く学校関係者、監督、保護者など、皆さんのご理解とご協力の賜物だと深く感謝しております。本当に有難く受けとめております。

大会開催の目的と理由

大会の目的と理由

この金鷲旗高校柔道大会(以下、金鷲旗)は、今年88回を迎えます。それだけ歴史がある大会を、西日本新聞社で続けているには3つの目的と理由があります。

1番大きな理由は「武道を通じて若人の教育的な育成」です。今後の日本を担う若人の育成を、武道を通じて行なうことで、非常に有効な人間形成に繋がると考えております。

2つ目の理由として挙げられるのは「金鷲旗は、すべての高校生が大会に参加できる大会」です。春の全国高等学校選手権大会(以下、高校選手権)や全国高等学校総合体育大会(以下、インターハイ)のように地区予選があるのではなく、柔道を行なっているすべての高校生が参加できるのが、この金鷲旗という大会なのです。

3つ目には、「無差別・勝ち抜き戦という特徴ある試合形式」です。無差別・勝ち抜き戦ということは、積極的な試合をすることが必要となります。そのため軽量級の選手は重量級の選手を相手に「技」で対抗する必要があり、どの選手にとっても技を磨くことが可能となります。

昨年の大会で印象的な選手

昨年の大会で印象的な選手

二年前、ベイカー茉秋(現東海大学2年)を擁して高校三冠を達成し、昨年金鷲旗二連覇を果たした東海大学付属浦安高校(千葉県)の大将、ウルフ・アロン選手です。

父親がアメリカ人(母は日本人)で、日本人にはない身体能力の高さから生まれる技のキレ味が印象的でした。

東海大学付属相模高校(神奈川県)との決勝は、大将同士の闘いにもつれ込み、開始わずか16秒でウルフ選手が低い姿勢から相手の懐に入り横車で一本勝ち。準々決勝から登場し、決勝まで3戦3勝。力強い一撃で優勝を決めたシーンを今でも覚えています。

その後、福岡市で行なわれたインターハイの男子個人戦で100kg超級を制し、東海大学に進まれた今年4月の全日本柔道選手権大会にも出場していました。今後の活躍が楽しみな選手ですよね。

今大会の注目高校・注目選手

地元九州の高校について

まず、今大会の注目高校は、高校選手権で初優勝をした東京の修徳高校ですね。

修徳高校には、2020年に開催が決まった東京オリンピックでの金メダル獲得を目標に、過去名を馳せたメダリストの父が主宰する道場で柔道を始めた二世選手がいます。

高校選手権で個人無差別級チャンピオンに輝いた小川雄勢選手。小川選手の父は、皆さんご存知の1992年バルセロナオリンピック銀メダリストの小川直也さんです。昨年の金鷲旗にも応援で来場されました。

小川選手は189cm・135kgの恵まれた体と長い手足を活かして、左で奥襟を取って攻めるスタイルは父そっくりだと聞いています。高校チャンピオンとなって迎える今年の金鷲旗での活躍に期待したいですね。

また、佐賀県みやき町出身で、バルセロナオリンピック金メダリスト、現在は環太平洋大学女子柔道部の古賀稔彦総監督の長男、古賀颯人選手(大成高校2年)にも注目しております。

高校選手権の個人73kg級で準優勝しており、父親の後押しを受けて、どのような活躍をするか期待しています。

地元九州の高校について

地元九州の高校について

「柔道王国・九州」と言われた過去に比べると、男子は寂しい結果が続いていますが、そんななか注目しているのが、大牟田高校です。

大牟田高校は、高校選手権でベスト8入りし、6月の九州大会を制しています。最重量級の選手は少ないと聞いていますが、総合力で全国の強豪に臨んでもらいたいですね。

女子は、昨年の高校選手権を制し、金鷲旗で連覇した「高校二冠」を達成した敬愛高校です。今春の高校選手権には出場できませんでしたが、九州大会では優勝して巻き返しを図っています。

また、高校選手権の福岡県予選でその敬愛高校を倒して出場し、全国8強入りした地元の沖学園高校にも注目しています。高校選手権で2年ぶり4度目の春を制覇した埼玉栄高校に一矢報いてほしいですね。

高校生に向けたメッセージ

高校生に向けたメッセージ

昨年の不祥事で柔道界が、様々な取り組みを始めています。昨年大会の監督会議では、山下泰裕さんが来場され、「暴力根絶」のメッセージを伝えられました。

期間中には会場で、全日本柔道連盟が「体罰」、「セクハラ」などに関して、高校生と保護者に直接アンケートを採りました。今大会でもその取り組みが報告されます。

柔道は、現代社会で必要な「礼節」・「礼儀」を重んじるという「教育的要素」を持っています。柔道着に帯を巻いて、青畳に立つ君たち高校生は、あとに続く後輩のためにも、個人の力量を重んじる「勝ち抜き戦」で、選手皆さんが思い切ってプレー・勝負し、一生の思い出をつくることを期待しています。

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柔道チャンネル「金鷲旗高校柔道大会」について
柔道チャンネルでは、高校柔道の三大大会のひとつ「金鷲旗高校柔道大会」の動画をYouTubeにて配信しています。勝ち抜き戦ならではの試合展開、そして一本を取る豪快な技の数々などダイジェスト動画でご覧頂けます。また、選手・大会写真集、大会結果、選手コメントなどの大会情報も満載です。
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