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塚田真希選手 現役引退

塚田真希選手 現役引退

女子柔道78kg超級の日本代表で、アテネオリンピック金メダル、皇后盃全日本女子柔道選手権大会9連覇など、数々の実績を残した塚田真希選手(綜合警備保障)が、12月24日記者会見を行ない現役引退を発表した。

塚田選手は東海大学時代に頭角を現し、2002年に皇后盃全日本女子柔道選手権大会で初優勝。169センチという小柄ながら力強い大外刈りを武器に、アテネオリンピックでは日本女子柔道最重量級、初の金メダルを獲得。

他にも、全日本選抜柔道体重別選手権大会6連覇、北京オリンピック銀メダルなど、輝かしい成績を誇る。

塚田真希選手の主な戦績

オリンピック・世界柔道選手権・皇后盃全日本女子柔道選手権・全日本選抜柔道体重別選手権における塚田真希選手の戦歴をご紹介します。 (階級は78kg超級。ただし2007年世界柔道選手権は無差別級にも出場)

オリンピック柔道競技

2004年
金メダル
(ギリシャ:アテネ)
2008年
銀メダル
(中国:北京)

世界柔道選手権大会

2003年
銀メダル
(日本:大阪)
2005年
銅メダル
(エジプト:カイロ)
2007年
金メダル 無差別級
(ブラジル:リオデジャネイロ)
2007年
銀メダル 78kg超級
(ブラジル:リオデジャネイロ)
2009年
銅メダル
(オランダ:ロッテルダム)
2010年
銅メダル
(日本:東京)

皇后盃全日本女子柔道選手権大会

2001年
銅メダル
2002年〜2010年
金メダル

全日本選抜柔道体重別選手権大会

2000年〜2002年
銅メダル
2003年〜2008年
金メダル
2009年〜2010年
銀メダル

北京オリンピックでは銀メダルという結果に、2012年ロンドンオリンピックでの雪辱を期していたが、昨年9月の世界柔道選手権大会では銅メダル。

10連覇の懸かる2011年4月の皇后盃全日本女子柔道選手権大会に向けて、現役続行の可否が注目されていたが、かつての最大のライバルで親友でもある、全日本女子:薪谷コーチから「中途半端な状態で畳に上がる姿を見たくない」と言われ、「はっきりとケジメをつけよう」と現役引退を決心した。

会見で塚田選手は、「止まることなく走り続けてきました。未練はまったくありませんし、よくやったと思います。燃えるものがなくなったというより、燃え尽きた気持ちが強く、スッキリとこの日を迎えられました。」と語った。

今後については、指導者を目指すとした上で、「まだ漠然とした夢だが、語学留学などを通じて見聞を広め、自分を支えてくれた柔道に恩返しがしたい」と、意気込みを語り、笑顔で自身の柔道人生をねぎらった。

12月のグランドスラム・東京大会の女子78g超級では、21歳の田知本愛選手が優勝。世界柔道選手権を制した杉本美香選手に続き、若手も台頭している。

今後は指導者の立場として、皆の精神的な柱となり、日本女子柔道界を牽引してくれるだろう。

全日本柔道連盟 会長・強化委員長・監督のコメント

全日本柔道連盟:上村春樹会長コメント

長く日本の女子柔道界を引っ張ってくれた存在。ぜひ、皇后盃全日本女子柔道選手権大会10連覇を目指してほしかったので残念ですが、指導者として日本柔道の発展に尽力してくれると思う。

全日本柔道連盟:吉村和郎強化委員長コメント

長らく日本人にとって大きな壁だった重量級において、塚田がアテネオリンピックで金メダルを獲得したことは、日本女子柔道史上、大きな貢献だった。今後どんな人生を歩んでいくかは分からないが、これからの塚田の活躍に期待している。

全日本女子:園田隆二監督コメント

長い間ご苦労様でした。塚田が引退するのは、大変寂しい気持ちがあります。しかし、目前に迫ったロンドンオリンピックを目指し、皆で一致団結して頑張っていきたいと思います。今後の新たな塚田の活躍に期待したいと思います。

塚田真希選手のプロフィール・戦歴


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