2020年2月にポルトガルで開催されたヨーロッパオープン・オディヴェーラスで銀メダルを獲得した内尾真子（自衛隊体育学校）。

実業団所属2シーズン目となった2019年は、全日本実業柔道個人選手権大会で2年連続の3位入賞を果たすなど活躍。8回目の出場となった講道館杯全日本柔道体重別選手権大会（以下、講道館杯2019）では、本戦終了間際の内股で技ありを奪い優勢勝ちした初戦を除き、3回戦以降の4試合をすべてゴールデンスコア（延長戦）で制すなど、粘り強い柔道を展開して見事に初優勝を飾った。全5試合の合計試合時間は39分23秒。なかでも、試合時間が12分に迫る死闘となった前田千島（三井住友海上）との準決勝は会場を大いに沸かせた。

また、12月の柔道グランドスラム大阪2019でも、勝利は逃したものの世界ランキング17位のパク・ダソル（韓国）と9分を超える熱戦を演じるなど健闘を見せた。

4月には3年ぶりとなる全日本選抜柔道体重別選手権大会への出場が期待され、講道館杯2019に続くビッグタイトル獲得を目指してほしい。