柔道グランドスラム東京2014

大会の見どころ

柔道グランドスラム東京2014 大会の見どころ

男女各階級の日本代表出場選手、海外の有力選手の紹介など、「柔道グランドスラム東京2014」大会の見どころをご紹介します。

※掲載内容は2014年11月21日時点のものです。

男子60kg級

講道館杯決勝 山本浩史vs木戸慎二

講道館杯決勝
山本浩史 VS 木戸慎二

昨年のリオデジャネイロ世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)優勝、今年のチェリャビンスク世界選手権3位の高藤直寿(東海大学3年)が欠場しており、日本にとっては厳しい戦いが予想される。

世界柔道選手権大会 2014(男子60kg級)

世界柔道選手権大会 2013(男子60kg級)

日本代表は、講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)で復活優勝を果たした山本浩史(綜合警備保障:ALSOK)、同2位の木戸慎二(パーク24)、そしてアジア競技大会柔道競技3位の志々目徹(了徳寺学園職員)、世界ジュニア柔道選手権大会(以下、世界ジュニア選手権)3位の大島優磨(国士舘大学2年)の4選手。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(男子60kg級)

アジア競技大会 柔道競技 2014(男子60kg級)

世界ジュニア柔道選手権大会 2013(男子60kg級)

かつて世界選手権代表の有力候補だった山本は、このところケガもあり、成績を残せずにいたが、崖っぷちでとどまりチャンスを掴んだ。今大会で存在感を見せ、世界選手権代表候補に再び名乗りを上げられるか、注目したい。

また、中堅クラスの木戸、志々目に関しては、第一人者の高藤にすっかり水をあけられてしまった印象が強いので、与えられたチャンスをしっかりと活かすような奮起に期待したい。若手の大島は、講道館杯はケガもあり、本来の動きではなかった。今大会では、若手らしく、物おじせずに戦ってほしいところだ。

モンゴル、韓国、ウズベキスタン、カザフスタンなど、アジア勢の有力選手も多いなか、日本代表には、欠場した高藤を脅かすような活躍を見せてほしい。

男子66kg級

講道館杯決勝 阿部一二三 VS 西山祐貴

講道館杯決勝
阿部一二三 VS 西山祐貴

66s級は、日本代表が非常に有力選手揃いで、とても楽しみな階級。

世界選手権3連覇、いまや日本のエースと言っていい海老沼匡(パーク24)。もう一人のチェリャビンスク世界選手権代表の高市賢悟(東海大学3年)。11月の講道館杯で史上最年少優勝を成し遂げ、今大注目の阿部一二三(神港学園神港高校2年)。それと、アジア競技大会2位、昨年のこの大会で優勝している高上智史(旭化成)。

世界柔道選手権大会 2014(男子66kg級)

世界柔道選手権大会 2013(男子66kg級)

世界柔道選手権大会 2011(男子66kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(男子66kg級)

アジア競技大会 柔道競技 2014(男子66kg級)

柔道グランドスラム東京 2013(男子66kg級)

当然、優勝候補の筆頭は海老沼で、気負うことなく、いつも通りの試合ができれば、優勝は間違いないのかもしれない。そこに、高市や高上、そして新鋭・阿部がどう絡んでいくか。高上は、アジア競技大会の決勝で不覚を取り、挽回すべき講道館杯も不甲斐ない試合だった。上位2人に引き離され、下からも若手の阿部が上がってきているため、今大会は正念場と言える。

講道館杯では阿部が、非常に素晴らしい柔道を見せた。10月の世界ジュニア選手権では、逆転負けで優勝を逃したが、潜在能力は素晴らしいものを持っている。海外のシニア選手を相手に、どこまで通用するのか、恐れ知らずの阿部の活躍には大いに期待したい。

