著名な柔道家インタビュー

  

南條充寿2/3

4歳から柔道を始め、全日本柔道連盟の強化選手として活躍。現在は仙台大学教授として柔道部の総監督を務めながら、全日本女子代表チームの監督に就任している南條充寿氏。
これまでに選手、北京五輪(柔道)代表チームの総務、コーチ、そして監督と幅広い経験を積んできた中で得たもの、そしてリオデジャネイロ五輪(柔道)で感じた思いや、これからの大会を勝ち抜くための戦略を語って頂きました。

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リオデジャネイロ五輪(柔道)に対する思い

リオデジャネイロ五輪(柔道)に対する思い

2013年の世界選手権で金メダルを獲れなかったこともあり、「全日本の目的を達成するためには、なんとしても金メダルを獲らなければならない」という思いがありました。そのためのアプローチを選手たちにもしてきて、世界選手権の金メダル獲得数も徐々に増えてきました。

でも、リオデジャネイロ五輪(柔道)ではこうはいかない。これまで全日本に協力させて頂きアテネから毎回現地に行かせてもらい、世界選手権とは全く空気が違うということは感じていましたので、「厳しい戦いになるな」とは思っていました。

日本の優位とされている軽量級で、なんとしても良い形でスタートを切りたい、という気持ちがありましたが、これまでの世界選手権での反省が活かしきれていない結果だと受け取りました。選手たちはメダルを奪取し頑張ってくれましたが、もう少し何かできることがあったのではないか、という反省があるのが正直な所です。

70kg級で金メダルを獲得した田知本遥選手

70kg級で金メダルを獲得した田知本遥選手

70kg級の田知本遥は、前回のロンドン五輪(柔道)で7位という成績。その悔しさがすべて解放された試合だったと思います。

あの階級はすべての選手が優勝できる力を持っていて、本当に混戦の状態でした。さらに2回戦では第1シードのキム・ポリング選手(オランダ)との対戦ということで、厳しい戦いになると思ったのですが、そのとき本人は「そこで勝てば私が第1シードですよね」という気持ちであったようです。そのような田知本の「思い」を、すべて出せた内容だったと思います。

そして決勝戦に田知本が相手を押さえ込んでいた最中ですが、正直な所私の頭の中は真っ白でした。小外掛けが上手く決まったときには、私は「一本だ」と思ったのですが、残念ながら技ありと判定され、加えて相手は世界選手権を二度も制している強豪、ジュリ・アルベアル選手(コロンビア)。

日本にも何度も練習に来ていて、田知本の戦略も丸裸にされている状態だと感じていたので、とにかく「これで逃げられたらまずい」という思いだけでしたね。

リオデジャネイロ五輪(柔道)のために積み上げたもの

リオデジャネイロ五輪(柔道)のために積み上げたもの

2013年の世界選手権で金メダルを獲れなかったことを受けて原点に立ち返り、データ分析を行ないました。日本人選手の技術力というのは、非常に高いものがあります。ですがその技術力が相手に当たらない、そしてペナルティや技でのポイントを先行される所に大きな敗因があるのではないかと思い、それを避ける対策をしました。

それが功を奏してか世界選手権ではそういったケースが少なくなり、メダルの数が増えたと思います。ですからリオデジャネイロ五輪(柔道)に対しても同じような形で、できるだけポイントを先行するための準備をしてきました。

しかし今回、ギリギリの所で罰則を先行されて負けてしまうケースもありました。そういう対策を活かしきれなかった点は、もちろんこれからスタッフと検証をしていこうと思います。

インタビュー:2016年8月

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東建グループがお届けする柔道情報サイト「柔道チャンネル」では、リオデジャネイロ五輪(柔道)を終えた選手・監督のインタビューを一挙公開!今回は、リオデジャネイロ五輪(柔道)7階級中5階級で見事メダルを獲得した女子代表チームの監督、南條充寿氏にお話を伺いました。全日本柔道連盟の強化選手として活躍し、北京五輪(柔道)代表チームの総務、ヘッドコーチ、そして監督と幅広い経験を積んできた南條氏。幅広い経験の中で得たものや、女子代表監督としての苦労、そしてリオデジャネイロ五輪(柔道)で感じた思いをたっぷり語って頂きました。また今後の目標や、4年後の東京を目指す選手たちへのアドバイスもございます。
柔道好き必見の、南條充寿監督インタビュー。ぜひお楽しみ下さい。

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