著名な柔道選手インタビュー

  

大野将平3/4

井上康生監督に「金メダルに一番近い男」と称され、その言葉通りリオデジャネイロ五輪(柔道)73kg級で金メダルを獲得した大野将平選手。
その強さを育てた学生時代の思い出や、リオデジャネイロ五輪(柔道)での心境、また4年後の東京五輪(柔道)に対する思いも語って頂きました。

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金メダル獲得に向けた稽古

金メダル獲得に向けた稽古

リオデジャネイロ五輪(柔道)のような何が起こるか分からない大会でも、運ではなく実力で勝たなければならないと思っていましたので、「心・技・体の3つで外国人を上回る」ということはずっと考えていました。

自分が1割の力しか出せないときに相手が10割の力を出してきたとしても勝てるくらいの、圧倒的な力の差というものが必要だと思って稽古をしていました。

試合というのは想定外のことが起こりうる場だと思いますが、試合が近付いて調整段階に入ってからは「あらゆる想定外を想定内にする」ということを意識していましたね。

6月くらいにはすでに試合ができる状態になっていて、あとはコンディションとピークを落としすぎないように山と谷を作って、という段階でした。「いつでも試合ができるぞ、早く試合がしたいな」という気持ちでしたね。

金メダルに一番近い男

金メダルに一番近い男

井上康生監督からは「7人の中で一番金メダルに近い男」だと言われ、正直とてもプレッシャーでした。でも逃げていても仕方がないですし、自分に期待してくれているのだからやるしかない、と思いましたね。

大会前、井上監督には「今のお前はアテネのときの俺に似ている」と言われていました。井上監督はアテネ五輪(柔道)までずっと一本で勝っていて、練習にも打ち込んで、敵がいなかったと。

でもアテネ五輪(柔道)で負けてしまったとき、井上監督は「勘違いをしていた」と思ったそうなんです。だから私には「練習では圧倒的にお前は強いが、そういう部分に色気が出るんだ。俺を反面教師にしろ」と、ずっと言っていました。

大会3日目、金メダル0の中で臨んだ初戦

大会3日目、金メダル0の中で臨んだ初戦

個人戦ではありますが、井上ジャパンとしての団体戦でもありますので、「金メダルが欲しい」という日本チームの雰囲気は伝わっていましたし、私は獲って当たり前だと思われているのだろうというのも分かっていました。しかし、もう「自分は自分だ」と思って臨みましたね。

独特な雰囲気はもちろんありましたが、始まってしまえば他の国際大会と同じだと私は思いました。前日もよく眠れましたし、さほど緊張はしませんでした。

自身の成長を感じた準々決勝

自身の成長を感じた準々決勝

準々決勝はロンドン五輪(柔道)66kg級金メダリストのラシャ・シャフダトゥアシビリ選手(ジョージア)との対戦。早い段階で技ありを取りましたが、その後にも、もう一度投げようと思えば投げられたかもしれません。

ですがそこで、「リスクを冒さない方が良い」という自制が働いたと言いますか、自分をしっかりコントロールして、丁寧な組み手で向かい合うことができました。今思えば、あの場面で一本を取っていれば全試合オール一本でしたので、悔しくもありましたが、でもそれはそれで良かったのだと思います。

相手がロンドン五輪(柔道)金メダリストであるというプレッシャーはありませんでした。ただ、シャフダトゥアシビリ選手は初めて試合をする相手だったので、そういった意味では怖かったですね。初めての対戦なので、何が起こるか分からないという怖さはありました。

金メダルを獲得した瞬間の心境

金メダルを獲得した瞬間の心境

集中していましたし、「嬉しい」という気持ちよりも「やっと終わった」という安心感の方が強かったですね。

観客席で関係者や先輩方が喜んでくれているのを冷静に見ていました。特に金丸雄介コーチはジュニアの頃からお世話になっていますし、とても喜んでくれていたと思います。

インタビュー:2016年9月

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東建グループがお届けする柔道情報サイト「柔道チャンネル」では、リオデジャネイロ五輪(柔道)を終えた選手・監督のインタビューを一挙公開!今回は、リオデジャネイロ五輪(柔道)73kg級で見事金メダルを獲得した大野将平選手にお話を伺いました。親戚と兄の影響で7歳から柔道を始め、講道学舎、世田谷学園高校、天理大学と、着々と柔道家への道を歩んできた大野選手。現在は天理大学大学院と旭化成に所属し、数々の大会で優勝を飾っています。こちらのページでは、井上康生監督に「金メダルに一番近い男」と言わしめた大野選手の強さの秘密や、リオデジャネイロ五輪(柔道)でのエピソード、4年後の東京五輪(柔道)に対する思い、ファンへのメッセージなど、貴重なお話をたっぷり掲載。
柔道好き必見の大野将平選手インタビューを、ぜひお楽しみ下さい。

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