著名な柔道選手インタビュー

  

角田夏実3/3

2018年の柔道グランプリ・ブダペストで優勝し、2019年の柔道グランドスラム・パリでは2位を獲得するなど、女子52kg級で目覚ましい活躍が注目されている角田夏実選手。現在に至るまでの経歴や、学生時代にスランプで苦労した過去、同じ52kg級のライバルに対する目標などを語って頂きました。

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怪我に悩まされた社会人時代

怪我に悩まされた社会人時代

実は社会人になってすぐに膝の手術を受けています。

大学4年生のときに膝が痛くなり始め、そのまま講道館杯全日本柔道体重別選手権大会(以下、講道館杯)に出場しましたが、膝の影響もあり、結果は初戦敗退。この結果、強化選手から外れてしまいました。了徳寺学園は、強化選手からしか職員を採用しないため、あのときの危機感は、今でも良く覚えています。

今手術をして復帰しても、次の講道館杯で結果を残せるかを考え、最初は手術をせずに練習に参加していましたが、やはり膝が崩れてしまい、諦めて手術を受けたのです。

その後、2015年シーズンの1年間はトレーニングだけ。その頃は「次の職を考えなければ」と思うほど追い詰められていましたね。

強化選手に戻れなければ、仕事も変えなければいけない。もう柔道をする機会がなくなる…。そう考えたときに、あれだけ辞めたいと思っていた時期があった柔道がなくなったら、自分に何が残るのだろうと思ったのです。

そのときに、自分は「本当に柔道が好き」なのだと気付きました。その1年間は「勝ち続ければ、それだけ柔道を続ける期間が延びる」と考えながらリハビリや練習に取り組みましたね。必死の思いがあったからこそ、2016年の講道館杯が優勝につながったのだと思います。

同門相手と戦った2017年ブダペスト世界柔道選手権大会

同門相手と戦った2017年ブダペスト世界柔道選手権大会

2017年のブダペスト世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)では、決勝戦で同じ了徳寺学園の志々目愛選手と対戦して負けてしまいましたが、当時2位が取れるなんて思っていなかったので、すごく喜んだのを覚えています。

その後、1位と2位の差がすごく大きいと実感。だんだん悔しさがこみ上げてきました。しかしその反面、自分が世界選手権で2位になれるとは思ってもいなかったので、この称号がかえって自分の中でプレッシャーになってしまったのです。

結局、嬉しい反面、再び柔道をするのが少し嫌になってしまい、今後はどう柔道と向き合っていくべきか考えるようになりました。

柔道が好き

柔道が好き

柔道とどう向き合うか迷い、世界2位のプレッシャーから解放されたのは、2018年2月の柔道グランドスラム・パリ。やっと気持ちが吹っ切れ始め、「自分の柔道をやるしかない」と思えるようになったのです。3月の合宿では、「自分は柔道が好き」という気持ちに。初心に戻ることができました。

2018年の全日本選抜柔道体重別選手権では、完全に気持ちも吹っ切ることができていたので、優勝につながったと思います。

現在の52kg級は阿部詩選手や志々目選手が常にライバル。中でも阿部選手は一歩リードしています。対策としては、得意の寝技以外にも、立ち技でも勝負ができるよう取り組んでいる最中ですね。

今後の目標に向けて

今後の目標に向けて

2019年に開催される東京世界選手権や、2020年の東京五輪(柔道)に出場しようと思うと、4月に行なわれる全日本選抜柔道体重別選手権で優勝することが絶対条件です。

今は、その大会に向けて得意の寝技を鍛えつつ、立ち技でも戦えるように、技のレパートリーを増やす練習を行なっています。ここまで来たからには後悔のないように、気持ちの面でも楽しめるように取り組んでいきたいです。

インタビュー:2019年3月

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今回著名な柔道選手としてインタビューしたのは、女子52kg級にて活躍する角田夏実選手です。幼い頃から体を動かすことが好きで、父に誘われたことで始めたという柔道。中学生のときに敗北を経験したことで柔道にのめり込み、高校時代は過酷な練習をこなしました。一時期は柔道を辞めようと考えるも、大学生になって柔道を楽しく取り組むことが自分らしさだと気づき、社会人になった今もその気持ちを大切に柔道と向き合っています。様々な大会で成績を残し続ける角田選手の幼い頃から現在、これからに至るまでのインタビューをご覧下さい。

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