2019年2月に開催された柔道グランドスラム・パリで銅メダルを獲得した梅木真美（綜合警備保障：ALSOK）。

得意の寝技で1・2回戦を連続一本勝ちするなど順調な滑り出しを見せたが、3回戦でチェンフェイ（中国）に優勢負け。それでも敗者復活戦に勝利すると、佐藤瑠香（コマツ）との3位決定戦ではゴールデンスコア（延長戦）の末に横四方固で一本を奪取。2017年以来となるグランドスラム大会での優勝とはならなかったが、ライバルとの直接対決を制して銅メダルを確保した。

しかしながら4月の全日本選抜柔道体重別選手権大会では、準決勝で佐藤瑠香に敗れ3位にとどまり、9月に東京で開催される世界柔道選手権大会の代表の座を逃してしまった。

2018年は柔道ワールドマスターズ・広州で初優勝を飾り、3年ぶりに講道館杯全日本柔道体重別選手権大会を制覇。来年に迫った東京五輪（柔道）で、初戦敗退を喫したリオデジャネイロ五輪（柔道）の雪辱を果たすため、今後も負けられない戦いが続く。