柔道ニュース

「全日本柔道選手権」大会レポート@

優勝した鈴木桂治選手

体重無差別で日本一を争う柔道三大大会のひとつ「全日本柔道選手権大会」が2011年4月29日(金・祝)、日本武道館(東京都)で開催された。

アテネオリンピック100kg超級金メダリストの鈴木桂治選手が決勝で、昨年の世界柔道選手権大会(以下、世界選手権)100kg級で金メダルを獲得した穴井隆将選手に大外返しで一本勝ちし、4年ぶり4回目の優勝を果たした。

全日本柔道選手権大会4回の優勝は、山下泰裕氏の9回、小川直也氏の7回に次いで3位の記録だ。前回優勝時から4大会ぶりの優勝は、1959年に初優勝し、1963年に再び優勝した猪熊功氏と並び最長タイ記録である。

「夢じゃないかと思う」。鈴木桂治選手は今年3月に、全日本柔道選手権大会で優勝する場面を夢に見てきた。4回目の栄冠に輝いたベテランはまるで初優勝をしたかのように喜んだ。

北京オリンピックは初戦、敗者復活戦と2試合連続の一本負け。その後も好結果が出せず、「引退」を何度も考え、心を奮い立たせながら、ひたむきに柔道と向き合った。

「この年で秒殺なんてできないし、ひたすらチャンスを待ち、徐々に相手を追い詰めて勝つしかありません」。強さを見せつけた過去3回の優勝とは異なり、うまさと精神力が際立った「経験」が生きた内容だった。

世界選手権(フランス・パリ)の代表にも選ばれ、初戦負けをした昨年の世界選手権(東京)の屈辱を果たす機会を得た。「全日本のチャンピオンは世界一じゃなきゃいけない。また夢を見るぐらいの気持ちで、何が何でも勝ちます。」

世界を知るベテラン選手の台頭が待ち望まれるなか、3度も世界の頂点(2000年アテネオリンピック、2003年、2005年世界選手権)に立った男の新たなスタート。再び世界で闘う男の挑戦が今始まる。

鈴木桂治選手の主な戦績

オリンピック・世界選手権における鈴木桂治選手の戦歴をご紹介します。

オリンピック柔道競技

※階級は100kg超級

2000年
金メダル (オーストラリア:シドニー)

世界柔道選手権大会

※階級は2003年・無差別級、2005年・100kg級にて出場

2003年
金メダル (日本:大阪)
2005年
金メダル (エジプト:カイロ)

鈴木桂治選手のプロフィール・戦歴


柔道チャンネルでは、柔道部・日本柔道・国際柔道・世界柔道・柔道整復師・柔道整復師専門学校・接骨院の関連情報がご覧頂けます。また、柔道大会情報や柔道家・選手紹介、柔道組織情報、柔道お役立ち情報など柔道に関する情報が満載です。

注目ワード