平成28年全日本柔道選手権大会

大会直前特集

今夏に行なわれるリオデジャネイロ五輪の、男子重量級日本代表選手を決める上でも重要な「全日本柔道選手権大会」。今大会の展望についてご紹介します。

※掲載内容は2016年4月15日時点のものです。

ブロック別の展望

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今年も柔道日本一を決める平成28年全日本柔道選手権大会(以下、全日本選手権)が、東京・九段の日本武道館において、4月29日(金・祝)に開催される。

今年2016年の全日本選手権は、8月にブラジルのリオデジャネイロで開催される五輪の最終選考会を兼ねており、注目度も高い。

リオデジャネイロ五輪の代表候補は、2015年大会チャンピオンで、先の全日本選抜体重別選手権大会(以下、選抜体重別)でも優勝を果たした原沢久喜(日本中央競馬会)と、昨年の全日本選手権、そして先日の選抜体重別でも、決勝で原沢の後塵を拝した七戸龍(九州電力)に絞られてはいるが、それだけに二人にかかるプレッシャーは大きいと言える。

全日本柔道選手権大会 2015

全日本選抜柔道体重別選手権大会 2016(男子100kg超級)

二人が順当に勝ち上がって決勝で相まみえ、このどちらかが全日本選手権の栄冠と五輪代表の座を獲得するのか、それとも、虎視眈々と王座を狙う2014年大会王者の王子谷剛志(旭化成)、同大会準優勝の上川大樹(京葉ガス)、2015年大会3位の西潟健太(旭化成)のいずれかが本命を打ち破り「日本一」の座に輝くのか、注目が集まる。

全日本柔道選手権大会 2014

ここでは、トーナメントを4つのブロックに分けて(トーナメント表1の上をA、下をB、トーナメント表2の上をC、下をDとする)勝ち上がりを予想してみる。

Aブロック

2015年全日本選手権 2回戦 王子谷剛志 vs 岩田勝博

2015年全日本選手権 2回戦
王子谷剛志 vs 岩田勝博

このブロックの有力選手は、2014年大会王者の王子谷剛志と、2012年大会王者であり、今年の関東柔道選手権大会を抜群の強さで勝ち上がった加藤博剛(千葉県警察)。

全日本柔道選手権大会 2012

全日本柔道選手権大会 2014

このところ持ち味である思い切りの良さが見られない試合が多く、思うような結果を残せていないものの、潜在的な爆発力は日本屈指の王子谷(186cm/140kg)と、174cm/93kgと全日本選手権においては小柄ながら、卓越した寝技の技術で、大型選手も苦にしない加藤との一戦は手に汗握る好試合となりそうだ。

トーナメント表

Bブロック

2016年選抜体重別 決勝 七戸龍 vs 原沢久喜

2016年選抜体重別 決勝
七戸龍 vs 原沢久喜

Bブロックには、優勝候補・七戸龍が配されている。七戸は初戦の2回戦で東京都柔道選手権大会(以下、東京大会)3位の制野孝二郎(センコー)、3回戦で河原正太(京葉ガス)と当たると思われるが、このあたりは問題なく勝ち上がるだろう。

そして4回戦では、期待の新鋭・2015年全日本学生柔道体重別選手権大会チャンピオンの小川雄勢(明治大学2年)との対戦が予想される。選抜体重別では七戸が小川の挑戦を「指導2」で退けているが、伸び盛りの小川との対戦だけに、大番狂わせがないとも限らない。

全日本学生柔道体重別選手権大会 2015(男子100kg超級)

トーナメント表

Cブロック

2015年全日本選手権 2回戦 西潟健太 vs 野村幸汰

2015年全日本選手権 2回戦
西潟健太 vs 野村幸汰

Cブロックは、2015年大会3位の西潟健太と2014年大会準優勝の上川大樹が有力。西潟は九州柔道選手権大会を、そして上川は東京大会を圧倒的な強さで制しての本戦出場。ともに破壊力があり、「一本」を取る大技が魅力だ。

全日本柔道選手権大会 2014

全日本柔道選手権大会 2015

過去の実績では上川の方に分があるものの、長期戦になればスタミナに長けた西潟が優位という見方もある。勝負の行方を占うのは難しいが、どちらが勝つにしても一本決着は必至。柔道の醍醐味を味わえる一戦となりそうだ。

トーナメント表

Dブロック

2015年全日本選手権 4回戦 原沢久喜 vs 高橋和彦

2015年全日本選手権 4回戦
原沢久喜 vs 高橋和彦

Dブロックの注目選手は、優勝候補の最右翼、大会連覇を狙う原沢久喜。国内外の大会で連戦連勝。負け知らずの快進撃を続けている原沢が、果たしてどんな勝ち方をするかが見どころだ。

原沢は2回戦から登場し、まずは垣田恭兵(旭化成)対吉永慎也(国士舘大学職員)の勝者と対戦。ともに中量級の曲者だが、今の原沢に付け入るスキは見当たらない。

そして4回戦では、2010年大会チャンピオン・高橋和彦(新日鐵住金)対百瀬優(旭化成)の勝者と対戦。相手が百瀬の場合は組み手に多少手を焼く可能性はあるものの、順当に勝ち進むことが予想される。

全日本柔道選手権大会 2010

トーナメント表

以上の予想から、準決勝進出はAから王子谷、Bから七戸、Cからは西潟か上川、そしてDからは原沢になると思われる。

さらに予想を続けると、王子谷と七戸の準決勝は、昨年末の柔道グランドスラム東京2015でも七戸が快勝しており、このところ調子を落としている王子谷がやや不利。七戸が最初の決勝進出者となりそうだ。

一方、飛ぶ鳥も落とす勢いで成長し続けている原沢は、豊富な練習量に裏付けられたスタミナ、そして日進月歩の進化を遂げる技術で、上川、西潟のどちらが上がってきても跳ね除け、決勝進出を果たすと予想される。

そして、いよいよ決勝戦。対戦成績では4戦4勝と原沢が圧倒し、ここ1年の試合実績でも原沢が俄然優位ではある。しかし、「魔物が棲む」と言われ、最後の最後まで何があるか分からないのが全日本選手権。果たして原沢の連覇か、七戸悲願の初優勝か。今年の大会は、例年にも増して熱い闘いとなりそうだ。

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柔道チャンネル「全日本柔道選手権大会」について
男子柔道無差別級のチャンピオンを決める「全日本柔道選手権大会」。公益財団法人講道館と公益財団法人全日本柔道連盟の共催で開かれる本大会は、リオデジャネイロ五輪重量級代表選考会のひとつとなっています。2016年度は4月29日(金・祝)に東京都の日本武道館において、前年度大会の優勝者と準優勝者、または世界柔道選手権大会優勝者から選出される「推薦選手」2名と、全国各地区から選出される「地区選出選手」40名による熱戦が繰り広げられました。当サイトでは、試合結果や優勝者コメント、大会写真集など、全日本柔道選手権大会に関する情報を随時発信して参りますので、ぜひご覧下さい。
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