2019年の全日本実業柔道個人選手権大会で準優勝に輝いた土井健史（三重県体育協会）。

惜しくも大会初優勝は逃したが、同じく準優勝した2016年の柔道グランドスラム東京以来の決勝進出を果たし、講道館杯全日本柔道体重別選手権大会（以下、講道館杯2019）への出場権を勝ち取った。

3年ぶりの出場となった講道館杯2019では初戦を合技、3回戦を一本勝ちして、4回戦で海老沼匡（パーク２４）と対戦。試合序盤は互角の戦いを演じたが、中盤に豪快な一本背負投を浴びて技ありを献上。その後も劣勢を強いられ優勢負けを喫した。それでも敗者復活戦では、全日本ジュニア柔道体重別選手権大会王者の塚本綾（日本体育大学2年）を一本で退け、3位決定戦も袖釣込腰と小内巻込の合技で細木智樹（皇宮警察）に完勝。2016年大会以来4度目の3位入賞を果たし、大会後に全日本柔道連盟のB強化指定選手に復帰した。