柔道グランドスラム東京2015 優勝者インタビュー

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女子70kg級 新井千鶴

悔しい結果に終わったアスタナ世界柔道選手権大会後、稽古を重ね、見事女子70kg級で優勝した新井千鶴選手。
決勝では延長戦の末に勝利を手にした新井選手に、試合を振り返って思うことやこれからの目標についてインタビューしました。

大会を終えて

大会を終えて

リオデジャネイロオリンピック出場が絡んでくる大会のため、2年前に初優勝した本大会とは違う気持ちで大会に臨みました。

2年前の大会はとにかくガムシャラにやっていた時期で、シニアの舞台で試合ができるということ自体が嬉しかったのですが、今回は「何が何でも勝ちたい」という思いが強かったですね。

特に今年はなかなか思うような結果が出せずにいたので、最後の試合である柔道グランドスラム東京2015で優勝できたことは素直に嬉しかったです。

その一方で、自分の課題に改めて気付かされた大会でもありました。今大会で課題が見つかったと言うよりは、今までちゃんと取り組めていなかった部分が試合の中で出てきてしまったという感じですね。そういったところは、目をそらさずにしっかり改善していきたいと思いました。

試合前について

試合前について

5位という結果に終わってしまった8月のアスタナ世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)後は、前より危機感を持つようになりました。しっかり勝って一歩リードできたら、次はどうしていこうと試合について落ち着いて考えることができたと思うのですが、「これはちょっとやばいな」と焦りましたね。

あとは、周りを気にしすぎてしまって、「勝たなきゃいけない」というプレッシャーに悩んでしまって。周りを意識しすぎるあまり、稽古にも身が入らないことが多かったです。

思い返してみると、世界選手権前は怪我をしたこともあって合宿にもフル参加できず、他の代表選手に比べると練習量が少なかったので、それが不安要素になっていたのかもしれません。

だから今大会までの間はひたすら練習しました。稽古を重ねたことで技術面の向上はもちろん、自分の自信にも繋がりました。

今大会前に「大切なのは周りじゃなく、自分自身がどうやっていきたいか、自分がどういう風に柔道を見せていきたいのか」ということに気付いて、そこからは気が楽になりましたね。

決勝戦

決勝戦

決勝の相手は大野陽子選手(コマツ)。

先に指導を3つも受けてしまい、大野選手にリードを許してしまったのですが、そこからなんとか巻き返すことができました。

残り12秒で並んで延長戦となったのですが、そのときは「もうここで負けたくない」という気持ちでいっぱいでした。お互いに疲れていましたし、掛けた技はあとから見てみると相手を投げられるような技ではなかったと思います。

延長戦に入ったら技数が重要になると考えていたので、連続して技をどんどん掛けました。本当に負けられない、絶対に負けない、何が何でも勝つと自分に言い聞かせていましたね。

試合を振り返り

試合を振り返り

今大会は、初戦から準決勝までは一本勝ちと結果だけを見ると良いのですが、過程を振り返るとリードされていることが少なくありませんでした。

注意しているときは目立たないのですが、私の場合、今回に限らず相手に先行されることが多いので、そういったところは改めて注意していかなくてはならないと思います。

優勝という結果だったのですが、試合内容にはあまり納得がいっていないですね。世界には多くの強豪選手がいますし、まだまだ力も足りないと思いますので、国際大会で戦っていくためにしっかりと力を付けていきたいです。

あと、試合後に南條監督から「思い切りの良さや技出しは2013年柔道グランドスラム東京のときの方が良かったんじゃないかな」と言われました。自分ではなかなか気付きづらいのですが、慎重になってしまったり、出だしが悪かったりといった柔道になってしまっているのかなと思います。

とにかく勝ちたいという素直な気持ちで試合に臨んでいた時期に比べると、相手からも研究されている状況の中で戦わないといけない今の方が厳しいですが、また昔のような自信のある思い切った試合をする必要がありますね。

「投げられてもいいや」という気持ちで自分から技を掛けていく、「勢い」のようなものは大切にしていきたいと思います。

リオデジャネイロオリンピックに向けて

リオデジャネイロオリンピックに向けて

まずは、リオデジャネイロオリンピックの代表になることが目の前の目標です。そのためには、次に出場する大会までにしっかりと稽古を重ねていきたいですね。

あまり上を見すぎずに、目の前の大会を一つひとつ勝ち抜いていって、少しずつ目標に近づいていきたいと思います。

インタビュー:2015年12月

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「柔道グランドスラム東京2015」女子70kg級で頂点に立った新井千鶴選手。今年はなかなか結果が出ずに悩んでいたという新井選手ですが、アスタナ世界柔道選手権大会で見つけた課題をしっかりと改善し、見事今大会で優勝を果たしました。
当ページには、新井選手へのインタビューを掲載しています。絶対に負けないという思いで技を掛け続けたという決勝戦の試合内容や、これからの試合で大切にしていきたいことなどをお聞きしました。目の前の大会を一つひとつ勝ち抜いてリオデジャネイロオリンピックへの出場を目指す新井選手の熱い思いをまとめたインタビュー記事をぜひご覧下さい。柔道チャンネルは、柔道を志すすべての方を応援しております。

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