柔道グランドスラム東京2014

大会の見どころ

柔道グランドスラム東京2014 大会の見どころ

男女各階級の日本代表出場選手、海外の有力選手の紹介など、「柔道グランドスラム東京2014」大会の見どころをご紹介します。

※掲載内容は2014年11月21日時点のものです。

女子48s級

柔道グランドスラム東京2013決勝 近藤亜美 VS U.MUNKHBAT

柔道グランドスラム東京2013決勝
近藤亜美 VS U.MUNKHBAT

この階級は、今年のチェリャビンスク世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)で初出場初優勝を果たした近藤亜美(三井住友海上)と、2010年東京、11年パリ世界選手権連覇、13年リオデジャネイロ世界選手権準優勝の浅見八瑠奈(コマツ)との新旧女王対決が最大の見どころだ。

世界柔道選手権大会 2014(女子48kg級)

世界柔道選手権大会 2013(女子48kg級)

世界柔道選手権大会 2011(女子48kg級)

世界柔道選手権大会 2010(女子48kg級)

近藤は、8月の世界選手権のあと、10月の世界ジュニア選手権大会にも出場し、オール一本勝ちで優勝を果たしており、現在、安定感も抜群。昨年のこの大会で優勝をして脚光を浴び、その後、一気に世界チャンピオンまで駆け上がった近藤の快進撃に対し、ベテランの浅見が「待った」をかけられるかどうか。講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)では優勝はしたものの、まだ本調子と言える内容ではなかった。浅見とすれば、今大会で外国人選手を相手にどんな試合ができるのか、そして、近藤との直接対決となったとき、どんな柔道を見せられるのか。今後を占う上で、見逃せない一戦になるだろう。

世界ジュニア柔道選手権大会 2014(女子48kg級)

柔道グランドスラム東京 2013(女子48kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(女子48kg級)

外国勢で最も注意が必要なのは、モンゴルのムンフバット。昨年の世界選手権で浅見を破って世界チャンピオンになり、今年のチェリャビンスク世界選手権でも近藤と接戦を演じている。もし出場すれば、浅見にとっても近藤にとっても、最大の難敵と言える。

女子52s級

講道館杯決勝 西田優香 VS 志々目愛

講道館杯決勝
西田優香 VS 志々目愛

この階級は、現在の日本の4強が出揃ったため、対外国人選手もさることながら、日本人同士の対決という点でも非常に注目だ。

昨年リオデジャネイロ世界選手権で3位に輝き、今年もチェリャビンスク世界選手権の代表となった橋本優貴(コマツ)が現時点の第一人者と言えるだろう。しかし、アジア競技大会柔道競技で優勝を果たした中村美里(三井住友海上)と、講道館杯を抜群の内容で制した西田優香(了徳寺学園職員)の二人の世界チャンピオン(2009年ロッテルダム世界選手権・11年パリ世界選手権の中村、2010年東京世界選手権の西田)が、ケガから復調し、今大会は、来年の世界選手権、そして2016年リオデジャネイロ柔道競技(五輪)に向け、非常に重要な大会だと言える。

世界柔道選手権大会 2013(女子52kg級)

世界柔道選手権大会 2011(女子52kg級)

世界柔道選手権大会 2010(女子52kg級)

世界柔道選手権大会 2009(女子52kg級)

アジア競技大会 柔道競技 2014(女子52kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(女子52kg級)

この3人に、今年の世界選手権代表として、団体戦出場を果たした志々目愛(帝京大学3年)を加えた4選手が、外国人選手を相手にどんな試合を見せ、どう勝ち上がるのか。内容もさることながら、結果が非常に重要になる。日本人選手の勝ち上がりにはぜひ注目してほしいところだ。

