平成31年全日本柔道選手権大会

大会直前特集

今夏に行なわれる東京世界柔道選手権大会の男子重量級日本代表選手を決める上で重要な「全日本柔道選手権大会」。今大会の展望についてご紹介します。

※掲載内容は2019年4月18日時点のものです。

ブロック別の展望

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平成最後の柔道日本一を決定する全日本柔道選手権大会(以下、全日本選手権)が、平成31年4月29日()に日本武道館東京都)で開催。今大会は、8月末に日本武道館で行なわれる東京世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)の100kg超級の最終選考会をかねており、この大会終了後に代表が決定する。

2019年の大会は、2018年に決勝を争った原沢久喜百五銀行)と王子谷剛志旭化成)の2強に加え、IJFワールドランキング13位で推薦選手として出場する(18位以内が推薦の基準)影浦心(日本中央競馬会)、2018年の全日本選手権3位の小川雄勢(パーク24)、2017年準優勝のウルフ・アロン了コ寺学園職員)らが優勝候補として挙げられる。

まずは、トーナメント表を4つのブロックに分け、トーナメント左上をA、左下をB、右上をC、右下をDとし、それぞれのブロックの勝ち上がりを予想したい。

Aブロック

2019年選抜体重別 男子100kg超級 準決勝 原沢久喜vs王子谷剛志

2019年選抜体重別
男子100kg超級 準決勝
原沢久喜 vs 王子谷剛志

このブロックは、第一シードの原沢が最有力。

2018年の全日本選手権で3年ぶり2度目の優勝を果たし、その後、8月のバクー世界選手権で3位、2019年2月の柔道グランドスラム・パリで2位、柔道グランドスラム・デュッセルドルフでは優勝を果たすなど着実に実績を残しており、日本の第一人者として安定した力を見せている。

順当に勝ち上がれば、4回戦で、100s級のホープ・飯田健太郎(国士舘大学3年)か太田彪雅(東海大学4年)との対戦になると思われるが、どちらが上がってきたとしても、原沢優位と見て良いだろう。

トーナメント表

Bブロック

2018年全日本選手権 2回戦 加藤博剛vs木元拓人

2018年全日本選手権 2回戦
加藤博剛 vs 木元拓人

このブロックの有力選手は、2018年3位、2012年の王者であるベテラン・加藤博剛千葉県警察)と、推薦出場の影浦ということになるが、注目選手としては、史上最年少出場の斉藤立(国士舘高校3年、故・斉藤仁氏の次男)が挙げられる。

190cm155kgの恵まれた体躯から繰り出す大外刈、内股は迫力満点、超高校級と呼ぶにふさわしい逸材だ。初出場の大舞台でその実力を出し切れるか分からないが、初戦から注目を集めるのは間違いない。勝ち上がれば、3回戦で今大会最年長の加藤との新旧対決となり、興味深い一戦となりそうだ。

大きい相手も気にしない寝技と巴投の達人の加藤が勝ち上がった場合、影浦と準決勝進出を争うことになる。大きい相手を得意とする影浦にとって、100s級の曲者・加藤は難しい相手ではあるが、これからの重量級を担うべき選手の一人として、ここで負けるわけにはいかない。立ちはだかる加藤をいかに退けるか、影浦にとって試練の試合となりそうだ。

トーナメント表

Cブロック

2018年全日本選手権 4回戦 王子谷剛志vs飯田健太郎

2018年全日本選手権 4回戦
王子谷剛志 vs 飯田健太郎

Cブロックは2014年、2016年、2017年と3度全日本選手権の王座に輝いている王子谷と、2017年準優勝のウルフがこのブロックの有力選手。

王子谷は、国際大会ではなかなか実績を残せないものの、全日本選手権に関しては、毎回、素晴らしいパフォーマンスを見せており、2014年から5年連続でベスト4。そのうち4回は決勝進出、3大会で優勝を果たしている。おそらく今年も全日本選手権に照準を合わせて調整してくると思われ、他の大会での不調は関係ないと見て良いだろう。

果たして今年はどんな試合を見せるのか。4回戦から強敵・ウルフが相手ということで、王子谷にとっても楽なトーナメントではないが、ミスター全日本の本領発揮となるか。

一方、2017年のブダペスト世界選手権王者のウルフは100s級ながら、大きな相手も全く気にしない選手。スタミナがある上、内股や小外刈などの技も切れ、状況判断も的確。王子谷との戦いも、長期戦になればウルフがペースを掴むことも十分に考えられる。

世界柔道選手権大会 2017(男子100kg級)

トーナメント表

Dブロック

2018年全日本選手権 4回戦 小川雄勢vs山口貴也

2018年全日本選手権 4回戦
小川雄勢 vs 山口貴也

このブロックは小川と佐藤和哉(日本製鉄)が有力。小川は、2018年11月以降の連戦の疲れからか、調子を落としている印象。一方、2019年3月の東京大会で優勝し、4月の全日本選抜柔道体重別選手権大会でも原沢と好試合を演じ2位に入るなど、このところ非常に好調な様子を見せているのが佐藤だ。

佐藤は2回戦でベテラン・七戸龍九州電力)と対戦すると思われるが、スピードと切れ味のある七戸とどう戦うのか。見応えのある試合となりそうだ。また、東京五輪(柔道)を目指す小川にとって、佐藤との対戦は、この大会で最初の難関。ここで勝てないようであれば、東京五輪(柔道)出場は非常に難しいと考えたほうが良いだろう。

トーナメント表

順当であれば、Aブロックから原沢、Bブロックから影浦か加藤、Cブロックから王子谷、Dブロックから小川か佐藤が勝ち上がり、決勝は2018年同様の原沢―王子谷戦が最有力と思われるが、予想通りにいかないのが全日本選手権と言われており、2019年も波乱が起きる可能性は十分にある。

最近の実績から、代表戦線で一歩リードする原沢が、順当に優勝し世界選手権代表を獲得するのか。今大会の結果は2019年の東京世界選手権はもちろんのこと、2020年の東京五輪(柔道)の代表争いにおいても大きな意味を持つことは間違いない。

原沢が優勝すれば、東京五輪(柔道)代表争いでも大きくリードすることになる。その原沢に待ったをかける選手が現れるのか。平成最後の日本一決定戦は、例年以上に、手に汗握る戦いの連続となりそうだ。

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柔道チャンネル「全日本柔道選手権大会」について
男子柔道無差別級のチャンピオンを決める「全日本柔道選手権大会」。公益財団法人講道館と公益財団法人全日本柔道連盟の共催で開かれる本大会は、東京世界柔道選手権大会重量級代表選考会のひとつとなっています。2019年度は4月29日(月・祝)に東京都の日本武道館において、前年度大会の優勝者と準優勝者などから選出される「推薦選手」と、全国各地区から選出される「地区選出選手」による熱戦が繰り広げられます。当サイトでは、試合結果や優勝者コメント、大会写真集など、全日本柔道選手権大会に関する情報を随時発信して参りますので、ぜひご覧下さい。
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