2019年9月の全日本実業柔道個人選手権大会に出場して、3位入賞を果たした小林悠輔（旭化成）。

ケガで全日本選抜柔道体重別選手権大会を欠場し、全日本実業柔道団体対抗大会を経て本格復帰となった大会初戦で優勢勝ちを収めると、3回戦以降は3試合連続の一本勝ち。尻上がりに調子を上げ、2年ぶりの大会制覇に期待が高まったが、準決勝では北野裕一（パーク２４）の巴投を浴び優勢負け。決勝進出を逃し、優勝を同僚の二見省吾（旭化成）に譲ったが、表彰台をしっかりと確保し復調をアピールした。

2018年は全日本選抜柔道体重別選手権大会で3年連続の3位と結果を残し、アジア競技大会 柔道競技（ジャカルタ）では男女混合団体戦のメンバーとして金メダル獲得に貢献した。一方で、国際大会の個人戦では早期敗退が続いており、準優勝に輝いた2017年の柔道グランドスラム東京以来となる、IJFワールド柔道ツアーでの上位進出が待ち望まれる。