2018年11月の柔道グランドスラム大阪で金メダルを獲得した土井雅子（JR東日本）。女子63kg級で出場した日本人選手では唯一、1回戦からの登場となったが、2回戦で世界ランキング7位のトライドス（ドイツ）に勝利して勢いに乗ると、準決勝ではリオデジャネイロ五輪（柔道）金メダリストのトルステニャク（スロベニア）から崩上四方固で一本を奪取。日本人対決となった決勝でも、2018年アジア競技大会 柔道競技王者・鍋倉那美（三井住友海上）と互角の戦いを演じ、ゴールデンスコア（延長戦）にもつれた熱戦を制してIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った。

2018年は全日本実業柔道個人選手権大会に優勝し、講道館杯全日本柔道体重別選手権大会では2連覇を達成。特にシーズン後半の活躍は目覚ましく、その勢いをどこまで持続できるか、2019年2月に開幕する柔道グランドスラム・デュッセルドルフ（ドイツ）での戦いに注目が集まる。