柔道関連書籍紹介

高い志を持って勝負にこだわり、引退後も柔道界の発展に尽くしてきた佐藤宣践氏。
佐藤氏の柔道人生を記した自伝書「力必達」には、柔道の魅力や柔道界に対する熱い思いが綴られています。

佐藤宣践先生退職記念集「力必達」

力必達
目次

1.はじめに−「力必達」と「尽己」

柔道の魅力を文章で上手く表現したい。柔道に魅了された者なら誰しもそう思うだろうが、これがなかなか難しい。
この度、恥を承知で筆をとったのは、東海大学体育学部を定年退職するにあたり、これまで歩んできた柔道人生を振り返ってもらいたいと、教え子から依頼を受けたからである。私のささやかな経験が柔道を学ぶ者の励みになり、また指導者として汗をかいている教え子らの参考になるのであれば、教師冥利に尽きる。

運動能力に恵まれ、闘争心旺盛で、優れた技量を持つ者たちが激しくぶつかり合う勝負の世界において、ライバルと比して素質に劣る私が、不利を有利に、欠点を長所に変えて戦い抜き、選手と指導者の双方で「日本一になる」という目標を達成することができたのは、「好きこそ物の上手なれ」の言葉通り、何よりも柔道が好きであったからだと思う。

言い換えれば「柔道即人生」と深く自覚し、この道一筋に徹した結果だ。そして、それは良き師に恵まれ、良き友人、良き教え子に囲まれたお陰であり、心から感謝している。
当たり前のことだが、日々の稽古や試合の中で、すなわち体験を通して得る何物かが人生の真の力になると、私は確信する。私自身、柔道から実に多くのことを学んだ。中でも次の二つは骨身にしみ込んでいる。

■「力必達」

努めれば必ず達することができる。目標を持って挑戦し、諦めずに努力すれば、必ず達成することができる。

■「尽己」

己を尽くす。目標を達成することができなくても、自分自身のできることは全て出し切る。そうすれば納得できる。

「力必達」から「尽己」の境地へ、その過程をこれから振り返ってみる。


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