柔道トピックス
監督のコメント
全日本柔道男子 井上康生監督

井上康生監督
90kg級の西山は、オリンピック後、世界団体に参加するなどの過密スケジュールのなか、敗れはしましたが強くなったと感じました。
「世界チャンピオンになりたい」と、本人から今日改めて聞きましたので、その上で今後も強化していきます。
100kg級は、小林が良い試合をしていましたね。でもホームでの優勝はあっても、アウェーでは勝てていません。海外でも勝てるように強化が必要です。
他の選手は、これが現状です。下からの立て直しが必要ですね。
100kg超級は、今の段階では81kg級と同じで、低い争いです。こちらも立て直しが必要。鈴木コーチと力を合わせ、これまでの伝統を守り続けてくれた先輩にアドバイスを聞きながら、考えて積み上げていきたいです。
全日本柔道女子 園田隆二監督

園田隆二監督
78kg級は、外国人選手の欠場もあったため、佐藤と緒方が決勝に上がると思っていました。オリンピックが終わり、新たなスタートで佐藤が優勝。
佐藤は2年間怪我で試合に出場していませんでした。そんななかで、きちんと調整をして結果を残したことは、力があることを示してくれましたね。
緒方は学生大会で怪我をして、講道館杯を欠場しての出場。この結果を受け止めてほしいです。
78kg超級は、田知本の決勝での大外刈りは良かったですね。ただ、決勝前は決めきれないところもあったので、そこを詰めて指導していきたいです。でも、4年間強化してきて、確実に力をつけてきていることが分かりました。
あと朝比奈ですが、カザフスタンの強い選手を相手に投げたことは、評価したいですね。全体的にひ弱な部分がありますが、慎重に指導していきたいです。
全体的に若い選手が本当に頑張ったと思います。この良い経験を伸ばし、悪いところを修正して、今後も強化していきたいと思います。
全日本柔道男子 鈴木桂治コーチ

鈴木桂治コーチ
100kg級の小林は良かったですね。今日の結果は、すべて一本勝ち。この階級は層が薄いと思っていたので、早く次の試合が見てみたいです。
100kg超級は厳しい結果。オリンピック代表だった上川は、コーチとして言わせてもらえば、スタイル、気持ち、前に行く姿勢を修正しなければいけません。
日の丸を背負う自覚を持ってやることが、足りなかったのではないかと思います。