男子73kg級

講道館杯決勝 西山雄希 VS 橋本壮市

講道館杯決勝
西山雄希 VS 橋本壮市

この階級も、日本代表は豪華なメンバーが揃った。

2011年パリ、2014年チェリャビンスク世界選手権優勝の中矢力(綜合警備保障:ALSOK)、2013年リオデジャネイロ世界選手権優勝の大野将平(旭化成)、そして2010年東京世界選手権優勝で、今年のアジア競技大会で久々にビッグゲームを制したベテランの秋本啓之(了徳寺学園職員)。この3人の世界チャンピオンに加え、若い頃から将来の日本代表と注目されていた西山雄希(了徳寺学園職員)が、ついに講道館杯王者となって今大会出場のチャンスを掴んでいる。

世界柔道選手権大会 2014(男子73kg級)

世界柔道選手権大会 2013(男子73kg級)

世界柔道選手権大会 2011(男子73kg級)

世界柔道選手権大会 2010(男子73kg級)

アジア競技大会 柔道競技 2014(男子73kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(男子73kg級)

外国勢にも有力選手が多く、日本代表4人がすんなりと勝ち上がれるわけではないが、現在の日本のトップ4選手が同じ舞台に立ち、外国人選手を相手にどんな試合をするのか、そして、日本人対決においても、どのように戦い、どのように勝つのか。勝って一歩前に出るのか、それとも、負けて後塵を拝することになるのか。リオデジャネイロ柔道競技(五輪)の代表争いにおいても、非常に大きな意味のある大会だと言っていい。

男子81kg級

講道館杯決勝 丸山剛毅 VS 渡邉勇人

講道館杯決勝
丸山剛毅 VS 渡邉勇人

長期にわたって不振にあえいでいた81s級。今年の世界選手権の団体戦決勝(対ロシア戦)では、永瀬貴規(筑波大学3年)が、アウェーの雰囲気の中で、最後まであきらめない、素晴らしい試合を見せて日本の優勝に貢献した。今まではわりと淡泊な試合をする印象だったが、あの試合で一皮むけた永瀬。ああいう試合がコンスタントにできるようであれば、今大会での2連覇も十分にあり得る。

アジア競技大会3位の長島啓太(日本中央競馬会)、全日本学生柔道体重別選手権大会(以下、学生柔道選手権)、講道館杯と連続優勝をし、大学最後の年に大きな成長を見せている渡邉勇人(東海大学4年)。そして講道館杯では長島に払腰返で一本勝ちして準優勝を果たした丸山剛毅(天理大学4年)もこのチャンスをどう活かすか。

アジア競技大会 柔道競技 2014(男子81kg級)

全日本学生柔道体重別選手権大会 2014(男子81kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(男子81kg級)

外国人選手の層が厚く、日本国内で勝てても、世界ではなかなか通用しないこの階級。どの選手も持っている力を出し切り、貪欲に戦ってほしいところだ。特に若手選手には、ポイントを取って逃げたり、駆け引きをしたりするような試合でなく、最後まで一本を狙う試合をしてほしい。

男子90kg級

全日本選抜柔道体重別選手権大会決勝 吉田優也 VS ベイカー茉秋

全日本選抜柔道決勝
吉田優也 VS ベイカー茉秋

アジア競技大会では、吉田優也(旭化成)が、吉田らしい、非常に素晴らしい柔道で優勝した。全日本選抜体重別選手権大会で優勝しながらも、後輩のベイカー茉秋(東海大学2年)にチェリャビンスク世界選手権代表の座を奪われ、悔しい気持ちもあったと思うが、アジア競技大会で結果を出したことで、まずは来年の世界選手権代表争いにおいて、チャンスが出てきたと言っていい。

アジア競技大会 柔道競技 2014(男子90kg級)

全日本選抜柔道体重別選手権大会 2014(男子90kg級)

今年の世界選手権代表のベイカーは、個人戦では結果を出すことができなかったが、団体戦ではいい試合を見せた。ただ、今までは外国人にほとんど知られていなかったことで通用したことも、昨年のこの大会で優勝し、世界選手権に出場したことで、対戦相手から研究され、思うように組ませてもらえないことが課題となる。もちろん技も警戒されるだろう。そんな状況の中で果たして思い通りの試合ができるのか。そこが最大のポイントになる。

