平成27年度金鷲旗高校柔道大会は本日最終日
男子の4回戦途中から決勝までが行なわれ、国士舘高校(東京都)が初タイトルを狙う大成高校(愛知県)を破り、4年ぶり8回目の優勝を果たしました
春の高校柔道選手権大会決勝と同じ組合せになった決勝戦では、先鋒から副将まで互いにポイントを与えない引き分けの接戦
決着は大将同士の戦いにもつれ、国士舘高校の山田伊織選手(3年)が大成高校の神鳥剛選手(3年)から横四方固めの合わせ技で一本を奪い勝利しました
試合終了後は、会場の拍手がしばらく鳴り止まないほど、本当に素晴らしい試合内容でした

大会終了後、
山田選手にお話をお伺いしましたが、1月にOBでオリンピック2大会連続金メダルの
斉藤仁さんが亡くなり、チームで現役時代の映像を見て「きつくても、きついそぶりをしない柔道を受け継ごう」と心掛けてきたそうです

大会期間中、国士舘高校の試合はすべて観戦しましたが、他のチームにはない国士舘高校の強さを肌で感じた瞬間でもあり、山田選手をはじめ、チーム全員が斉藤魂を継承しているのだと改めて感じました
国士舘高校は、春の
高校柔道選手権大会団体戦も優勝しており、今大会の優勝で高校柔道三大大会二冠を達成

8月に奈良県天理市で開催される
全国高等学校総合体育大会(インターハイ)柔道競技で
三冠に挑戦します

今年も熱戦続きだった
金鷲旗高校柔道大会
本当に見どころの多い試合ばかりでした

出場選手の皆さん、お疲れ様でした
平成27年度金鷲旗高校柔道大会は本日、女子の5回戦から決勝までが行なわれました
決勝では昨年大会準優勝の敬愛高校(福岡県)が、初のタイトル獲得を狙う大成高校(愛知県)を大将同士の激戦の末に破り、2年ぶり4回目の優勝を果たしました
敬愛高校は準決勝で昨年の覇者・埼玉栄高校(埼玉県)と対戦。大将同士にもつれ込む激戦を制し、昨年決勝で敗れた雪辱を果たしたのです
決勝戦は、春に行なわれた全国高校柔道選手権大会で準優勝の実績を誇る強豪校との対戦
先勝され後がなくなった敬愛高校でしたが、大将の児玉ひかる(2年)選手がリードを奪い返し、逆転で勝利しました

試合後の記念撮影では写真からもわかるように、
敬愛高校の選手の皆さんは、金鷲旗を囲み最高の笑顔でカメラ

に応じてくれました


また
男子は本日、2回戦の残りから4回戦の途中まで行なわれ、春の
高校柔道選手権大会に続き、高校柔道三大大会二冠と大会連覇を狙う
国士舘高校(東京都)や大会連覇を狙う
修徳高校(東京都)をはじめ、
大成高校(愛知県)、
天理高校(奈良県)ら第1シードの強豪校が順当に勝ち進みました


明日(24日)、
男子の4回戦途中から決勝戦までが行なわれ、男子の優勝校が決定します
皆さん、こんにちは
8月に開催される世界柔道選手権大会(アスタナ=カザフスタン)男子日本代表が7月2日に、スペインとリオデジャネイロでの合宿へと成田空港から出発
しました。
昨年は高市賢悟選手(東海大学)とベイカー茉秋選手(東海大学)の柔道着が盗まれる珍事件が発生し、巷を賑わせたスペイン合宿ですが、今年は海老沼匡選手(パーク24)や大野将平選手(旭化成)を始めとした面々が参加しています。
世界柔道選手権大会4連覇を狙う66kg級の海老沼匡選手は、4月下旬に左肩を負傷し、本格的な稽古を2週間前に再開したばかり。
「今はかけられる技が少ない。右手をうまく使わなければいけない」と慎重さを見せつつも、「探り合いになると思うが、本番前に外国人選手と組んでおきたかった」と気合は十分
73kg級の
大野将平選手は、
「階級にこだわらず、強い選手と競り合う感覚を養う」と意気込みを見せてくれています

また世界柔道選手権大会・女子日本代表も7月3日に、スペイン合宿に向けて成田空港を出発

しました。
今回の合宿には2013年大会のあと、1年間程休養し2014年から復活した48kg級
浅見八瑠奈選手(コマツ)も、2年ぶりに参加しています
「前回はいろいろな形から投げられて勉強になった。外国人の接近戦も研究したい」と意気込む姿に、世界柔道選手権大会の活躍に期待が膨らみます


その他には、昨年の世界柔道選手権大会48kg級の覇者、
近藤亜美選手(三井住友海上)や、同大会で63kg級3位となった
田代未来選手(コマツ)らも合宿に参加
外国人選手と直に手合わせできるこの機会で、選手たちがどんな進化を遂げるのか、世界柔道選手権大会が今から楽しみですね