女子57s級

柔道グランドスラム2013決勝 宇高菜絵 VS M.MALLOY

柔道グランドスラム東京2013決勝
宇高菜絵 VS M.MALLOY

57s級も日本人選手の熾烈な戦いが予想される。

今年のチェリャビンスク世界選手権で悲願の初優勝を果たした宇高菜絵(コマツ)、アジア競技大会優勝の山本杏(国士舘大学2年)、2012年ロンドン柔道競技(五輪)金メダリストの松本薫(フォーリーフジャパン)と、この階級の日本トップ3が揃っており、来年の世界選手権、そして2016年リオデジャネイロ柔道競技(五輪)に向けての、本当の意味での代表レース第一弾と言っていいだろう。

世界柔道選手権大会 2014(女子57kg級)

アジア競技大会 柔道競技 2014(女子57kg級)

ロンドン柔道競技(五輪) 2012(女子57kg級)

この三つ巴の戦いを制した選手が、来年の世界選手権代表に大きく近づくことになり、逆に、ここで負けてしまえば、代表争いから置いていかれる。そんな厳しい戦いになることが予想される。

3人の直接対決が実現するかどうかは組み合わせ次第であり、当然のことながら、外国勢に勝ち上がることが絶対条件。3選手ともケガなどもあり、万全の状態ではないが、勝負の世界で、そんなことを言っている余裕はない。どれだけ強い気持ちで戦えるかが勝敗の分かれ目になるだろう。

女子63s級

講道館杯決勝 嶺井美穂 VS 平井希

講道館杯決勝
嶺井美穂 VS 平井希

昨年のこの大会で優勝し、今年のアジア競技大会3位の阿部香菜(三井住友海上)がケガのために講道館杯を欠場したため、現時点では、チェリャビンスク世界選手権で3位入賞を果たした田代未来(コマツ)が、弱冠20歳ながら、この階級の第一人者と言っていい。

柔道グランドスラム東京 2013(女子63kg級)

アジア競技大会 柔道競技 2014(女子63kg級)

世界柔道選手権大会 2014(女子63kg級)

しかし、10月の世界ジュニア選手権で優勝し、講道館杯でも抜群の内容で優勝を果たした、高校2年の嶺井美穂(桐蔭学園高校)が、この田代を猛追している状態で、今大会でこの二人の対戦が実現すれば、非常に興味深い戦いになる。リオデジャネイロ柔道競技(五輪)に向け、大きな意味を持つ試合になるにちがいない。

世界ジュニア柔道選手権大会 2014(女子63kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(女子63kg級)

田代は、今年の世界選手権で3位に入り、シニアでも十分に通用することを証明した。前年のリオデジャネイロ世界選手権チャンピオンのジェルビ(イスラエル)に準決勝で敗れはしたものの、「技有」を先行する健闘。今後、大いに期待の持てる結果と試合内容だった。そこに嶺井という、さらなる若手が登場したことで、この階級が一気に活気づいた現在、田代と嶺井の若い二人には、この階級をけん引していくような、元気のある柔道に期待したい。

女子70s級

講道館杯決勝 新井千鶴 VS 田知本遥

講道館杯決勝
新井千鶴 VS 田知本遥

女子70kg級は、2012年ロンドン柔道競技(五輪)、2013年リオデジャネイロ世界選手権とメダルを逃してきた階級。今年のチェリャビンスク世界選手権でヌンイラ華蓮(了徳寺学園職員)が準優勝をし、久々のメダル獲得となった。ヌンイラは地力のある選手だが、その実力をコンスタントに発揮できるかが課題。今大会でもしっかりと結果を出してほしいところだ。

世界柔道選手権大会 2014(女子70kg級)

他は、講道館杯の決勝を争った田知本遥(綜合警備保障:ALSOK)と新井千鶴(三井住友海上)。結果は田知本が、ゴールデンスコアの末の「指導」で優勢勝ちしたが、内容的にはほぼ互角。新井はアジア競技大会でもあと一歩のところで優勝を逃しており、まだ試合運びに甘いところがある。しかし、大内刈、内股、払腰など切れる技を持っており、昨年のこの大会でも非常にいい内容で優勝をしているので、ぜひ、相性の良いこの大会で、成長した姿を見せてほしい。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(女子70kg級)

アジア競技大会 柔道競技 2014(女子70kg級)