柔道グランドスラム東京 2013(男子90kg級)

また、2010年、11年と世界選手権連続準優勝の実力者ながら、ヒザのケガにより第一線から長期離脱していた西山大希(新日鐵住金)が、講道館杯を制し、久々に大舞台に戻ってきた。全盛期のようなアグレッシブさ、力強さは影を潜めていたが、ようやく復調の兆しを見せており、今大会での完全復活に期待したいところだ。学生柔道選手権2連覇の長澤憲大(東海大学3年)も楽しみな選手。せっかく掴んだチャンスなので、ぜひ活かしてほしい。

世界柔道選手権大会 2011(男子90kg級)

世界柔道選手権大会 2010(男子90kg級)

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(男子90kg級)

全日本学生体重別選手権大会 2014(男子90kg級)

全日本学生体重別選手権大会 2013(男子90kg級)

男子100kg級

講道館杯決勝 高木海帆 VS 羽賀龍之介

講道館杯決勝
高木海帆 VS 羽賀龍之介

この階級は、チェリャビンスク世界選手権に代表が派遣されなかっただけに、選手たちには、大いなる奮起に期待したい。

講道館杯では、高木海帆(日本中央競馬会)が優勝し、羽賀龍之介(旭化成)が準優勝。かつて、日本代表の座を争った二人だが、ともにケガのため長期にわたって一線から離れ、その間、他の選手が思うような成長を遂げないまま現在にいたっているような状況。

高木は、講道館杯では、まだまだ本調子ではなかったが、技出しも良く今後に期待の持てる内容だった。結果を最優先にして戦い、まずは最低限の目標達成と言って良いのではないだろうか。果たして今大会で外国人選手に今の高木の柔道が通用するのかどうか。真価を問われる大会になるだろう。

羽賀は、講道館杯決勝での最後の追い込みは素晴らしかったが、逆に言えば、なぜ最初からあの攻撃をしないのか。今大会では、ぜひ最初からアグレッシブな試合を見せてほしい。

あとの2選手は、これから期待される若手で、講道館杯3位のウルフ・アロン(東海大学1年)と世界ジュニア選手権優勝の後藤隆太郎(慶應義塾大学2年)。自分の力がどこまで通用するのか、相手に合わせるのではなく、ひるむことなく自分の柔道で真っ向勝負。とにかく、若手らしさを存分に出してほしいところだ。

講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 2014(男子100kg級)

世界ジュニア柔道選手権大会 2014(男子100kg級)

男子100kg超級

全日本選抜柔道決勝 上川大樹 VS 七戸龍

全日本選抜柔道決勝
上川大樹 VS 七戸龍

チェリャビンスク世界選手権の決勝で、世界王者のリネール(フランス)を追い詰めた七戸龍(九州電力)。今大会も最も期待がかかるが、七戸は得手不得手がはっきりしているところがあるため、それを克服できるかが、今大会でも課題と言える。ただ、リネールとあれだけの接戦ができるのは七戸くらいではないだろうか。どんな相手に対しても安定した力が出せるようにしてほしい。

世界柔道選手権大会 2014(男子100kg超級)

ムラがあるという点では、七戸以上なのが上川大樹(京葉ガス)。とにかく貪欲に、思い切った試合をしてほしいところだ。技の切れは抜群で、勢いに乗ったときの強さは凄いが、なかなかその状態にならないのが課題である。2010年にはリネールを破って世界チャンピオンになっているため、実力は十分。駆け引きなんかせずに、真っ向から勝負し、地力を発揮してほしい。

世界柔道選手権大会 2010(男子無差別級)

アジア競技大会で、右肩脱臼にもかかわらず優勝を果たした王子谷剛志(東海大学4年)は、リネール以外の外国人選手だったら勝ち切るだけの実力はある。今大会も優勝する可能性は十分にあるのではないだろうか。4月の全日本選手権大会で見せたような、思い切りのいい技を見せてほしいところだ。

アジア競技大会 柔道競技 2014(男子100kg超級)

全日本選手権大会 2014

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