著名な柔道家インタビュー

  

増地克之2/2

桐蔭横浜大学や筑波大学での指導経験を経て、2020年東京柔道競技(五輪)に向け全日本女子監督に就任した増地克之監督。
そんな増地克之監督に、学生・現役時代のエピソードや、東京柔道競技(五輪)に向けた指導計画などを伺いました。

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全日本女子監督就任が決まったときの心境

全日本女子監督就任が決まったときの心境

2020年の東京柔道競技(五輪)に向けた全日本女子監督就任のお話を頂いたときは、青天の霹靂と言いますか、「まさか私にそんなお話がくるとは」という気持ちでした。

誰もが経験できる役目ではないですし、「これまでお世話になった柔道界に恩返しをしたい、日本の柔道を発展させるために微力ながら力になりたい」と思い、引き受けさせて頂きました。

「男女公平」の指導方針

「男女公平」の指導方針

色々な考え方があるとは思いますが、私は「男子だから、女子だから」という考え方をせず、男女公平をモットーに指導をしていきたいと思っています。筑波大学でも男女両方を指導していましたし、やはり「選手を公平に見ていく」のは大事なことだと感じます。

筑波大学女子柔道部でコーチを務める妻(増地千代里氏)からも、「筑波大学でやってきたことをそのまま踏襲してやっていけば良いんじゃないか」と言われていますしね。

リオデジャネイロ柔道競技(五輪)から感じたこと

リオデジャネイロ柔道競技(五輪)から感じたこと

南條充寿監督が就任されてからリオデジャネイロ柔道競技(五輪)まで4年もなかったと思いますが、そうした状況でも5つのメダルを獲得できたということは、南條充寿監督の指導の成果が出たということなのかなと思います。

ただ、私も現地で試合を見させて頂きましたが、金メダルを獲得した田知本遥選手以外の選手に関しては「ここで勝てば金メダルを獲れる」というような大事なところで負けていた部分が見受けられたので、「ここ一番での勝負強さ」の強化が必要になります。

国際柔道競技(五輪)の場合、特にマークすべき選手は各階級につき3人くらいと思っています。ですから東京柔道競技(五輪)に向けては、リオデジャネイロ柔道競技(五輪)以上に、その3人に勝つための研究や対策を練らなければならないと考えています。

「寝技」を強化することの重要性

「寝技」を強化することの重要性

女子選手は男子選手に比べると体の柔軟性に秀でていますし、細かい練習や反復練習を得意としている選手が多いので、そういった部分を活かせる寝技を強化していきたいです。

寝技はやればやるほど強くなりますし、立ち技にも良い影響を及ぼすようになります。精神的にも根気強くなりますから、相手選手と競り合ったときに負けない強さを身に付けさせなければいけません。

リオデジャネイロ柔道競技(五輪)での日本人女子選手が寝技で勝利して救われたケースを見ても、やはり4分間という試合時間の中でいかに寝技のチャンスを逃さずに戦うかということが重要になってくると思います。

東京柔道競技(五輪)出場を目指す選手達に向けて

東京柔道競技(五輪)出場を目指す選手達に向けて

東京柔道競技(五輪)は自国開催ですし、誰もが出場したいと思っている舞台だと思います。その中で、他の選手以上に「私が出場するんだ」という強い気持ちを持ちながら、これからの大会や日々の生活を過ごし、良いパフォーマンスをして欲しいです。

どれだけ実力を持っていたとしても最終的にはやはり気持ちの部分が大切になってきますので、「絶対に代表権を得て金メダルを獲る」という強い気持ちのある選手が代表入りをし、金メダルを掴むのだろうと思います。

東京柔道競技(五輪)に出場することを一番に考えて、練習や日々の生活に取り組んで欲しいですね。

インタビュー:2016年11月

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柔道大会情報や柔道家・選手紹介など、柔道に関する様々なコンテンツを発信する「柔道チャンネル」。「著名な柔道家インタビュー」では、日本の柔道界を支える柔道家達の貴重なインタビューをお届け致します。今回お話を伺ったのは、2020年の東京柔道競技(五輪)に向け全日本女子監督に就任した増地克之監督。現役時代は95kg超級の選手として活躍し、全日本柔道選手権大会に13回出場を果たすなど、記録的な成績を残しました。現役引退後は、桐蔭横浜大学や母校である筑波大学で指導者を務め、全日本学生柔道優勝大会などでチームを優勝へと導いています。そんな増地克之監督に、指導者になったきっかけやリオデジャネイロ柔道競技(五輪)を見て感じたこと、そして東京柔道競技(五輪)で勝利するための作戦を伺いました。
柔道好き必見の、増地克之監督インタビュー。ぜひお楽しみ下さい。

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