かつては外国人選手に強いと言われ、日本代表として世界選手権に出場してきた田知本だが、世界の舞台でなかなか結果が出せず、最近は国内でも低迷。しかし、講道館杯で久々の優勝を果たし、もう一度、世界と戦う舞台に戻ってきた。今大会で、外国人選手相手にどんな柔道ができるのか、開き直って、思い切りのいい試合に期待したい。

女子78s級

講道館杯決勝 梅木真美 VS 緒方亜香里

講道館杯決勝
梅木真美 VS 緒方亜香里

今年の世界選手権代表の佐藤瑠香(コマツ)は、世界選手権では力を発揮できず完敗。2度にわたるヒザの大ケガにより、以前のような勢いはないものの、本大会では2012年に優勝を果たしているだけに、ぜひ復活をアピールするような試合をしてほしいところだ。

柔道グランドスラム東京 2012(女子78kg級)

2011年パリ世界選手権で準優勝を果たし、一時は世界の頂点も見えていた緒方亜香里(了徳寺学園職員)も、やはりケガのために失速し低迷気味。今年の講道館杯でも、決勝で高校の後輩梅木真美(環太平洋大学2年)に敗退。佐藤にしても緒方にしても、年齢的にはまだ若いため(佐藤が22歳、緒方は24歳)、奮起に期待したい。

世界柔道選手権大会 2011(女子78kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(女子78kg級)

講道館杯で優勝した梅木は、まさに上り調子の選手で、講道館杯も、技というより勢いで勝った印象。経験という点では緒方や佐藤にかなわないが、若さの勢いで外国人選手にも臆することなく、立ち向かっていく戦いに期待したい。

実力的には日本人選手に大きな差はないだろう。あとは「私が来年の世界選手権の代表になる! リオデジャネイロ柔道競技(五輪)代表になる!」という気持ちだけ。外国人選手の層が厚いこの階級だが、気持ちを前面に押し出すような試合を見せてほしいものだ。

女子78s超級

講道館杯決勝 朝比奈沙羅 VS 井上愛美

講道館杯決勝
朝比奈沙羅 VS 井上愛美

まず注目は、本大会で、2010年、12年、13年優勝、2009年3位、2011年準優勝と出場全大会で表彰台に上がっており、抜群の強さを見せている田知本愛(綜合警備保障:ALSOK)。

柔道グランドスラム東京 2013(女子78kg超級)

柔道グランドスラム東京 2012(女子78kg超級)

柔道グランドスラム東京 2011(女子78kg超級)

柔道グランドスラム東京 2010(女子78kg超級)

柔道グランドスラム東京 2009(女子78kg超級)

世界選手権でも、2010年、13年、14年に銅メダルと、世界一になっていないのが不思議なくらい。それだけに、来年の世界選手権での優勝、そしてリオデジャネイロ柔道競技(五輪)に向けて、ここは取りこぼしたくないところだ。

世界柔道選手権大会 2014(女子78kg超級)

世界柔道選手権大会 2013(女子78kg超級)

世界柔道選手権大会 2010(女子無差別級)

今年の世界選手権に、もう一人の代表として出場した山部佳苗(ミキハウス)は、世界選手権では振るわなかったものの、今年の柔道グランドスラム・パリと柔道グランドスラム・チュメニで優勝し、技のセンスでは群を抜いている。実力的には田知本とほぼ互角。両者が出場するこの大会で、2人が外国人選手を相手にどう戦い、どんな結果を残すのか、これから五輪に向けて非常に重要になってくる。

柔道グランドスラム・パリ 2014(女子78kg超級)

柔道グランドスラム・チュメニ 2014(女子78kg超級)

また、講道館杯で優勝した朝比奈沙羅(渋谷教育学園渋谷高校3年)も非常に楽しみな選手。176p、139sの恵まれた体格から繰り出す払腰は非常にパワフルで、破壊力があるが、果たして外国人にどこまで通用するのか、そして、日本のトップ2とどんな試合をするのかも非常に興味深いところだ。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(女子78kg超級)

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